小学生の発達障害…言葉遣いは関係ありますか?

2017.03.29公開 2018.05.09更新
池田智理子

回答者
池田智理子
キャリアコンサルタント 認定心理士

ご質問

小学生(6年)の発達障害の可能性ついてです。

 

先週、学校の特別支援教育コーディネーターの先生から「年齢にしては使う言葉が幼いすぎる。発達の障害があるのかもしれない」という連絡を受けました。

 

具体的には、目上の人に対して「~だもん」や「あとね~だった」という表現をしていたことや、年齢にしては語彙が少ないと言われました。

 

これは、発達障害の可能性はあるのでしょうか?

 

現在、住んでるところが田舎なもので、発達障害かどうかを診てくれる病院がなかなか見つからなく不安でいます。

回答

ご相談ありがとうございました。

 

ご相談内容を確認したところ、小6のお子さんということなので、20代であるあなたのお子さんなのか、ご自身がかかわっているお子さんに関することなのか、分かりかねる部分はありますが、分かる範囲でお答えしたいと思います。

 

発達障害にも、いろいろな種類があります。必ずしも、「年齢よりも幼い言葉を使うこと=発達障害」とは言えないと思われます。

 

そのお子さんは、他の児童とのコミュニケーション能力や、学習での遅れなどもあるのでしょうか。

 

まずは、その子の全体像をしっかりと観察してほしいと思います。

 

また、その子自身が、

 

・常に幼い言葉を使っているのか

・学校の特別支援教育コーディネーターのような人に対してのみに使っているのか

 

といった点を客観的に観察することも大切です。

 

心に愛情不足を抱えている子は、甘えられる対象に対して、あえて子供言葉を使うこともあります。

 

最近は、発達障害という言葉で、すべてを表現する傾向もあり、子供の心の発達に対して、見落としてしまうこともあるようです。

 

そもそも、目上の人に対して、どのような言葉を使うべきかを、自分のこととして子供が理解していないこともあります。

 

私も小学校のころまでは、敬語などを目上の人に使うという意識がなく、問題児としてみられていた方でした。

 

つまり、子ども自身に自覚がないだけということもあり得るのです。

 

「赤ちゃん言葉=かわいいと思われる」という図式が、子供の中で出来上がっていることもありえます。

 

まずは、赤ちゃん言葉をいつも使っているのか、ほかの学習障害や精神的な遅れなどがあるかを、子供の行動を観察して客観的にみてほしいと思います。

 

そのお子さんを、しっかりと自分の目で見る、お子さんとじっくりと話をすることで、見えてくることがあると思います。

 

学校の特別支援教育コーディネーターの先生だけでなく、いつも見てくれている学校の先生や、周囲の方からも情報を得てみることも、判断の一助になると思います。

 

病院にかかるにしても、言葉以外の、子供の発育がどうかを把握していることは、医師にとっても大切な情報になります。

 

まずは、自分の目で、普段のお子さんの行動・学習・精神的発達を確認してみてください。

 

そして、自分だけ病院を探すのではなく、

 

・保健室の先生や地域保健センター

・子育て支援センター

・児童相談所などの相談窓口

 

などを利用して、お子さんにあった病院を選ぶことをおすすめします。

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