「仕事復帰のタイミングは自分で決めないと継続出来ない」
復帰後の仕事内容
復帰後の仕事内容は、私の場合、休職前と同じ職種である営業職での復帰でした。
実は復帰前の人事との打ち合わせの時に、私の方から他の職種での復帰をお願いしたのですが、会社の見解としては、
「今までやってきた職種(私の場合は営業職でしたが)での復帰が、勝手の分かる業務なので、その職種からの復帰が望ましい」
という事でしたので、私の別職種での復帰希望は却下されました。
私の場合は、休職前と同じ職種でのスタートでしたが、お勤めの会社によっては様々な見解があると思います。
仕事復帰前に自らの希望を伝える事は必要だと私は思います。
仕事復帰後の雇用形態
元々、正社員の雇用形態でしたので、正社員の地位での仕事復帰でした。
但し、仕事復帰に際し、会社も配慮してくれて、復帰1ヶ月は午前中のみの半日勤務でのスタートでした。
(会社の制度として“ならし勤務”という形態だったようです。)
朝から夕方まで働けるかな、という不安を抱えていた私からするとありがたい制度でした。
職場のコミュニケーションで意識したこと
復帰後の職場の同僚や上司とのコミュニケーションで意識したことは、出来るだけ、休職前と同じスタンスで接しようと努めました。
しかしながら私の職場では、腫れ物に触るような雰囲気がありました。
それはそうですね。
「また仕事で負荷をかけて休職されたら大変だ…」
そんな感じが私にも伝わってきて、非常に復帰後仕事がやりにくかった記憶があります。
また、復帰後直属の上司の態度が、休職前より、よそよそしい感じがありました。
私の場合、この上司の言葉のパワハラで休職に至りましたので、仕事復帰後、この上司の態度が、一番精神的にこたえました。
(結局、この態度に耐えきれず再休職となってしまうのですが…)
仕事復帰で不安だったこと
まず、不安だったのは通勤電車でした。
私の場合、バスと電車2回乗り換えが通勤に際して必要でした。
朝の通勤時間帯ですと、座って通勤は困難でしたので、この通勤の間は立って会社に向かわなければなりません。これが苦痛でした。
そのため、仕事復帰前に通勤と同じ時間帯で会社の前まで行く通勤練習を2~3回実施し、自分の体力・気力の確認を行ないました。
うつ再発時の対処法
私の場合、直属の上司との関係で再発してしまうことになるのですが、この時に通ったのが、健康管理室でした。
私の勤めていた会社は産業医の先生は、週3回の通い勤務。
健康管理室に常駐は女性の方でしたが、職場で話せない愚痴といいますか、話はよく聞いて頂きました。
職場以外の息抜き出来る場所を自ら設けることも重要だと考えます。
再発しないための心がけ
私の場合、結局直属の上司との関係性を払拭を出来なかったから再休職となったのですが、やはり休職に至った根本原因を善処しないと再発に至ると考えます。
(休職の原因は、言葉のパワハラで、再発も無視される状況に耐え兼ねたため)
後から考えても、私の場合には、どうしたら良かったかの結論は出せないのですが…。
経験上、休職に至った根本原因を善処または改善しないと、また自らに精神的な負荷を掛けて再発してしますことになる可能性は大と言えます。
やはり、仕事復帰の際に休職に至った経緯を良く考えて、可能なら転属等も会社に検討してもらう方が再発を防止できるのでは、と感じます。
社内で活用できる窓口や施設は出来るだけ利用・活用すれば良いと思います。
読者に伝えたいこと
ここまで述べてきた通り、私の場合には、再発に至り結局会社を退職することになりました。
やはり再発してしまうと退職しなければならない可能性が高くなります。
ですから、これをお読み頂いている読者の皆さんに伝えたいのは、仕事復帰にに対しては「慎重」をお願いしたいと思っております。
別に脅している訳ではありませんが、仕事復帰の際に休職に至った経緯を自分で理解したうえで、それらを出来るだけ、払拭した上で仕事復帰をして頂きたいと思います。
“今まで休職で会社に迷惑を掛けたから…”
と、やや急ぎ気味に仕事復帰を選択される場合もあるでしょう。
しかし、焦って復帰したために再発→再休職になると貴方の評価は厳しくなる一方です。
「再発→再休職」だけには、ならないように。
改めて仕事復帰に対しては、慎重をお願いしたいと思っております。仕事復帰の成功をお祈りしています。
- 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
- 本記事は2019年3月24日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。