うつ病患者に関して最も問題視していることは何ですか?(10代・女性)

2017.11.19公開
佐藤文昭

回答者
佐藤文昭
臨床心理士

 
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ご質問

大変参考になるお話をありがとうございました。追加で聞いてみたいのですが、臨床心理士として、うつ病患者に関して、最も問題視していることはどのようなものでしょうか?

 

度々申し訳ございません。宜しくお願い致します。

▼前回のご相談はこちら▼

回答

再度、ご質問いただき、ありがとうございます。

 

早速ではございますが、あなたからの質問にお答えしたいと思います。

 

まず、お答えするにあたり、臨床心理士全般というよりは、一人の臨床心理士として、あくまでも私個人の意見をお伝えしたいと思いますので、どうぞご理解下さい。

 

うつ病患者に関して、私が最も問題視している点は二つあります。

 

一つは、症状が長期化、慢性化していくことによる自殺率の向上です。

 

前回の返信にも書きましたが、うつ状態が長期化していく背景には、「パーソナリティ」や「家族関係(親子関係)」が影響している場合が少なくありません。

 

できる限り、早めにうつ病患者の危険性を見立てる力、そして症状の背景にある問題に素早くアプローチできる力が、私たち臨床心理士には問われてきているんだと思います。

 

二つ目は、うつ病の低年齢化です。

 

現在、うつ病の発症年齢は、年々低年齢化してきていると言われています(実際の臨床現場でも実感しています)。

 

早い子であれば小学校高学年位から、うつ症状を訴えるお子様もいるくらいです。

 

発症年齢が低年齢化すれば、それだけ症状の長期化や慢性化による自殺の危険性なども注意しておかねばなりません。

 

このように、大人だけではなく、子どもにもうつ病の危険性は迫ってきています。

 

子どものうちから、「一人で頑張ろう!」とする姿勢以外にも、時には「周囲に頼ること」、「弱音を吐くこと」の必要性を学習する機会を作って欲しいと思います。

 

引き続き、不明な点や質問などありましたら、いつでもご相談ください。

佐藤文昭

佐藤文昭

臨床心理士

おやこ心理相談室 室長

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