両親や夫を頼りたい気持ちが全くない…頼れるのは上司だけ
お返事ありがとうございます。久々に大粒の涙がこぼれました。
信頼できる上司と一緒に働くようになって、約一年半がたとうとしています。
そんなに長く一緒に働けないことはわかっています。短ければ、来年の年度末で人事異動になる可能性はあります。
だから私は、上司が近くにいる間に、なんとか自分の気持ちをコントロールできるようになっていたいと思うんです。
私の両親は、私のことを「出来の良い娘」だと思っています。子どもの頃から感じています。
だから、両親は私の弱っている姿や困っている姿を受け入れられず、私を責める形で自分たちを保とうとします。
心の病気の人をバカにしていた両親の姿を見てきているから、私は自分の心の病気の話を両親に知られたくありません。
PTSDや解離性障害、両親には理解できない領域だと思います。
一年ほど前から私には記憶のない行動が始まりました。
最初のうちは、普段気になっているけどきつくてできないことを無意識にやってしまっている状態でした。
目が覚めると大量に料理をしていたり、大量のゴミ袋をいつのまにかゴミ集積場に持って行っていたり。
でも、いつ頃からか、上司に全く記憶のないメールを勝手に送っているような状態になっていて、内容は全く別人が送っているようなものでした。
上司は、解離性障害についていろいろ調べてくれて、「気にしなくていい。病気なんだから。心の病気はたしかに病気のままだろうけど、あなたは仕事に何の支障も出さないし、今のままでいいよ」と言ってくれます。
最近、主治医の患者が増えてきて、診察室に入るなり、
「このあと、新患の予約が入っているので時間がありません」とか、
「面談の予約が入っているので時間がありません」と先に忙しさを口にされるようになり、私は思っていることが言えなくなってきました。
そして、急に両親や夫の協力を求めようとするようになり、私の中で主治医に対する信頼が少し崩れてきてしまったんです。
私の乳癌は今年の初めにわかり、一人で告知をうけました。告知と同時に手術の日にちも決まり、すぐに手術を受けました。
私が無理をしてでも仕事に出るのは、自分の価値は仕事をすることで認められる、確かめられると思うからです。
また、今の上司と一緒に働ける時間を大切に過ごしたい、その間に気持ちを安定させて元気になりたいと思う気持ちがあるからで、私の心には両親や夫を頼りたい気持ちなんか全くないんです。
今の主治医が忙しさを口にするようになってから、私は自分のPTSDや解離性障害を治療できる病院に変わった方がいいですか?と尋ねました。
でも主治医は、私の抱えているものはあまりに大きすぎて、カウンセラーにも任せられないと言いました。
新しい病院で最初から話すには今の私には負担が大きすぎてエネルギーを消耗してしまう、自分がみるから、そう言います。
でも、解離性障害の患者をみるのは私が初めてだという主治医には、私の治療は難しいと感じています。だから私はここにきました。
上司と私の関係は、少々不思議かもしれません。上司がいるから私は生きていられると思ってます。でも、上司から自立しないといけないとも思ってます。
私は自分の解離性障害を治療してほしいと思って専門医を探していました。
でも、「俺は専門家じゃないから」と言う上司の方が、今の主治医より私には医者であり、薬より効果があります。
娘たちは私の心の病気も体の病気も理解しています。私が両親や夫と距離を置いていることの意味もわかっています。
でも、だからと言って、娘たちは私に何ができるわけでもないんです。
私は自分で這い上がるしかないと思っています。
もし、私に両親や夫がいなければ、そこに協力や理解を求める話は出てきませんよね。。
私が離婚しなかったのは、娘たちに父親が必要と思っていたからではなく、声をかけると暴力をふるわれることを避けるために、何も声をかけずに距離を置くことで身の安全を守ってきた結果です。
主治医は、私の人生はドラマよりドラマだと言ってました。過去があっての今の私。
これからの私と向き合うためにも、過去の出来事と向き合わなければならないという意見もわかります。
でも、私は、ひたすら前を向いて生きてきました。
自分で勝手に過去を振り返るのはいいけど、過去の誰かと接触するのは絶対に嫌で、同窓会に行ったこともなければ、両親や夫に過去の辛い出来事について話をしたこともありません。
人前では元気な自分を演じてしまうから、元気な人だと誤解されてばかりです。
上司の前ではしょっちゅう泣いてます。そこから何とか這い上がりたいと思う私の考え方には無理がありますか?
▼前回のご相談はこちら▼
返信ありがとうございました。
私にわかるように、気持ちを文章にさせてくださってありがとうございました。
初回の時のメールの時より、ご両親や夫に理解されてこなかったあなたの辛さが、更に伝わってきたように感じました。
あなたは、自分ひとりで次々と起こる出来事を乗り越えようと頑張りつつけてきたのですね。
「出来の良い娘」であり続けねばならない、言われもない夫の暴力から逃れなければならない、自分の価値を維…
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