看護師の人間関係が最悪…人間関係を楽にする実践テクニックとは?
看護が好きで、やりがいをもって働いている看護師はたくさんいます。
しかし、そんな看護師でも、厄介に思うことの一つに「職場の人間関係」があるのではないでしょうか?
しかも、職場の人間関係によって、その職場をやめてしまう看護師は多いのです。
どの業界でも人間関係は難しいものですが、看護師の仕事の特徴が、職場の人間関係を複雑にしていることがあります。
ここでは、その特徴に焦点をあてて、人間関係を楽にする実践テクニックをお伝えします。
看護師の仕事の特徴とは?
チームと個人との考えに整合性を付けることが必須
看護師の仕事の目的は「患者さんの健康」を見ていくこと。
そのため、患者さんが24時間生活をする場での仕事であるために、ひとりで仕事が完結することはありません。
日勤者から夜勤者への引き継ぎに象徴されるように、メンバーの看護師がみんなで協力していくことが必要になります。
そのために、チームの考え方に沿った看護を求められる一方で、患者さんと向かい合う時には、その場で最もよいケアを判断していくことも多く、看護師ひとり一人は、自身の看護観と知識に自信をもって仕事をすることも求められます。
そのため、自身の考えと、チームとしての考え、さらに、メンバー個々の考えの違いに整合性を付けるというストレスが常に存在しているのです。
そこを意識できないことで、意見の食い違いや連携がうまくできずに、メンバー同士の人間関係に影響を及ぼすことがあります。
自身のコントロール感を実感できないことが多い
患者さんの健康状態によって、求められることが多様なため、思った通りにケアをして、思った通りの結果が出ないことも多いのが看護の特殊性。
例えば、自分が心を尽くしてケアをしても、患者さんの健康は上向きにならないこともあり、結果をコントロールできない「無力感」を持ちやすいこともあります。
また、自分が担当のケアをしようとしたとたんに、他の患者さんから呼び止められる、他のスタッフから別件を依頼をされるなど、「今、自分のしようと思ったことが、ここでできない」というコントロール不能感が重なる>ことも多く、大きなストレスになってきます。
理由はわかっていても、したいことができないストレスは大きいものです。
すると、自分のコントロール感を実感したい欲求が無意識に大きくなり、コントロールしやすい相手を支配することで、ストレスを発散することもあるのです。
それが、後輩や中途採用者へのきつい指導になったり、看護観の合わない人への過度な言葉になったりで、関係性にヒビが入ることもあるのです。
そんな特殊性をふまえた上で、看護師の人間関係を楽にするテクニックをお伝えします。
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- 本記事は2017年2月3日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。