双極性障害当事者として7社経験。仕事が続かない理由と安定して働く対策
目次
悪化する前にしてほしい3つのこと
今思えば、「仕事に行けない」「仕事に行くのが辛い」と思った時点から、行動の分岐点がいくつかあったように感じます。
気分が下がってきたと思ったら
まず「朝が苦手だ」とか「いつもと違う」と感じた段階で頑張ることはやめて、病院に行っていたらよかったなと思います。
私の場合、この最初の違和感から一気に転落していきました。
なので、今では上記のような「違和感」を感じたらすぐに先生に伝えるようにしています。
「まだ大丈夫」と自分に言い聞かせていたら…
本当に大丈夫な人は、周囲から「大丈夫?」とは聞かれないし、「まだ大丈夫だ」なんて言い聞かせたりなんかしません。
この時点でもう「大丈夫じゃない」と考えを切り替えて、上司に相談したり、医師に相談するべきだったように思います。
「死にたい」が頭に浮かんできたら…
「希死念慮」を抱いた時点でもすぐに医師にかかるべきでした。
本当にこれは思います、すぐに言えばよかったと。
辛く険しい思いが続けば続くほど、上昇するにも時間がかかります。
なかなか言える言葉じゃないです。 けど、死にたい気持ちが強くなればなるほど、辛いのは自分と周囲です。
当時の私は、「仕事へ行くこと」と「死ぬこと」を天秤に毎日かけて、「仕事へ行くこと」を選んでいました。
けれど「死ぬこと」の方へ少しでも天秤が傾いていたら…
今もうつ状態になると、死ぬことを考えることは正直ありますが、医師にもしっかりかかっていますし、何よりストッパーとなってくれる家族がいます。
軽躁状態からうつ状態へ転落した時のあの絶望感は味わいたくないものですが、軽躁状態になってしまったら、待っているのはうつ状態です。
現在も就職中なので、日々のコントロールに悩まされる毎日です。
双極性障害で仕事を辞めた話
双極性障害を理由として仕事を辞めたのは2回あります。
1回目は、うつ状態で休職して2か月の休養中に軽躁状態になり、軽躁状態で職場復帰。
休職中に診断が「うつ病」から「双極性障害Ⅱ型」へと変わりました。
軽躁状態のまま職場復帰をして、また見事にうつ状態へ転落しました。
そして、復帰して1年半くらいでまた診断書が出て退職になりました。
この職場にいた期間は、休職期間含めて3年くらい。22歳から25歳までです。
2回目は、派遣でまた接客・販売の仕事をしていた時です。
双極性障害と言わずに仕事を始めました。 ちなみにこの仕事を始めたときは、上記の仕事を退職してから2年ほど経過しています。
勢いで派遣登録して、勢いでこの職場に決めたように思います。
前職と同じように、最初こそ本当に順調でした。
前職では一人ですべてこなさなければならない仕事でしたが、この職場では上司や社員の方がいます。
ですので、軽躁状態が長く続きました。楽しくて楽しくて仕方なかったです。
ですが、落ちるときがもちろん来ます。
きっかけは新しい仕事内容を教えてもらっていた時。おそらくキャパオーバーしたんでしょうね。
そこからうつ状態への転落は本当に速かったです。
まず医師に相談し、派遣の相談窓口や担当者にも相談して、派遣先の上司に次回更新はしない旨をお伝えしました。
ところが、「時短勤務で構わないから、いてくれないか?」と打診を受けてしまい、断れずに更新することになりました。
医師からは「辞めたほうがいいんだけどな…」と言われましたが、「更新します」と言った手前、そう簡単には辞められないという思いがありました。
しかし、どうにも体調も精神面も悪く、更新してから半年ほどでもう一度、派遣担当を介して「次回更新は無理です」とお話しをしました。
結果、引き留められて断れず、また再更新です。
「いくら休んでも構わないから、いてくれないか」と言われて断れませんでした。
当時、かなり欠勤していたように思いますが「欠勤します」という電話もストレスでした。
本当に辞められたのは、派遣されてから2年半経った時。
「私は実は躁うつ病なんです。鬱がひどく、このままでは本当に迷惑にしかならないですし、大変申し訳ないのですが、次回更新は無しでお願いしたいです。」
と伝えると、さすがに私の現状を理解してくれて更新無しで退職という流れになりました。
躁うつ病と伝えたのは、双極性障害と言ってもわかりにくいかと思ったためです。
双極性障害を伝える難しさ
