知的障害のグレーゾーンと言われショック…検査も受けたくないです

倉本梓

回答者
倉本梓
臨床心理士

ご質問

仕事をクビになったり、クビにならなかったとしてもモラハラ、パワハラの標的にされたり、生きづらさを感じて心療内科を受診しました。

 

すると、お医者さんに知的障害のグレーゾーンでは?と言われ、あまりにショックで検査を受けれないでいます。

 

私は今までの生きづらさ、それが何故なのか検査で調べたい気持ちもありますが、自分の望んでない結果だったら、これからどう気持ちを持てばいいのか分かりません。

 

結婚して子供も1人いて義理両親と同居していますが、たまに息苦しさを感じます。

回答

はじめまして、ご相談ありがとうございます。

 

お仕事でのトラブルが続いたり、ご家庭でも息苦しさがあるとのこと。

 

生きづらさに向き合おうと心療内科を受診されたのですね。

 

不安も大きかったと思いますが、勇気を出して受診されたことは本当に前向きな一歩だと思います。

 

ただ、そこで思いがけず知的障害の話が出たのですね。

 

突然のことでびっくりしたでしょうし、ショックも大きかったことでしょう。

 

すぐに受け入れられなくてあたりまえですよね。

 

検査をためらう気持ちも当然だと思います。

 

検査をどうしたらいいのか、どういう気持ちでいればいいのか、今後について、どうぞいっしょに考えさせてくださいね。

 

障害は、「その人の特徴」のひとつともいえます。

 

「病気」ではないので、生活もこれまでと変わりませんし、治療が必ず必要ということでもありません。

 

ですから、検査は焦らなくても大丈夫ですよ。

 

必要ないと思えばそれでもかまいません。

 

まずはしっかり、検査のメリットとデメリットを整理してみましょう。

 

あなたがおっしゃるように、「生きづらさが何故なのか」が分かるというのは、検査の大きなメリットのひとつです。

 

原因が分かれば納得できますし、「努力や我慢が足りないわけではないんだ」と安心できることもあります。

 

それだけではありません。

 

検査は、ただ「IQ○○→△△障害」となるのではなく、いろいろな面からあなたのことをみていきます。

 

あなたの得意、不得意が分かったり、日常生活にどう活かせばいいかアドバイスをもらうこともできるんです。

 

あなたに合っているのはどんな職場か、家庭ではどんなことに気を付けていればいいか、苦手なことはどう工夫していけばいいか…

 

検査結果から分かることはたくさんありますので、これから先あなたの生活の参考になることも多いはずです。

 

ですから、私としては、検査を受けることはあなたにとって役立つのではないかなと思っています。

 

ですが、検査のデメリットもしっかり考えていかなければいけませんね。

 

やはり大きいのは、恐さや不安です。

 

・望まない結果だったらショックを受けるかも

 

・障害があれば、その後どうすればよいのか

 

・まわりの人がどう思うか(もちろん、検査結果を伝える必要はありませんよ)

 

など、いろんな不安が次々出てくるのではないでしょうか。

 

どんなに役立つ検査でも、それで不安が高まっては受ける意味がないですよね。

 

大切なことは、あなたを担当する先生が、あなたの不安にしっかり寄り添ってくれるかどうかだと思います。

 

検査の結果を最大限に活かすには、あなたの困りごとにいっしょに取りくんでくれる医師やカウンセラーの協力が不可欠です。

 

今かかっている先生でもいいですし、別の先生を探してもかまいません。

 

・あなたの気持ちに寄り添ってくれる

 

・結果を分かりやすく説明してくれる

 

・今後の生活にどう活かしていけばよいか、アドバイスをくれる

 

そんな先生であれば、私も検査をおすすめしたいなと思います。

 

インターネットの口コミや、電話の応対も参考になりますし、実際に診察を受けてみてわかることもあります。

 

たとえば、こんなことに注目するといいかもしれません

 

・不安な気持ちを伝えても、受け止めてくれるか

・あなたが納得するまで説明してくれるか

・わからないことを質問しやすいか

・人柄が合うか

 

検査はきっとあなたの役に立つと思いますが、無理はしないでくださいね。

 

まずは、あなたの気持ちがいちばん大切です。

 

あなたが安心して話せる、信頼できる先生に出会うことができますように。

 

私も、あなたを応援しています。

シェア
ツイート
はてブ
あとで見る