将来に希望が持てません。何を頑張っても自分は駄目と感じます(20代・女性)

2017.07.02公開
池田智理子

回答者
池田智理子
キャリアコンサルタント 認定心理士

 
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ご質問

悩みが色々ありすぎて、自分でもハッキリしていないのですが、この状態が3年以上続いています。

 

最近では、昼夜逆転生活、自堕落な生活など、日常生活に支障をきたし始めたので、将来いつか本当に社会不適合になってしまうのではと不安に思っています。

 

私は自分の将来に希望が持てません。何を頑張っても、自分は駄目なんだとそう感じてしまいます。

 

大きな原因は、ずっと続けてきた絵を描くということ、将来の夢として掲げてきたその活動が思うようにいかなくなったことがあります。

 

「どうすれば絵が上手く描けるのか」とか、「人に馬鹿にされない絵を描かなきゃ」とか、そんなことしているうちに、そもそも何が描きたかったのか頭の中でグルグルと考え、描くことも楽しくなくなり、最終的には描かなくなってしまいました。

 

どうしても筆を持つと、

 

完璧なものを描かなければいけない、

人に馬鹿にされない極めて綺麗なものを描かなければいけない、

自分の頭に描く理想を描かなければいけない…

 

と強迫概念に襲われ、描こうとすると吐き気や動機になるようになりました。

 

それでもずっと描き続けてきて、周りにもある程度認められ、決して才能がないわけではないと自分でも思っていました。

 

しかし、描くことが辛く、そもそも自分が描きたいものすら描けなくなって数年が経ちます。

 

それでもまだ絵に対するしがらみは消えていませんし、改善できるならしたいと本当に心から願っています。

 

ただそんなことで職業にできる筈もありませんし、自分の道が閉ざされた気持ちでした。

 

これは悩みの一つです。

 

次の悩みも先ほどのことと同じかもしれませんが、何をするにも強迫概念に襲われるのです。

 

仕事を請け負っても、完璧に仕上げなくてはいけないと思いますし、友人と出かけるとかもお洒落な格好で行かなくてはいけないと思います。

 

常に人目を気にし行動し、人との会話の中でも自分の意見が出さなくなってしまいました。

 

常に人に優しく、自分が望むことを相手にすれば自分にも返ってくるとそう信じ行動してきましたが、どこかで歪んでしまったかもしれません。

 

実際そんなことを続けるうちに、自分の意見や考えがわからなくなり、人といるととてもストレスが溜まるのです。

 

自分の理想に、現状の自分の精神年齢が追いついてこない。そんな状態です。

 

しかし例えそういった行動をしても、当たり前ですが他人が自分にそれをしてくれるかは別ですし、受け取り方も様々で、気を遣ったとしても自分が我慢してストレスが溜まることが多くとても損だと感じました。

 

そんな調子でいるうちに、自分の意見がない、受け身すぎると人に言われることが多くなり、どうすれば良いのかわからなくなってしまいました。

 

私も考えがないわけではありませんし、自分の意見があるなら言います。

 

ただ、意見がない場合言わないのは当たり前ですし、人の意見を否定したいとは考えていません。

 

仕事などでは経験や知識が必要とされる場においては、自分は半人前ですし、不用意な発言はしないでおこうと考えています。

 

勿論そういった考えが自分から積極的に勉強しない、人に聞いてばかりと取られるのかもしれません。

 

なんだかもう色々とめんどくさいんです。

 

こうやって色々考えている自分にも周りの人間にも。周りの人間は大したことは言ってません。

 

しかし普段からのネガティヴな思考と考えすぎてしまう性格で、私は必要以上に他人の発言を深く受け止めてしまうようです。

 

そのため、やりたいこともできず、寧ろやりたいこともわからず、一体何のために今生きているのか、本当にわかりません。

 

好きでもない他人の目を気にして、私のことなど見ていない他人の目を気にして、一体なぜこんなに他人のことが気になるのかわかりません。

 