ただ、双極性障害を理解してくれた、というよりは「うつ」という言葉に反応していたように思います。
退職理由に「双極性障害」を伝えても理解されない…というより、そもそもこの病気の認知が低いため、伝えるための精神的疲労のほうが大きいと思いました。
軽躁状態では楽しいため仕事も楽々こなせますし、たまにミラクルなヒットをすることがあります。
私は販売の仕事だったため、普段なら売らないような高額商品を販売したり、積極的すぎるほどに色々な物事に興味を持ちました。
仕事を退職する際には「うつ状態」で動けない時がほとんどである場合が多いため、診断書も「うつ状態」と書かれます。
ですので、退職する際、「退職します」で退職できるのならそれがベストだと思います。
もし「退職します」と言う気力も出ないなら、医師に診断書を書いてもらうのがいいんでしょうね。
【職場編】嬉しかった3つの配慮
・仕事の量をさりげなく減らして下さっていること
・接客中の私に気を掛けて下さること
・「体調悪いときは休んでもいいからね」と気遣ってくれること
いざ職場復帰したら、以前と変わらないように接してくれて、でも出来るだけ接客はしないような配慮がありました。
一応、接客・販売の仕事なので、お客様の前に出なくてはならないのですが、端っこで雑務というか、DM作成やカルテの記入などの事務処理の仕事を回してもらったり、「助かるよ、ありがとう」と必ず言ってくださります。
他には、困ったお客様が来るとすぐに仲裁に入ってきてくださります。
私にとっての負担が、「お客様の前に出ることだ」とわかっているから、こういった配慮をしてくれるんだと思います。
「体調が悪いときはいつでも休んでもいいよ。無理はしないようにね」と言ってくれるのも配慮の一つだと感じています。
【家族編】嬉しかった3つの配慮
・晩御飯が手抜きでも文句ひとつ言わずに食べてくれること
・愛情表現を以前よりもはっきりするようになってくれたこと
・掃除や洗濯を手伝ってくれるようになったこと
主人からの嬉しかった配慮は、晩御飯が出来合い物でも文句を言わずにいてくれることです。
以前は顔の曇る主人でしたが、私がうつ状態がひどい時を見てから何も言わずにいてくれます。
うつ状態で自暴自棄だったり、死にそうな私をはっきり見た時から、こういった配慮をしてくれるようになりました。
私からしたらとても、職場にも主人にもとても恵まれた環境にいると実感します。 こんなに配慮していただけて…。
「無理はしなくていい」がうれしい
主人も本来は嫁である私がすべき家事や、美味しいご飯を待っているんだと思うのですが、 「無理はしなくていい」と止めてくれ、できる家事をしてくれます。
うつ状態で動けない時でも、軽躁状態でも止めてくれます。
これは私にとっては一番うれしい配慮です。
自分ではどちらの状態でも歯止めがきかないので、ストッパーである主人の存在はとても大きいです。
職場では、体調を理解して下さって、シフトも組んでいただいているのでとてもありがたいです。
双極性障害での仕事のミスって?
まずは、「どんな仕事のミスをしたの?」というところが気になりますよね。
うつ状態のときはそもそも脳が働いていないので、ミスらしいミスは実はそんなにありません。いかんせん動けませんから。
しかし軽躁状態のときには、接客し、販売中には勢いで仕事をするので、大きなミスこそありませんでしたが、 細かいミスが多発していました。
説明しなければいけないことを説明し忘れていたり…、
渡さなければならないものを渡し忘れていたり…、
記入しなければいけないことを記入し忘れていたり…。
あとでフォローすれば問題ないことなんですが、そういった細かなミスが多発していました。
一番の問題は、そのミスを指摘されても反省しなかったり、あまつさえイラっとしてしまうことがあったことです。
そして、うつ状態に陥った時に必要以上に落ち込み、反省し、挙句自殺まで考えてしまうという悪循環になってしまいます。
その悪循環のためにうつ状態が長引いてしまい、結果的に休職、退職になってしまっていました。
軽躁状態自体は楽しくて仕方ないですし、販売実績も上がります。いつもなら売らないような高額の商品を販売したりもありました。
ですが、その反動が大きいことが問題なのです。
楽しければ楽しい分だけ、うつ状態が間違いなくひどくなります。
双極性障害での仕事のミス、対策は?
