「そうだ カウンセリング、行こう」ってならないの、なんでだろう?
秋になると無意識に“京都”が頭に思い浮かぶのに、心がしんどいときに「そうだ カウンセリング、行こう。」とはあまりならない。
なぜ、カウンセリングは縁遠い存在なのだろうか。
今回はそんな疑問について、易怒性座談会に引き続き、中安さん、宇都さん、林田さんにお話しいただきました。
<進行:近藤雄太郎(Reme運営)>
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目次
カウンセリングってどんなイメージ?
近藤
早速ですが、最初にカウンセリングに対するイメージから教えてください。
中安さん
なんとなく狭い個室でカウンセラーと1対1で話すみたいなイメージがあります。だから少し行きづらいのかなって思います。
近藤
やっぱり、あまり良いイメージではなさそうですね…。
中安さん
カウンセラーがどういう人なのかもわからないですし。
「せっかく行ったのに怖いこと言われたらどうしよう」とか、「先生との相性が合わなかったら」っていう不安はあります。
近藤
林田さんはどうですか?
林田さん
うーん、問題を解決するためにはカウンセラーに隠し事はできないし、言いたくないことまで言わなきゃいけないのかな?って。やっぱり少し勇気がいります。
宇都さん
自分の心をさらけ出す場所っていうイメージはあります。
近藤
たしかに自分をさらけ出すことへの抵抗感はありますよね。逆にカウンセリングにポジティブなイメージってありますか?
林田さん
今まで言えなかったことを吐き出して、終わった後はめちゃくちゃ泣いてスッキリしたっていう話も聞くので、そこは良いのかなと思います。
近藤
そういう情報はどこで聞くんですか?
林田さん
聞くっていうか…Remeのインタビュー記事で読みました。笑
近藤
あ、なるほど。笑 たしかにカウンセリングに関する一次情報って少ない感じはしますね。
中安さん
やっぱり心の問題って誰にも言えずに抱え込んでいる方は多いから、話すことで心が軽くなるし、それでポジティブになれるのは良いですよね。
宇都さん
Twitterを見てても、「今日カウンセリングに行ってきましたー!」って方も結構いて、いろんな言葉をもらって楽になったとかスッキリしたっていうのはよく見ますよ。
カウンセリングを受けない理由
近藤
皆さんがカウンセリングを受けない理由って何でしょうか?
中安さん
カウンセリングって悩みを抱えている時に話を聞いてもらうイメージだけど、今は割と消化できているので必要ないかなって思います。
宇都さん
就労移行支援に通っていた時、日常的に支援員さんと面談したり話を聞いてもらったりしていたので、カウンセリングを受けたことはないですけど、今思えば代替的なものだったのかなと思います。
林田さん
私は経済的な理由です。保険適用内なら治療に必要なものって思えるんですけど、自費となると自己啓発的な部分になるかなって。月1回で3000円とかなら行きますけど。
近藤
お金の部分もありますよね。いくらだったらカウンセリングに行きます?
中安さん
初回はお試しで無料とかだったら良いなと思います。初回で信頼できる方だと思えれば、ちょっと高くても行くのかな。
宇都さん
1回2000円なら行きます。
これは別にカウンセリングの価値を低く見ているというわけではなくて、僕も含めて精神を患っている方はお金に困っていたり働いていなかったりするので。おサイフ事情は大きいですよ。
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- 本記事は2019年11月10日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。