他人の目を気にせず、好きに発言し行動できたらどんなに良いか…。

 

周囲に相談しようにもこんな人間だと思われたくないですし、身内に相談しても「自信過剰な考え方」と説教されますし、どうしたらいいか、わかりません。

 

周りに理解を求めるなんて傲慢な考え方かもしれませんが、自分一人でこの状態から復帰できる自信や余力が正直ないです…

 

▼前回の相談はこちら▼

回答

再度ご相談いただき、ありがとうございました。

 

今回は、あなたの心の中のたくさんの葛藤を教えて頂き、あなたが何に悩んで苦しまれているのか、その一端が少し理解できたように思いました。

 

あなたの夢・やりたいこと・好きなこと・得意なことは絵を描くことだったのですね。

 

それがいつしか他人の目にどう映るか、評価ばかりが気になってしまい、描くことが楽しいと思えなくなってしまったのですね。

 

それはとても苦痛を伴うことだったでしょう。

 

きっかけはどんなことだったのでしょうか。思い出すのが辛いでしょうか。

 

ほんの一握りの小さな雪(出来事)がいつの間にか大きな雪だるまのようになってしまい、あなたの心の中にどっしりと場所を占めてしまったように私は感じました。

 

ここまで読まれてあなたはどう感じましたか。

 

自分の心の中に湧き上がってきたものを味わってみてください。

 

ここで少し、あなたの悩みを脇に置いておいて、認知の歪みという考え方に触れたいと思います。

 

認知の歪みには10のパターンがあります。

 

①全か無か思考

白か黒かと考える。完璧主義な方に多く見られるタイプ。「いつも~である」「完全に~である」「決して~でない」といった考え方。

 

②一般化のしすぎ

ひとつの良くないことがあると、「いつも自分はこうだ」と自分を否定的に一般化する。

 

③心のフィルター

ひとつの良くないことにこだわってくよくよ考え、他のものが見えなくなる

 

④マイナス化思考

良いことが見えなくなるばかりでなく、良いことさえ悪い方向に考えてしまう

 

⑤結論の飛躍

他人の裏を読みすぎたる、先読みをする。特に確かな理由が無いのに悲観的な結果に結び付けてしまう

 

⑥誇大視と過小評価

自分の短所や失敗を大げさに考え、逆に長所や成功したことをあまり評価しない。

 

⑦感情的決めつけ

自分の感情が現実をリアルに反映して、事実を証明する証拠であるかのように捉える。

 

例えば「不安を感じている。だから明日の仕事は絶対失敗する。」と、感情的に決め付けてしまう

 

⑧すべき思考

何かやろうとする時に「~すべき]「~すべきでない」と考える。

 

⑨レッテル貼り

ミスや失敗をした時に、「自分はダメ人間」、「自分は負け組」などと自分にネガティブなレッテルを貼ってしまう。

 

⑩自己関連づけ

何か良くないことが起こった時、自分に責任がないような場合でも自分のせいにしてしまう

 

今回のご相談内容を拝見したときに、ご相談内容の中にはいくつかの認知の歪みのパターンにあてはまるような事柄があるように思いました。

 

私にも②、③、④、⑧などの傾向があるなと思います。多少の傾向なら良いのですが、傾向が強く出てしまうと、思考がぐるぐる空回りするようになり、身動きが出来なくなります。

 

そして認知の歪みは単純ではなく、一つの事柄に、いくつかのパターンがからみあっていることが多くみられるようです。

 

これを読んで、あなたはどう感じましたか。あなたの中にも当てはまる部分がありましたか。それとも当てはまりませんでしたか。

 

またお話しがしたくなったらいつでもご相談ください。

 

あなたと私で、一緒に考えて、乗り越えて行きたいと思っています。

池田智理子

池田智理子

キャリアコンサルタント 認定心理士

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