「自分が軽躁状態を把握する」
それがまず1つ目のポイントかと思います。
私の場合、どんな時が軽躁状態かというと、
・何でもできる気がする
・そしてそれが本来の自分だと思う
この3つだと思います。
軽躁状態だと何でもできると思ってしまい、抱える仕事の量も知らず知らず多くなります。
そしてうつ状態になり、仕事量の多さに絶望します。
「〜しなければならない」という考え方が治りません。思考の癖と言いますか…
「まぁいっか」 「まぁいいよねぇ」と過ごすことが出来たら、どれだけ楽なんだろうなと思ったことか…。
「軽躁状態」をいかに防ぐか
「うつ状態になったとき、どうしたらいいの?」ということなんですが、正直、どうしようもないんです。
「正直、どうしようもないです」 というのも、うつ状態ではいかんせん動けないんですよね。
だから、やりたくても動けないし、助けを求めたくても求められない。
そこで最近は「うつ状態にならないようにしたらいいのでは?」と考えられるようになりました。
つまり、「うつ状態」を防ぐのではなく「軽躁状態」をいかに防ぐか、ということですね。
私は今、病院に通って、薬で気分の調節をする方法を取っています。
それから、自分が軽躁状態になった状態を把握すること。
私の場合は自分自身でも気がつけるだけではなく、周囲から見ると 「明るくなったな、楽しそうだ」 と見えるんだそうです。
一番近くにいる主人は、私が軽躁状態の時は嬉しそうです。すごく活動的なので。だからこそ、以下のような説明をキッチリします。
・どれだけ私が「寝なくても大丈夫だ」と楽しげにしていても、眠らせてほしいこと
夫には色々なお願いをしました。
それでもつい、「軽躁状態の自分が本当の自分」と思ってしまうことがあるのは事実なので、軽躁で楽しい時間になってしまうと、その後の苦しい時間を忘れてしまいます。
けれど、もし軽躁状態を本当の自分だと勘違いして、自分では抱えられないプロジェクトを背負ってしまったら?
もし楽しくて仕方なくて、友達と話してるように上司に勢いで思ってもいないようなことを言ってしまったら?
もし…もし…と、数え上げたらキリがないですが、「軽躁状態」によって起こってしまったことは、軽躁状態を未然に防ぐ事で可能だと思います。
だから今の私は、
・職場に病名をカミングアウトし、
・主人にもストッパーになってもらい、
・病院へ定期的に通って様子を見ています。
現状、病院へ通わないと、恐らく仕事もままならない状態になってしまうんだろうなという状況です。
最終的なまとめとして、仕事のミスの傾向と対策としては、
・軽躁状態の時にミスは発生しやすい
・対策として軽躁状態になることを未然に防ぐ
・軽躁状態になってる事が分かる周囲の人間にストッパーになってもらう
こんな感じでしょうか?
もしかして「私の仕事のミスの発生条件と似ている…かもしれない」なんて方もいるかもしれません。
落ち込んでいる時に、病院のドアを開けてみてもいいのではないでしょうか?
ただの気分の落ち込みならば、ゆっくり休みましょう。
そうではなくて治療が必要なら、一緒に歩いてみましょう。
どうなるにせよ、なんにせよ、一歩一歩です。
ちなみに私はこの病気になって「一進一退」を知りました。
双極性障害で働ける職場働けない職場
働ける・働けないを考える上で、私の場合は「感情の揺さぶり」がキーポイントになります。
私にとっては何かによって感情が揺さぶられることが、軽躁状態とうつ状態の切り替わりのキーポイントであることが最近やっと分かりました。
ノルマによる気分の乱高下が生じる職場
販売・接客の仕事で「売り上げ」や「ノルマ」が付きまとう職場でしたので、気分の乱高下は容赦なく襲ってきました。
当時は、それが双極性障害による乱高下だとは知りませんでしたが…。
販売・接客はお客様ありきの仕事であり、私のように、感情が揺さぶられる病気の人間には向いてない仕事かもしれません。
ただ、接客・販売も、ノルマや納期といった縛りがなければ耐えられると思います。
なにより、お客様と自然と笑いあうというのは楽しいことではありましたし。
販売・接客とは異なる仕事として、1日中パソコンと向き合う職場に1回転職したことがありました。
職務内容は「業務上、得た情報の分析・解析の集計・データ作成」といった感じでしょうか。
文字に起こすととても難しい仕事をしているように見えますが、内容自体はとても簡単な内容でした。
そして、1日中パソコンと向き合い、黙々と作業をするということは、性分的にはとてもあっていたように思います。
職務内容的に言えば、ひたすらデータとの格闘でしたので、今までのどの仕事よりも性に合っていたように思います。
「これだけ売れば…」なんてノルマの話もなく、あるのはただ目の前のパソコンと、その日のデータ。私には、最低限のとても居心地のいい空間でした。
勤務した会社が7社という、年齢(30歳)の割には多い経験社数。
しかし冒険することなく、ほとんどが「販売・接客」。1社だけがいわゆるITでした。
そして、その唯一が私には当てはまる1社でした。
自分のペースで仕事ができること。
それが私の求めていた仕事の仕方であり、それができたのがその1社だったのかもしれません。
・パソコンと向き合う
・ひとりでこなせる
・黙々と作業できる
といった、自分のペースでできる仕事が何よりも向いていると思いました。
働きやすい仕事を辞めた理由
性分に合っていた仕事ではありましたが、
・これまでの職場と畑違いすぎたこと
・上司との反りが合わなすぎたこと
・同僚ができて喜びすぎ、いろんな人と関わりすぎたこと
などから見事に軽躁状態になってしまい、4か月ほどでうつ状態になってしまいました。
ちなみに、その会社に派遣として勤めた期間は5か月間でした。双極性障害の自分の波から言えばいろいろと頃合いだったのでしょう。
正直、仕事内容には今でも未練あります(笑)。それ以外にはありません。
その仕事を通じて、人間関係や職務内容に関係ないことは、自分には必要ないことということに気がつくことができました。
さらに、いかに販売・接客が合っていなかったのかが分かってしまい、逆にそこから販売・接客に戻ってしまった私には辛い点ではありました。
ワタシ的理想の職場・仕事!
