自分の頭で考えることが出来ず、親を憎んでしまいます

2017.06.09公開 2018.05.12更新
ロケ民子

回答者
ロケ民子
正看護師

ご質問

赤ちゃんの頃から、親に自分の話を聞いてもらった事がありません。私は2人姉妹の妹です。子供の頃から自分の中身が空っぽなのを実感してました。

 

自分の事を楽しそうに、もしくは誇らしく、もしくは卑下するように、とにかく自分の事を話す女の子が羨ましくて仕方ありませんでした。

 

また、自分は何故、自分の事を話せないのだろうと不思議に思ってました。

 

私は4人家族です。両親はかなりお喋りで、団欒時にはいつも自分達の話しばかりしていました。

 

わたしは聞くのは全く辛くない上に、わりと好みの話なのでいつも楽しく聞いてました。

 

学校では適当に話を作って、周りを笑わせていた様に感じます。しかし、適当に話すことしか出来なかったので、いわゆる「友情」というものが作れませんでした。

 

遊び仲間はいるけど、腹を割って話せる友達はいなかったです。

 

寂しいと思う程に自我がなかったので、泣いたりもしませんでしたし、親も妹は強い子と思っていたようで、とりあえず、少し弱い姉を優先にしたおかげか、姉は自己主張があったのですが(いわゆる反抗期)、私は全くありませんでした。

 

しかも、みんなこんなもんだろう。と思っていたので、変な目で見られていた事にも気づきませんでした。

 

しかし、社会人になって、マニュアル操作しか出来ない自分に気づきました。

 

マニュアル以外の事を頼まれると、頭が真っ白になる自分がいます。はじめは自分の知識が足りないから、覚えていけばいいやと思い、ひたすら暗記の日々。

 

しかし、仕事の成果は全く出ず…。そこまで暗記しているように見えない同期の子は成果を上げていく…。

 

そこで、自分は自分の頭で考えるという事が出来ない事に気づきまし。

 

また、優しくされると涙が出ます。

 

嬉しくてではなく、家で優しくされた事なんかなかったのでどう対応していいかわからず、やっぱり対応出来ない自分が恥ずかしくて涙が出たのです。

 

親が憎くなりました。自分の子供時代を奪ったのだと、、機械のように親の全てを受け入れる我が子に疑いもしなかった親が憎いです。

 

親は子育て成功と思っているのでしょう。私は殺したいほど憎くてたまらないのですが。

 

立派な親だと感謝していましたが、180度見方が変わりました。どうやったら憎しみを消せるでしょうか。もしくは私の考えが歪んでいるだけなのでしょうか。

 

とにかく、私も他の女の子達みたいに、一生懸命自分の頭で考えて、間違ってもいいから答えを出してみたいです。

 

が、今までの自分を捨てるのも悲しく、どうするのが一番なんだろうかと、何かしら答えがあれば教えていただけると嬉しいです。

回答

こんにちは。ご質問をいただきありがとうございます。

 

こうやって、ご自分の気持ちを他の人に聞いてもらおうと思い、行動したことはとても素晴らしいことです。

 

文面を拝見して、あなたは今まで他人のために生きてきたと感じました。

 

親に優しくされてこなかったと、とても寂しい思いをし、自分の意思を持って行動できないことを辛く感じていらっしゃるのですね。

 

そして、それは親の子育て方でそうなってしまった。と考えていらっしゃる。あなたはずっと人のために頑張ってこられたのだと思います。

 

きっと今まで、周囲の人が平和で波風立たず過ごせるように、知らずのうちに配慮して過ごしてきたのかもしれませんね。

 

きっとあなたは、誰とでもうまく付き合うことができるでしょうし、周囲の配慮できる人だと思います。

 

それはあなたの良い面ですし、あなたがいることで潤滑油となりうまく回っていたのだと思います。あなたの存在は、周囲にとってなくてはならない存在だったでしょう。

 

ですが、いつも周りの話を聞いていたり、合わせよう、楽しませようと周りのことを先に考えてしまう人に多いのが、自分の意見があったとしても相手を優先するがゆえ、自分の意見を無いものにして、過ごしていることです。

 

今のあなたは、それに気づいてきた状態なのでしょう。

 

あなたはご自分のことを意思の無い空っぽな人と書かれていますが、意思の無い人はいませんし空っぽな人もいません。

 

きっと意思を殺して過ごすうちに徐々に自分の感覚が麻痺してきたのだと思います。

 

少しずつ自分という感覚を取り戻していくことで、あなたもあなたらしさをどんどん発揮してくると思いますよ。

 

とはいえ、今の現状から抜け出すために、まず親への思いがありますね。親への憎しみの感情が出たのは良いことです。どんな感情もあなたの一部ですし、あなたの仲間です。

 

今まであったけれど、全く気付いていなかった感情に気づけたのです。

 

今は苦しいでしょうが、それは良かったことなのですよ。

 

これからは、その感情を少しずつ解きほぐしていく作業が必要になりますね。

 

二つお伝えします。

 

紙とペンを出して、あなたの両親への憎しみの思いを具体的に書き綴ってみてください。

 

いつ、どんことを言われて自分はどう感じたのか。どうして欲しかったのか。いろいろな思いがあると思います。出てこなくなるまで書き出してみてください。

 

全て出し尽くしたらその紙は破って捨ててください。

 

いろいろな感情が湧き上がってくると思いますが、どんな感情であれあなたには必要な感情です。

 

しっかり受け止めて、「そう思っていたんだね」と自分で自分をわかってあげてくださいね。

 

次に、何日か置いて親があなたにしてくれた全てのことを書き出してみてください。あなたの親は、あなたに何をしてくれましたか?

いろいろと書き出してみてくださいね。

 

最後に、あなたの頭で考える、あなたの感覚を取り戻すエクササイズでも二つ。

 

一つは日記を書くことをしてみてください。

 

ただ日常起きたことの羅列ではなく、何か心がざわついた時に、なぜそう感じたのか深く掘り下げて日記に書きます。

 

書き出すことで言語化する際に、思考の訓練になりますので挑戦してみてくださいね。

 

二つ目は、選択するときに何となく選ぶのではなく、しっかり自分に聞くことです。

 

例えば何か飲む、服を選ぶ、食べるものを決めるときなど、「自分は何を選びたい?」と確認をして意思を持って選ぶ練習をしてみてください。

 

この練習を繰り返すうちに、あなたもしっかりと自分の意見を持てるようになってきます。

 

今までの事は今のあなたを創る上で必要なことでしたし、捨てる必要もありません。

 

もし、今その状態が不都合なら、これから少しづつ不都合な部分を変えていけばいいのです。

 

あなたは自分で自分の人生を選択していくことができるのです。

 

あなたのことを応援しています。また何かあればいつでも相談してください。

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