人前で過度な緊張が続きます。こんな自分が大嫌いです(20代・女性)

2017.05.09公開
佐藤文昭

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佐藤文昭
臨床心理士

 
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ご質問

人前で過度な緊張が続くようになりました。とくに人が多く閉鎖された空間(電車や会社や個室など)での緊張が強いです。

 

ある日、突然「全員が私を見ているのではないか、全員が私の声を聞いているのではないか」と不安になります。

 

緊張が強くなるほど、体が硬直したり震えたり声が出なくなったりします。

 

声を出さなければいけない場面で出すことができないので、周りに迷惑をかけますし、自分の不真面目な仕事態度にも腹が立ちます。

 

この症状が出るまでは学校を休んだことがなく、友達と話すのが大好きだったので、大学も仕事も辞めてしまって、友達と会うのも苦痛になり、こんな自分が大嫌いです。

 

症状と上手く付き合いながら働ける仕事に就き、自分のことを好きになりたいです。

 

人と関わらない仕事に就くべきなのでしょうか。

回答

再度、ご質問いただき、ありがとうございます。

 

また、ご丁寧にあなたの症状について教えていただき、ありがとうございます。

 

あなたの抱える症状は、社会不安障害にみられる特有の症状かと思われます。

 

おそらく、周囲があなたを見ているように感じたり、自分の声を周囲が聞いているように感じて不安になった時は(症状が初めて表れたとき)、何かしらの強いストレス状況下にいた可能性が考えられます。

 

一度、そういった不安感や恐怖感に襲われてしまうと、次に同じような状況になることを意識的に避けようとする心理が働きます。

 

あなたの場合は、閉鎖された空間や声を出さなければいけない場面がこれに当たるでしょう。

 

「また同じようなことが起きるんじゃないか」という不安感を「予期不安」と呼びますが、この予期不安と上手に付き合っていけるようになることが症状の回復につながっていきます。

 

また、不安感が強まると緊張感が高くなるために、呼吸が浅くなり、身体が硬直していきます。

 

これを意図的に緩めてあげる、呼吸法やリラクゼーションが効果的になります。

 

これらを自分のスキルの一つとして習得していくことが、症状と上手に付き合っていくことにもつながります。

 

代表的なものでは「認知行動療法」というものがあり、書店などでも入門書が手に入ると思いますで、是非一度手にとってみて下さい。

 

人と関わらない仕事に就くという選択肢も確かに大切ですが、それでは選べる職業も限られてきてしまいます。

 

まずは、あなたの症状のメカニズムをきちんと理解すること、そしてその対応スキルを習得することを目標に置きながら、取り組んでみられてはどうでしょうか。

 

もし、一人で取り組むことが不安なようであれば、心の専門家である臨床心理士と一緒に取り組んでみられてもいいかもしれません。

 

症状と上手に付き合えるようになり、少しでも自分のことを受け入れ、好きになれるよう、心より応援しています。

佐藤文昭

佐藤文昭

臨床心理士

おやこ心理相談室 室長

詳しい情報・お問合せはこちら

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