繰り返しになりますが、上記で書いたように、接客・販売で感情を揺さぶられる仕事よりは、
・パソコンと黙々と向き合う
・(私は未経験ですが)工場作業
・可能な人は家でライティング
などのように自分のペースで作業ができる仕事がいいかもしれません。
私自身、ライティングのお仕事をしているんですけど、やはり合ってるなって思います。
双極性障害はどうしても波のある病気で、なおかつ、自分の調子がある程度分かっていないとコントロールができません。
「コントロールできている」と思っていても、その実できていないことも多いですからね…。
そしてそれに直結してくるのが生活の基盤にある【仕事】です。
なので私からは、双極性障害という波のある病気でも働きやすいであろう環境の提案をしたいと思います。
感情を揺さぶられない職場
まず、「感情を揺さぶられない職場」であることです。
楽しかったり、嬉しかったりと言うことは、普通ならとてもよく思えますが、双極性障害の私にとっては軽躁状態のきっかけになってしまいます。
逆に悲しかったり、周りとのコミュニケーションの不足するような職場というのも、疲れてしまい、うつ状態を招くきっかけになります。
なので、接客・販売などノルマやお客様からのクレームで、心が折れてしまうような仕事は避けたほうがいいと思います。
もし接客なら、まだ量販店のレジのような流れ作業的な仕事の方が合うのではないかな、と思っています。
工場勤務、清掃業務、PC作業
感情が揺さぶられない仕事という視点から考えていくと、工場勤務や清掃業務などが良いようにも感じています。
あと、実際にやってみて思ったのが、PCとひたすら向き合う仕事が私には合っていました。
なので、現在の私の目標は家でライティングの仕事をすることです。
私情が入ってしまいましたが、このコラムも安定した気持ちで書かせていただいています。
そう考えると、1対1でのやり取りであったり、集中して黙々とできる仕事というのがキーワードかもしれませんね。
NGな職場・仕事
うつ状態で辞めた職場
また私ごとになってしまうのですが、復職した仕事も8月いっぱいで契約打ち切りとなりました。
これは私からの希望による契約打ち切りです。
うつ状態で辞めた職場であるだけあって、戻ってからもうつ状態にまた逆戻りしてしまい、あれほど配慮してくださったにも関わらずダメでした。
配慮自体はとても嬉しかったのですが、私の心自体が持ちませんでした。
うつ状態で判断力が鈍っている部分もあると思います。
なので、今回の【安定して働く】という命題はとても私自身にも大きなものです。不安定なんてみんな嫌ですしね(笑)
気分の上下を隠す必要がある仕事
一方で経験上、「止めておいたほうがいいな」と思うのは、販売・接客・営業など気分の上下を隠してしなければならない仕事。
接客なら「どんな時でも笑顔で」が鉄則なので。 うつ状態のときにそんなの無理です。
うつ状態のときに仕事をするとどうしても作業効率は落ちてしまいますが、それでも家で仕事したり、工場で流れ作業したり、清掃業務を黙々とこなしたほうがいいのではないかな、と思います。
人間関係に左右される職場
休憩時間に人の話(興味のない(ひどいは禁句です))を聞いたりするものの、必要最低限の人間関係を築くのが難しかったりします。
おそらくこれも、感情の揺さぶりになってしまったのだと思います。 新たな職場ではもう少しクールに過ごしたいところですね(笑)
「だれとでも仲良く」って聞こえはいいですが、自分が仲良くできない状態になってしまってはいけませんからね。
まとめ
安定して働くとなると、やはりさきほど上げた
・工場勤務
・清掃業務
・ライティングなどの在宅業務
等、黙々と作業できる仕事。
ワタシ的働きやすい職場としては、
・黙々と作業ができる
・人とのかかわりが密接ではない
・ノルマや期限がない
こんな感じでしょうか。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
少しは参考にしてもらえてたらいいなぁ、なんてちょこっと思っています。それではまた、どこかで!
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- 本記事は2018年6月10日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。