通信制の高校に行きたい…どうやったら親を説得できますか?(10代・女性)

2018.01.13公開 2018.01.16更新
村松真実

回答者
村松真実
看護師 心理相談員

 
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ご質問

私は今年、受験生です。自分は高校は通信制に行きたいと思っています。

 

行きたい通信制の高校も見に行き、とても雰囲気が良さそうでした。そこに行く気満々でした。

 

私は元々、学校はあまり好きではありませんでした。

 

みんなと同じことをしたり集団行動などがとても苦手で、人が少し苦手です。

 

なので学校もみんなと登校時間をずらして学校に行っています。教室も入りづらいので別室登校です。

 

全日制の高校に行っても教室で勉強したりみんなで何かをしたりというのが苦手なので続けられる自信がありません。

 

なので通信制で自分のペースで行きたいと思っています。

 

そして親との仲が不仲なので、早く家を出たいと思い、バイトもしたくて通信制に行きたいと思っています。

 

ですが親は反対しています。普通になれといってきます。

 

普通ってなんですか?

 

みんなと同じじゃないとダメなんですか?それが私にはよくわかりません。

 

でも、私は無理して全日制に行きたくありません。どうやって親に説得したらいいと思いますか?

 

みんなとは違うってどうやったらいえますか?アドバイスお願いします。

 

 

 

回答

お久しぶりですね。ご相談ありがとうございます。

 

時間をずらしながらも、学校に通学できているのですね。

 

進学を目指すうえでも、その行動をとれていることはとても前向きなことだと思います。

 

また、高校進学についても、あなたとしては通信制の高校の方が、自分のペースに合っていると感じ、進学の意思も固まっているのですね。

 

それも、とても素晴らしいことだと感じました。

 

けれど、ご両親に、あなたの気持ちが伝わらないのですね。「普通になれ」と言われるばかりで、解決策が見えないのですね。

 

どうしても両親は、自分の子供には「苦労をさせたくない」と考えてしまいがちです。

 

それは、社会に出たからこそ言うパターンもありますし、世間体を気にしてという場合もあります。

 

確かに、普通高校・大学と進む人の割合が多いため、それが「普通のルート」であり、自分の子供もそのルートに乗ってもらいたいと多くの親の立場としては考えるとは思います。

 

ではどうやって、両親を説得させるかです。

 

あなたは、通信制に進学した後は、どのような道を進みたいと考えていますか?

 

15歳は、まだまだ未来の道は無数にあります。

 

直前の希望(通信制の高校に進む)だけでなく、その先の夢もイメージしてみることをおすすめします。

 

通信制の高校を卒業しても、
・安定した自立できる仕事につける
・専門的な資格を取得する
・通信制高校を卒業し大学進学をする

 

といった明確な未来があるだけでも、両親は安心する可能性があります。

 

一般的に通信制高校を出た場合の、先々のことを知っている大人は少ないのです。

 

そのため、自分の子供にわざわざ苦労をさせたくないと考えるからこそ、

「普通になれ」(普通高校に進学して、大学を目指せ)

といった言葉を投げかけてくるのだと思います。

 

判らないから、心配なのです。

 

あなたは、自分が「みんなで何かをするのか苦手」である自分を知っています。

 

だからこそ、通信制高校に進みたい。

 

その気持ちは、理解できますし、応援したいと思います。

けれど、中学の時とは違い、高校はもっと自由です。

 

私は県立の普通高校でしたが、集団で行動することはあまりなかったです。

 

特に3年生の時は、クラスメートでも選択科目が違う人が多く、一度も口をきいた記憶もない人も半分くらいはいました。

 

クラスで一緒に過ごしてはいましたが、一緒に何かをしたといった感じではなく、自分のことで精一杯だった印象があります。

 

きっと、あなたは、周囲の人の反応や視線などに敏感で、繊細な心を持っているのだとも思います。

 

人に対して敏感さがあることは、悪いことではありません。

 

けれど、少しずつ、集団に慣れてみてもいいかと思います。

 

それは、バイトをするにも、就職するにも、ついて回ることだからです。

 

みんなと同じであることは必要ないと、私も思います。

 

そのためには、同じでなくても大丈夫だということを伝える力を持つことも大切だと思います。

 

私も実は、集団行動が嫌いです。一人の方がほっとします。

 

そのために、資格を取り、独自で活動できる範囲を広げていきました。

 

自分が嫌いなことをしないためには、自分で切り開く強さを持つことも大切なことになります。

 

自分の未来を、自分が生きやすい形のするためには、高校進学を含めて、自分がどんな仕事について、独立するのかを考えてみてく欲しいと思います。

 

そして、その将来のことを踏まえた上で、進学したい高校を、先生と話し合ってみたらいかがでしょうか。

 

先生は、たくさんの生徒さんの姿を知っています。

 

あなたがなりたい未来に有利な道も知っている可能性もあります。

 

先生を味方にすることで、両親にも説明と説得がしやすくなるようにも感じます。

 

判ってもらえないことは、両親に限らず、大人になるほど増えていきます。

 

まずは、最初の試練かも知れません。

 

自分の未来を諦めずに、言葉で言えない時は手紙やメールで思いを伝え、学校の先生の力も借りて、自分で将来を勝ち取る強さを身に付けてください。

 

それが、あなたの自信にもなります。

 

両親と話し合うことは、お互いが自分の考えを理解してほしい気持ちばかりが先行するため感情的になりがちです。

 

だからこそ、肉親なのだと、客観的な視点で(テレビドラマをみているかのように)受けとめつつ、自分の気持ちも冷静に伝え続けてください。

 

みんなと違っても、安心して!
そう言えるあなたになることを、応援しています。

村松真実

村松真実

看護師 心理相談員

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