男性だけど女性メイクをしたい…私はLGBTなのでしょうか?

2018.07.12公開 2018.07.17更新
鈴木さやか

回答者
鈴木さやか
臨床心理士

ご質問

私は、メイクを習った頃から自分でメイクするのが好きで、男性メイクじゃなくて、女性メイクをします。

 

以前は、家の中だけでしてたのですが、最近は、メイクをして出掛けますが流石にアイシャドウをしたままでかけられないし、でもしたくて下地の段階で濃く入れてファンデーションして、うっすらわかるようにして入れてます。

 

チークは、少しは、わかるように普通に入れますが。

 

ネイルも好きで、キラキラも好きで女の子だったら、可愛いネイル出来るのになぁと最小限キラキラしてはいますが、美容師目指しているお陰で、その辺は、何となく周りは理解してくれてるように思います。

 

ネイリストの女性がキラキラネイルやってたら、同じネイルをしたくなるんですよね。

 

でも、キモいかなぁって、思って男の気持ちもあるので、セーブしたりでも、本当は、やりたいなぁと思ってます。

 

恋愛対象は、女性です。

 

美容師目指してるけど、女性のヘアスタイルしか興味なく自分が憧れてるのかも知れません。

 

禿げてるから出来ないし、ウイッグもするつもりないし、したいとも思わないです。

 

こんな私ですが、やはり男性とは違う心を持ってる障害というか

 

楽にいきたいと思ってます。

 

芸能人で言えば、軽いりゅうちぇるさん位の気持ちです。

 

どうやって生きて行けば良いか判りません。

 

でも、自分を抑えたくないし、生活保護を受けていて、そんなに化粧品やネイル、美容代にお金かけられないけど、綺麗にしていたいです。

 

どうしたら、よいのでしょうか。

 

LGBTなのでしょうか?

 

だとしたら、カミングアウトしやすいのですが、宜しくお願いします。

回答

はじめまして。ご投稿、ありがとうございます。

 

ご相談、拝見させていただきました。

 

ご自分について、「LGBT」なのではないかとお感じなのですね。

 

女性のメイクやネイル、ヘアスタイルなどにも関心がおありとのこと。

 

そういった気持ちに、どう向き合っていけばいいのか分からなくなってしまったのですね。

 

これまでにも、様々な場面で迷いや葛藤がおありになったことと思います。

 

特にLGBTという言葉はとても新しいものであり、沢山の意味や要素を含みますから、ご自身が該当するのかどうかお悩みなられるのも無理はありません。

 

ご相談者様もご存知かもしれませんが、「LGBT」とは
・Lesbian(レズビアン:女性同性愛者)
・Gay(ゲイ:男性同性愛者)
・Bisexual(バイセクシャル:両性愛者)
・Transgender(トランスジェンダー:体の性に違和感のある人)

の4つの単語の頭文字からきています。

 

かなり広い意味を持つ言葉である一方で、実際にはこのどれにも該当しない…と感じている方もいらっしゃいます。

 

このように、性別やジェンダー(社会的に見た性の区別のことですね)にまつわる事情はかなり複雑です。

 

また、LBGTという言葉は正式な診断名ではなく、医学的には「性同一性障害」や「性別違和」といった言葉がよく聞かれます。

 

こういったことから、残念ですがお伺いしたことだけをもって、相談者さまに「あなたはこうだから、LGBTですよ」とは言い難いのが正直なところです。

 

ただその一方で、大切なのはご相談者さまが「LGBTかどうか」と言うよりも、ご自身を表現するのにどんな方法が「しっくりくるか、自然だと感じるか」ということではないかと感じます。

 

道に咲く花を綺麗だと感じるように、美しいものや華やかなものに心を惹かれることは、男女問わずに自然な感覚であるからです。

 

その対象がご相談者さまの場合、たまたま女性にまつわることであった…ということのように、私には思われます。

 

またおっしゃるように、ご自身を必要以上に抑えることはないと私も思います。

 

そのためには周りの方に、「女性のファッションをすると落ち着くんです」「自分について理解するために、LGBTについて学んでいるところなんです」と素直にお話されてみるのも、一つの方法かもしれませんね。

 

担当の職員さんとも相談しながら、経済的にも無理のない範囲で綺麗にしていけると良いなと感じます。

 

性やジェンダーにまつわることは、これから広く社会に認知されていくべき問題の一つです。

 

特に最近では、LGBTの4つに加えて「性自認が男性にも女性にも当てはまらないと感じている」、もしくは「男性や女性の垣根を超えた自己表現をしたい」という“Xジェンダー”といった考え方も登場してきています。

 

こういった点からご自身をとらえてみることも、自己理解の手助けになるかもしれません。

 

長くなってしまいましたが、何か少しでも参考になれば幸いです。

 

またこちらでお力になれることがありましたら、いつでもご連絡くださいね。

シェア
ツイート
はてブ
あとで見る