毒親の母のことで悩んでます。無視をしていますが限界があります(30代・女性)

2016.07.04公開 2016.11.24更新
佐藤文昭

回答者
佐藤文昭
臨床心理士

 
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ご質問

毒親の母のことで悩んでます。母親は被害妄想が強く、周りが何人だろうと関係なく振り回して、さらには、悪口をとことん言います。嫌がらせメールもよく送って来ます。

 

私は、仕事から自宅に帰ったら帰ったで、毒親の母がいてゆっくり休めず、気づかないうちにお菓子をたくさん食べて、激太りしました。

 

母親は知的な障害があるようで、家での悪口で、わざと挑発させて、言い合いになっていることを病院の先生にも話しています。

 

薬でどうこうの問題じゃなく、性格の問題と言われました。「振り回されるのはやめよ。」と言われました。

 

私が家を出るのが一番いい方法なのですが、なかなか、お金を貯めるのに時間がかかり、毎日、毒親の母の挑発に乗らないように、何を言われても無視をしています。

 

母親は都合よく、自分が悪いことも他人のせいにして逃げます。また都合が悪くなると、相手の落ち度を即座に見つけて悪口の攻撃にでます。

 

自分が「一人になりたい」といいながら、一人なると「誰々が悪い」といい、大泣きをする始末です。

 

自分の思っていることが絶対で、それに何かをいうとヒステリーを起こします。

 

だから、家族、親戚みんなを敵にまわしても自分が一番かわいいので、お構い無しに振り回します。私を含めみんな、相手にしないのが一番と言って距離を取っています。

 

私もできるだけ自分の部屋にいるようにしています。

 

かなり、振り回され、悪口も言われ、それに答えると、しめた!と調子に乗ってさらに悪口を言ってくるので、無視をしていますが、限界があります。

 

他に方法があれば教えてください。家を出る以外、無視をする以外、何か対策できることはありますか?

 

よろしくお願いします。

回答

ご質問、ありがとうございます。

 

お母様の対応に苦慮していらっしゃる様子が伝わってきました。

 

さて、あなたの文面からお母様の精神状態を察する限り、確かに「被害妄想」が強いレベルにあると思います。被害妄想の特徴は、周囲を「敵か味方か」「戦うか逃げるか」という二極化思考で見ていきます。

 

全て「自分中心」であり、自分の都合のいいように物事を解釈し、捉えていきます。その結果、周囲を自分の思い通りに振り回していくのです。

 

しかし、当の本人には、自分が周囲を振り回しているという自覚はありません。逆に、周囲が自分を振り回してくるという発想で捉えています。

 

だから、いくらお母様に「これ以上周囲を振り回すことは、やめてくれ」と伝えたとしても、まったく効果がありません。

 

逆に、「そんなことを言ってくるあなたがおかしい!どうしていつも私の邪魔をしてくるの!」と言い返されてしまうことでしょう。

 

ですから、常に「自分」というものが中心にある状態と理解していただければと思います。もう一つ、被害妄想の根底には、「孤独感」があります。

 

とても寂しがり屋でもあるんですね。寂しければ「寂しい」と素直に言えばいいのですが、それが出来ません。

 

それが出来ない代わりに、周囲を攻撃したり、悪口を言ったり、振り回すという方法で周囲と関わっていきます。

 

波風を立てる方法でしか周囲と関わることが出来ないんですね。そんなことをしていれば、周囲も疲れてくるので、当然、離れていきます。

 

そして、不毛にも自分の孤独感を証明するような結末になってしまうのです。

 

お母様の様な被害妄想の強い状態への対応としては、できれば物理的に距離が取れる方があなたの精神状態には良いかと思います。

 

つまり、家を出るという選択肢です。

 

もし経済的に独り暮らしが難しいようであれば、「関わらないという覚悟」が必要です。

 

基本的には今のあなたのスタンスで間違っていません。もう一つ大事なポイントとして、「どうしたら自分自身を守れるのか」という発想を持っていただければと思います。

 

この先、お母様の性格や行動がガラッと変わることはありえないでしょう。

 

その中で、あなたはあなたなりの生活のペースを守りつつ、日常生活を送っていくしかありません。

 

簡単なことで言えば、自分の時間やスペースは積極的に確保する。自宅以外でのストレス発散を心掛けるなどです。

 

この環境で自分を見失ってしまうと、お母様から物理的にも精神的にも離れられなくなり、気がついた時には、あなたの人生が、いつの間にかお母様の人生へと変わってしまう恐れがあります。

 

その他、お母様の精神状態をある程度理解しておくことも自分自身を守る上で必要になるでしょう。

 

お母様へのより具体的な対応策などについて知りたいようであれば、心の専門家である臨床心理士に一度相談されてみてはいかがでしょうか。

 

詳しく丁寧に教えてくれると思いますよ。

佐藤文昭

佐藤文昭

臨床心理士

おやこ心理相談室 室長

詳しい情報・お問合せはこちら

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