【災害対策】いざという時に活用したい18のリソースを看護師がご紹介【保存版】

2017.03.10公開 2019.05.15更新

災害が起きた、いざという時にあなたはしっかりと情報を活用できますか?

 

転ばぬ先の杖は、「しっかりと情報を得ておくこと」と「一度は使ってみること」です。

 

今回は、いざという時に活用したい災害対策の18つのリソースをご紹介します。

 

災害に関する情報を集める

災害伝言ダイヤル171

災害伝言ダイヤルは、NTTが災害時に避難所などに設置する災害時用公衆電話です。

 

ご自身が加入している、固定・携帯電話、公衆電話、INSネット、ひかり電話などからでも使用可能です。30秒間、録音ができるため、安否確認などに使用できます。

詳しくは:NTT東日本

 

携帯各社の災害対策アプリ

各携帯電話会社でも、アプリで災害対策をダウンロードが可能です。

 

その中に、「災害用伝言版」「災害用音声お届けサービス」「災害関連情報」などのサービスも入っています。

 

家族でダウンロードし、平常時に一度は伝言板の訓練を行っておくことをお勧めします。

 

国土交通省 災害・防災情報

国土交通省のホームページには「リアルタイム情報」があります。さらに【防災情報提供センター】をクリックすると災害に関する様々な情報や関連機関のリンクを知ることができます。

>>http://www.mlit.go.jp/saigai/

 

NHKニュース:気象災害情報

大きな災害があると、NHKは災害のニュースに切り替わりますが、このHPはお天気・地震・津波・火山・防災などの情報を得ることができます。テレビニュースよりも落ち着いて知りたい情報を得られます。

>>http://www3.nhk.or.jp/weather/

 

ラジオで情報を得る

災害が起きたときはラジオから情報を得ることも、視覚を奪われないための情報手段になります。

 

携帯用ラジオや手動で充電できるラジオなどを常に携帯しておくと、逃げる時の安全で正確な情報を得ることができます。

 

防災情報 全国避難所ガイド

全国の避難所を検索するアプリになります。

>>http://www.hinanjyo.jp/

 

Yahoo!天気・災害

Yahoo!でも、避難所の情報を得ることができます。

>>http://crisis.yahoo.co.jp/shelter/list/

 

災害時のケガに対処する

災害が起きて24時間は、助けがくるまで自分で身を守る「自助」と、周囲の人が助け合う「共助」が大切です。

 

物資がなくてもできる応急処置のやり方について知っておきましょう。

 

>>防災データベース(http://bosaidb.com/injury/

>>家庭でできる地震・防災対策講座(http://bousai.rdy.jp/mt/030_/

 

両方とも、ケガだけでなく災害に関するお役立ち情報も載っています。

 

災害時の口腔ケア方法

災害が起こり、最低限の荷物だけをもって避難した後、口腔内に清潔が保てずに歯周病の悪化や、誤嚥性肺炎を起こしてしまうことが問題になりました。

 

少ない水でできる口腔ケアをはじめ災害に備えての情報も得られることができます。

>>「覚えてください、防災にオーラルケア」

 

 

災害に備える

サバイバルカードの活用

サバイバルカードとは、生き抜くための備忘録。

 

災害が起きた時の対応、自分自身の情報、家族の情報、医療機関の情報、連絡先などを記載するカードです。

 

各市町村などからダウンロードできます。

 

「そなえる防災」

NHKのHPからダウンロードできます。

 

いざというときに役立つ「災害もしもブック」&「災害もしもマニュアル」です。

 

「災害もしもブック」は、災害直後の心得や災害用伝言場の使い方などの記載とともに、サバイバルカードとして活用することも可能です。

>>http://www.nhk.or.jp/sonae/moshimo/index.html

 

自分で作る非常持ち出し袋「防災グッズリスト」

NHKのHPからダウンロードできます。

 

非常用持ち出し袋に入れておくグッズリストを「家庭用」「外出用」「会社用」別にイラストで記載。

 

アイロンプリントの方法も記載されており便利。

>>http://www.nhk.or.jp/sonae/goods/index.html

 

お薬手帳の携帯

災害が起こった時、最低3日間の薬は非常持ち出し袋に入れておくことが大切です。

 

同時に、お薬手帳は常に携帯し、服用しているお薬が一目でわかるようにしておくことが大切です。

 

東日本大震災の直後も、薬品名がわかれば医師の診察がなくても薬局でお薬をもらえる対策が取られていました。

 

 

災害準備から災害後までのお役立ち情報

政府広報オンライン

・家の中の安全対策

・地震が起きた時の身の回り方

・ライフラインが止まった時や避難前に備えておくもの

 

など、災害前から避難までの幅広い対策を知ることができます。

>>http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201108/6.html

 

災害看護:命を守る知識と技術の情報館

看護だけでなく、一般の人、被災者やその家族にとっても役立つ情報が幅広く載っています。

 

子供、高齢者、慢性疾患、がん患者、こころのケアについても情報を得ることができます。

>>http://www.coe-cnas.jp/

 

災害時のストマ(人工肛門)ケアについて

ストマがある人の災害時の準備から水分が少ない避難所でのケアについて説明しています。

>>ベストヘルスケア.COM

 

災害時の身近なものでストマパウチを作る方法なども載っています。

>>知っておくと便利な対処法

 

人工呼吸器・在宅酸素・吸引機をご使用の方のための災害対策

神奈川県が作成した対策マニュアルですが、役に立ちます。

 

災害前の準備としては、バッテーリーの確認は鉄則になります。在宅酸素を行っている方は、災害拠点病院内などにHOTセンターが災害直後に作られます。

 

最寄りの災害対策拠点病院)がどこなのかを確認しておくことも大切です。

>>http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f38/p873.html

>>厚生労働省HP・災害拠点病院一覧

 

がん治療・在宅医療・緩和ケアに対する備え

イラスト入りで、抗がん剤を受けている方の災害時の生活の注意、医療用麻薬のこと、酸素や人工呼吸器などを使用している方の準備や対策などが載っています。

 

東日本大震災でとられた対策を見ることができるのでイメージしやすいパンフレットです。

>>がん情報サービス

 

 

以上、災害が起きた時に、焦らずに対処するための18のリソースについてご紹介しました。

 

災害はいつ来るかわかりませんが、必ず起こるもの。

 

しっかり知識を持っておくことが安心につながります。

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村松真実

看護師・心理相談員

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2017年3月10日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。