お金と幸福度は比例する?年収が低くても幸福度の高い人の特徴とは?

2019.05.06公開 2024.02.15更新

「お金があればうまくいくのに…」と思うことは、誰しも一度は感じることがあるのではないでしょうか。

 

哲学的な質問になりますが、そもそも 「幸福」とはいったい何なのでしょうか?

・経済面で満たされていること

・健康面で問題がないこと

・仕事面で充実していること

・人づきあいがうまくいっていること

・没頭できる趣味を持つこと

この問いに対する答えは様々ですが、「お金があれば…」と考えている人は多いのではないでしょうか?

 

確かに、お金があれば最新の医療を受けることができますし、仕事上でも大きな投資活動ができます。

 

また、経済的な理由から、周囲の人との付き合い方をセーブする必要もなくなりますし、趣味に好きなだけお金をかけることだってできます。

 

しかし、本当にお金がすべてを解決してくれるのでしょうか?

 

そこで今回は、

「お金(年収)」と「幸福度」がどのようにかかわっているか?

収入が低くても幸福度が高い人はどのような人なのか?

について解説していきます。

 

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「幸福度」とはどんなもの?

本来、「幸福かどうか」とは主観的な感覚であり、他者との比較、ましては県同士、国同士がお互いにランクをつけあうものではありません。

 

しかし、近年は「国別幸福度ランキング」「都道府県別幸福度ランキング」なるものが毎年のように更新されています。

「日本の幸福度は世界的に見たら高くないんだ…」

「自分が住んでいる県は幸福度〇〇位だった!」

など、「幸福度」という言葉に興味を持って接する機会が増えてきたように感じます。

 

しかし、ここでいう「幸福度」とはGDPや寿命、教育や福利厚生の水準など、客観的・社会的な指標を数値化したものです。

 

そのため、国民や県民の主観的な感情を数値化したものではありません。

 

つまり、ここで言うところの「幸福度」が高いからと言って、住んでいる人の多くが必ずしも幸福に感じているとは限らないのです。

 

 

主観的幸福感が高ければOK?

それでは、自分が「幸福だ」と思っていればそれでよいのでしょうか?

 

自分自身の主観的な生活の評価を「主観的幸福感」と言いますが、 主観的に幸福であると感じているからと言って、社会的にもそれでよいとは限りません。

 

現在ほどインフラの整備がされていなかった明治時代にも、主観的に「幸福である」と感じていた人は大勢いたはずです。

 

しかし、その頃より圧倒的に医療や科学が進歩してきた現代までの間に、幸福度を測る尺度自体も段階的に大きく変わってきています。

 

例えば、明治時代に主観的な幸福感を感じている人を現代の尺度で見ると、収入、教育、医療などの生活水準において社会的に「幸福」であるとは言えません。

 

大げさに言えば、国家間や地域間の主観的幸福感の尺度の違いも同じことが言えます。

 

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植前健太郎

産業カウンセラー キャリアコンサルタント

大学・高等学校にて進路相談・キャリア形成支援講座を担当するほか、未就業者への就業支援、企業に勤める方向けのキャリアカウンセリングなど幅広い領域にてキャリアサポートを行っている。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年5月6日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。