「辞めない力・土台をつくる」秘訣は何でも言い合えるチームワーク

2018.10.23公開 2018.11.13更新
 

就労移行支援事業所で働く人ってあまりイメージがつかない…という人、少なくないのではないでしょうか?

 

見学に行こうと思っても、どんな感じのスタッフがいるんだろう…堅い人が多いのかな…なんてあれこれ考えてしまいますよね。

 

そこで今回は、就労移行支援事業所のEXP立川(イーエックスピー)さんで働く4名のスタッフインタビューをお届けします。

 

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【EXP立川】(イーエックスピー)

「就職にブランクがあって不安」という精神障害・発達障害の方の就労をサポートする就労移行支援事業所
>>ホームページはこちら

EXPってどんな場所?

奥主さん(サービス管理責任者・精神保健福祉士)

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リミー
奥主さん、はじめまして。最初から笑顔が眩しすぎます。笑
奥主さん
ありがとうございます。笑 こういったインタビューは初めてなので楽しみにしてたんですよ!

 

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リミー
嬉しいです。では早速、EXPさんがどんな場所なのか教えてください。
奥主さん
はい。EXP立川は、精神障害・発達障害を持つ方が就労を目指す場所です。「なんとなくやって、なんとなく失敗する」みたいな状態から、「なんとなく」の理由を知り、自分が持っている力に気づけるための自己分析、コミュニケーションにこだわったプログラムを専門スタッフが提供しています。
リミー
EXPの立ち上げのきっかけは何だったんですか?
奥主さん
以前とある自治体で相談専門員をやっていた頃、「パソコンの訓練じゃなくて、就職してから辞めない方法を考える就労移行ってないのかなぁ」と言った利用者さんからの声がきっかけで、「ご自身の辞めない力・土台を作っていく」ところを基にした就労移行をつくってみたいという想いから立ち上げに至りました。
リミー
なるほど。より安定して働き続けられるところに焦点を当てたんですね。
奥主さん
はい。今は発達障害の診断を受けられる方がすごく多いですけど、発達障害による生きづらさから、二次障害として精神の障害を患っている方も少なくないんです。そういった精神障害・発達障害の方が、仕事にブランクがあっても安定して働いていけることを目指しています。

 

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どんな利用者さんがいるの?

リミー
利用者さんの年代層はどんな感じなんですか?
奥主さん
結構、二極化していまして、18歳〜20代くらいの方と、40代後半~50代の方が多くて、30代の方が意外と少ないですね。

 

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リミー
男女比ってどれくらいなんですか?
奥主さん
5:5…いや若干女性が少なくて、6:4くらいでしょうか。
リミー
思ってたより女性が多いんですね。
奥主さん
そうですね。もともとのコンセプトとしても女性にも気軽に来てもらえるような場所を目指していたんです。
リミー
なるほど。たしかに空間が明るくておしゃれな感じですよね。

 

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奥主さん
ありがとうございます。おっしゃっていただいたとおり、ちょっとおしゃれな場所で働く、そんな感覚で通所してもらえたらなと。就労移行支援事業所ではなくIT企業みたいな。
リミー
すごく良いですね。来るのが楽しみになるような感じがします。このぬいぐるみもかわいい!

 

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奥主さん
ありがとうございます。笑 『ぺー助』といって、EXPで扱っている『タスクペディア』というタスク管理ツールのマスコットなんです。
リミー
親しみやすくていいですね。すこし脱線してしまいましたが、EXPの利用者さんは、どのような悩みを抱えてEXPに来る方が多いですか?
奥主さん
そうですね…。日常生活には問題が無いものの、ちょっとした対人コミュニケーションで、空気を読むことが苦手だったり、漢字や計算に苦手意識のある方がいらっしゃっています。
奥主さん
今までの職場で上司や同僚とのやり取りがうまくいかず、ストレスを抱えて辞めてしまったとか。逆に、一方的に言いすぎてしまうとか。

 

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リミー
なるほど。そういった方に対してどのように接するのですか?
奥主さん
まずプログラムとしては、例えばアンガーマネージメントやポジティブシンキング、折れない心を育てようといったものを用意しています。
奥主さん
利用者さんと接する上では、寄り添いすぎずに、あえてこちらは一定の対応することを心がけています。うちの社会福祉法人のコンセプトが「障害の部分は仕方がないが、自分でできる部分を増やしていこう」で、自分自身でできるところを主体的に取り組んでいただきます。

 

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リミー
利用者さんのなかには、今までに数十社経験されてる方もいると伺いました。
奥主さん
そうですね。体調崩れて仕事を辞めて、また体調良くなってきたら就労されて…を繰り返されている方もいらっしゃいます。辛い中で就労されて、自分自身の課題がうまく認識できていないと、それが壁となって障害にぶち当たってしまってしまうんです。
リミー
そういう方は、どういう形で就労移行支援につながることが多いんですか?
奥主さん
ハローワークさんとか、地域の障害福祉課さんのご相談があったりとか。窓口で相談している中で、就労移行の存在を知る方も結構います。
リミー
“そもそも知らない”という方が多いんですね。
奥主さん
調べないとわからないですし、聞かないとわからない、というお声は聞きますね。

 

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リミー
就労移行支援を受けたい一方で、お金が必要で働かなきゃいけないという葛藤で悩んでいる方も多そうですね。
奥主さん
そうですね。実際、利用者さんの中には、失業手当や傷病手当金をもらいながら来ている方もいらっしゃいます。前年度の収入によっては自己負担がかからない場合もあるんですよ。
奥主さん
もちろん、無理に就労移行支援を活用する必要は全くないので、EXPに通うメリット・デメリットだけでなく、自分で何か行動を起こすメリット・デメリットも伝えていきながら、方向を選んでいただく感じですね。

 

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