うつ病の復職のタイミングや復職後の注意点とは?臨床心理士が解説

2017.02.23公開 2019.05.16更新

EAPコンサルタントの講師をしていた時、よく質問されたのは「どのようなタイミングでうつ病の復職を考えていけばよいのか?」ということでした。

 

休職が明けて、出社したのは良いものの再発してしまい、再び休職に入ってしまう社員が後を絶たないということでした。

 

予防医学の中では、リハビリテーションや再発防止を重要な位置付けにしています。

 

注意点をしっかりと押さえておくことで再び休職に入る社員が減ります。

 

これは労働者にとっても経営者にとっても喜ばしい状態ですね。

 

このような観点も踏まえて、今回はうつ病における復職や再発防止に焦点を当てて解説していきたいと思います。

 

 

予防医学の考え方

病気になった時、その病をどう治すか考える医療を「治療医学」と言います。

 

一方で、そもそも病気にならないことを考える医療を「予防医学」と言います。

 

治療医学は、医師を始めとした専門家が中心となって行うことが多いのですが、予防医学は本人や会社が出来ることも多くあります。

 

メンタルヘルスにおいても予防医学の考え方は重要です。

 

冒頭で述べた「どのようなタイミングでうつ病の復職を考えていけばよいのか?」という質問もこの予防医学の観点から回答することが出来ます。

 

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林田 一

臨床心理士

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2017年2月23日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。