感情のコントロールができない…病気?セルフケアの方法は?精神保健福祉士が解説

2019.06.18公開 2019.07.08更新

感情をコントロールできず爆発して、人に迷惑をかけてしまったことはありますか?

大声を出してきれてしまったり、

人目をはばからず泣きわめいてしまったり、

他の人が驚いてしまうような行動に出てしまう…

といった人もいます。

 

自分自身でもやめたいと思っていながら、かっとなると自分を抑えられない…コントロールできない…ということがあるようです。

 

そこで今回は、感情がコントロールできないときのセルフケア術や病気を疑う際のポイントをご紹介します。

 

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感情のコントロールができない例

自分自身に当てはまるという方も、身近な人の感情に振り回されて困っているという方も、以下のような経験があるかと思います。

 

①ささいなことで怒りが収まらず、相手を罵倒したり物に当たる

「ランチを食べたお店の店員の態度が悪かった」

「年下の相手が敬語を使わなかった」

など、少し気に障ることがあっただけで、怒鳴ったり物を投げたりしてしまうことはありませんか?

 

喜怒哀楽さまざまな感情の中でも、怒りをコントロールすることは難しいと言われています。

 

じわじわ湧き上がるのではなく、勢いよく気持ちが噴出するためです。

 

表面上は冷静にいられればよいですが、怒りに身を任せると社会的ではない行動に出てしまいかねません。

 

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②人前や街の中でも大声で泣いてしまう

ショックを受けたことや悲しい気持ちを我慢できず、わんわんと泣いてしまうのも感情があふれ出している状態です。

 

人前で泣くことは必ずしも悪いとは言えません。

 

しかし、周りが見えなくなってしまうほど、泣きたい気持ちに飲み込まれてしまうのは、感情がコントロールできている状態ではないでしょう。

 

③ストレスフルで常に精一杯

ストレスがパンパンに溜まっていると、感情のコントロールができません。

 

怒りであれ、悲しみであれ、余裕を持って受け止めることができず、ぐらぐらと気持ちが揺れ動きます。

 

いつもは気にも留めないようなことでカッとなることがあれば、ストレスが溜まっているサインです。

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菊池恵未

精神保健福祉士

精神保健福祉士として、都内NPOにて精神障害者の支援を行う。就労支援担当として面接同行や就職後の業務メニュー作成などをしてきた。障害年金や生活保護受給の相談にものっている。JCTA日本臨床化粧療法士協会認定のもと臨床化粧療法士®として隔月でメイクアッププログラムを実施中。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年6月18日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。