8ヶ月の就労移行支援で仲間ができ、うつを理解する機会が増えた
性別:男性
自閉症スペクトラム(社会不安障害)・うつ状態・対人恐怖症
私は、就労移行支援施設に通って8ヶ月間、ビジネスマナーや実務訓練を重ねてオープンで就職する事が出来ました。
その時の私は、
「絶対に就職してやる!」
もう二度とうつがひどくなって、仕事を一緒にする同僚や上司の方に迷惑をかけたくない
という思いが強くなり、オープンで就労する事にしました。
うつで身体がひどくなってしまっても、その時は必ずやってきます。
「受かりそう。」と思った瞬間に、仕事はトントン拍子に上手くいくというのが、私の今までの経験です。
皆さんがうつや発達障害で苦しんで、仕事も上手く行かなくなったら、すべてを打ち明けて仕事場に配慮してもらうという事も考えてみてはいかがでしょう。
オープン就労に至った背景
金融機関のデータ管理で、身体をおかしくしてしまった私は、「とにかく次の仕事を探さなくては」と必死で求人情報を見て応募し、仕事を探しました。
しかし、結果は全滅。
協調性が無いのと、うつが完全に治りきっていなかったので、不採用になってしまったのが自分の考える原因だったと思います。
私はハローワークにも行き、仕事を探しましたが、結局自分に合った仕事は見つからず途方に暮れていました。
そんな時に、就労移行支援施設の事を知り、入所して8か月間、体調の安定とオープンで働ける職場探しをしました。
支援施設に通っていた皆さんは、私と同じ経験をした人ばかりなので、みんな一生懸命に仕事を探していると感じました。
でも、クローズで就職したいという訓練生の方も多々いらっしゃったので、人それぞれの考え方があるというのは間違いないです。
両親の猛反発を経て
私が一番苦労したのは、両親の理解でした。
私がうつや発達障害で障害者手帳持ったことや、就労移行施設に行く事を、両親にカミングアウトしたら、
「あんたは、障害者持ちじゃない!」
「お前の性格だから。」
と、両親は猛反発してきました。
でも、この時は自分の特性は性格じゃないと思うようになり、必死で両親に訴えました。
そして、一緒に就労移行支援施設に来て、施設長と面談。
ようやく理解をしてもらい、「自分が一生懸命になっている」という事も、分かってくれました。
訓練施設でも苦労した事はたくさんありました。
まず、支援員の方々はすべての人の面倒を見てくれてはいないという事。
私の場合、実習訓練の時は、担当の方は一人だけでしたので、そこまで苦労をするということはありませんでした。
訓練生の人と団結の力を持てたというのが、一番大きかったメリットです。
特に、うつや発達障害の方々の懇親会やセミナーに参加し、うつや発達障害をさらに理解する機会が増えた事が、私にとって大きい収穫だったと思います。
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- 本記事は2019年2月15日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。