自分自身に「頑張ったね」とハグしたくなる時はきっと来る【Aさん第3回】
皆様、ご覧いただきありがとうございます。今回は「働く」ことについて私の経験をお話します。
アルバイトや就職活動など、大きな挑戦に伴う不安は皆様それぞれあることでしょう。そして、適応できない焦りや不安も大きいです。
アルバイトをしていた頃
私はデパ地下の洋菓子店で長く働きました。
店長から勤務時間調整の相談を受ければ、可能な限り応えました。洋菓子店にとっては、クリスマス前、バレンタイン、ホワイトデーが大変な繁忙期です。
その頃、お客様や店長、バイト仲間などから「ありがとう」と言われるのが嬉しすぎて頑張りすぎました。
アルバイト最終日に頂いた色紙に、「成長したね」「頼っていました」と書いてもらったことも、沢山の思い出も、大切な宝物のひとつです。
就職活動中のストレス
就職活動では、多くの文系新卒女子と同じように、沢山の会社に応募しすぎてストレスになりました。
エントリーシートを書き、説明会などに参加、書類やテストを経て、面接に至るのは数社…。
一社訪問するだけでも、基本的に「初めてのこと」が苦手な私にとって緊張の連続でした。
また、自己分析も苦手でした。
自分の至らなさや苦手なことに目がいき、ネガティブに自分を捉えてしまいます。
紙とペンへの「依存」
アルバイトと就職活動で忙しくなった頃から、紙とペンへの依存が始まっています。
強迫症状のひとつとして、ひどい時は自分の好きなノートとペンを持っていないと、不安な気持ちがどっと頭からあふれて止まらないような不安な感覚に襲われました。
そして、それらの気持ちを、書き起こすことでしか気持ちが落ち着きませんでした。
自分が得た会社情報、感想、スケジュール管理、自己分析…。とにかく書き留めないと脳内が忙しすぎて、どどどっと思いが溢れる感覚です。
「大丈夫だから、とにかく休め」
その頃の自分に声をかけるなら、「大丈夫だから、とにかく休め」と強く言いたいです。
「頑張らなければ、アルバイト仲間に迷惑がかかる」
「頑張らなければ、希望の会社の面接は通らない」
と、無意識に「頑張らなければ他者に迷惑がかかる、あるいは希望が通らない」という思考に縛られていました。
それは私にとって、とてもストレスのたまる考え方でした。
働くことに悩んでいる人へ
これを読んでいる中で「働く」ことに悩んでいる方がいれば、とにかく「頑張りすぎるな」と伝えたいです。
「あなたはあなたのままで、とっても魅力的である」という自己肯定感なくして、例えば就職活動という苦難を乗り切ることは出来ません。
たとえ他者に自分を否定されても、自分自身を信じてください。
自分自身に「頑張ったね」と、愛情深くハグしてあげたくなる時がきっと来ます。
「大丈夫だから、ちょっと休んでね。」
ペンネーム:Aさん
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- 本記事は2017年6月29日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。