他人の目を気にしてしまって生きづらい…変わりたいです(30代・女性)

2018.01.14公開
佐藤文昭

回答者
佐藤文昭
臨床心理士

 
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ご質問

 

統合失調症を10年以上前に発症し、入院しました。

 

退院後は通院し、カウンセリング以前は作業療法も行いました。

 

病院の紹介で、作業所に通所をするようになり、そこで 現在の夫と出会い、3年前に入籍しました。

 

小学校高学年頃、急に発作が起き、てんかんと診断さました。

 

統合失調症よりも、先にてんかんの薬をずっと服用していたので、薬には抵抗はありません。

 

今は、症状はどちらも 落ち着いています。

 

引きこもりから妄想状態におちいった、辛い思春期の頃や 子供の頃の思い出も、冷静に振り返れるように なりました。

 

相談というのは、社会経験を積みたいということではじめた、就労に向けた活動から感じたことです。

 

現在 オープンで 委託訓練を2か月、スーパーで 野菜の包装などを させていただいてきました。

 

もうすぐ 終了をむかえます。

 

おなじ野菜のパートさんに「苦手だな…」と思う人ができてしまい、通うのが 辛くなって、行けない日もあります。

 

パートさんは 厳しい方なのか、指摘が多いです。

 

やさしいとは思えなくて、教えようとしてるんだ… 、と言い聞かせてはいるのですが、やはり苦手な人です。

 

目も 合わせてくれないことが多く、嫌な印象もあります。

 

仲のいい人とは、こそこそ話したり、他の人の陰口を話したりしているので、こわいとも思ってしまっています。

 

他の人に聞くと、

 

私がそのパートさんをどんな人だろうと 気にしているように、その人も、私をどんな子かわからないだろうし、あまり気にしていないと思う

 

と、もっともなことを言われます。

 

そうなんです、昔から私が気にしていることは、他の人は あまり気にしていないことが多く、それをどこかで わかっていました。

 

しかし、苦手だと思ってしまう人をこの人 やだなぁ、と感じてしまうと、気になってしまうのです。

 

身を守ろうとするかのように、近づくことにも緊張し、相手を観察してしまいます。

 

やり過ごす、ということができません。

 

気にしすぎ、考えすぎ、

人に話すとそう言われたことも何度もあり、人に本音を話すことは無駄だ、と思ったりもしました。

 

わかってもらえない、と他の人のことをどこかでそう決めつけている私がいます。

 

どんなに親しい人でもそう思ってしまう、と心を閉ざしていました。

 

しかし 相手を 傷つけてしまう、と思うと、すべての感情をぶつけることを やめ、のみこみ和解しようとします。

 

言いたいことを言えず、相手に合わせてきたことは多かったかもしれません。

 

嫌われることがこわいのだろう、となんとなく指摘されたときもあったので、そうなのかな、と思ったりもしました。

 

性格診断や心理学が好きで、自分を知りたくて本や 情報を 読むのがいつからか趣味になりました。

 

委託訓練を頑張ることが 苦しくなるとき、頑張れないと他の人に申し訳なくなります。

 

私の気持ちは、もう抜け出したいという思いになっていて、あとすこしの我慢だと思いながら続けている状態です。

 

他の人に 振り回されているようで生きづらいです。

 

人の気持ちに 敏感な自分は、変われるのでしょうか。

 

回答よろしくお願いします。

回答

初めまして。この度は、Remeサイトにご質問いただき、ありがとうございます。

 

また、あなた自身の過去や現在について詳しく教えて下さり、ありがとうございます。

 

まず、3か月間の委託訓練がもう少しで終わりを迎えようとしていらっしゃるとのこと、

あなたなりに本当によく頑張っていると思います。

 

この3か月間は、職場での人間関係をはじめ、仕事内容の把握や新しい環境への適応など、きっと色々と大変なこともあったことでしょう。

 

そんな中、継続して勤務ができているという事は、それだけでも大変評価できることだと思いますよ。

 

さて、「人の気持ちに敏感な自分は変われるのか?」というご質問についてですが、変わることはできると思います。

 

ただ、結果的に「変わる」までのプロセスに、「人の気持ちに敏感な自分」を受け入れるという作業が必要です。

 

一般的に変えようとする作業は、「今」の自分を否定するところから始まっていますね。

 

これを必死にやっているうちは、苦しくなるだけで、なかなか変化は訪れません。

 

変わろうとするよりも、「今の自分」をそのまま受け入れるという姿勢が結果的に変化を生み出すことにつながってくるのです。

 

そうすると周りがどうであれ、自分の気持ちを第一に考えられるようになります。

 

自分の気持ちに素直に行動できるようになってきます(これを心理学用語では「自己一致」と呼びます)。

 

ここまでくれば、「生きづらさ」が徐々に軽減されてくるでしょう。

 

いずれにしても、残りの委託訓練期間ですが、あなたなりに何とか乗り切っていけるといいですね。

 

苦しいこと、辛いこと、職場の不満、将来への不安など、なんでも構いません。

 

素直な想いをまずはこちらに書き綴ってみて下さい。

 

一緒に考えていけると思いますよ。

佐藤文昭

佐藤文昭

臨床心理士

おやこ心理相談室 室長

詳しい情報・お問合せはこちら

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