恥を恐れない・恥を乗り越えるための6つの方法とは?臨床心理士が解説
私はカラオケが苦手です。音痴がどうかは別として、人前で歌うことはすごく恥ずかしいと感じるからです。
ほかにも、人前で何かを発表したり、意見を言うこともできれば避けたいと思っています。
「いろいろと指摘されるの嫌だな」
「変なこと言ってないかしら」
って思ってしまうものですよね。この記事を書くことも、毎回どきどきしながら書いているのが本音です。
でも、人生においては恥ずかしさを避けて通れない場面も多くあり、そんなときはいつも憂鬱な気持ちになります。
きっと誰しもそんな体験をしたことがあるのではないでしょうか。
そんな「恥」の心理について考えていこうと思います。
「恥」の心理とは?
恥が生じるメカニズムは、
人前での失敗
↓
「失敗の原因は自分だ」と感じる
↓
恥を感じる
です。何を失敗ととらえるか、ということも含め、「恥」は自分自身の中で生じる感情であるようです。
傷つきたくない心理
恥をかいているときは、自尊心やプライドが傷ついているときでもあります。
そのため、特に自分への意識が強く自信がない人ほど、恥をかきやすいといわれています。
つまり、傷つきたくない、恥をかきたくない、と強く意識が向けられているほど、より他人の評価や言動に敏感になるため、恥を感じやすいのです。
人前での失敗経験
恥は、誰かに見られている場面で生じます。
どんな失敗も誰にも見られていなければ、そこまで恥ずかしさは感じませんよね。
「誰かに評価されたり、意見されたりするのでは」と心の中で感じているからこそ、恥ずかしさが生まれます。
また、失敗の原因を自分に求めたときに恥を感じます。
そのため、時に、自分を責め気分が落ち込んだり、自信をなくしてしまったりすることもあります。
あるいは、自分の「傷つき」を受け入れられず、「恥をかかせたな」と怒りに転じ、他人を責めてしまうこともあります。
恥を感じない人はいる?
逆を言えば、自分への意識が低い人は、恥を感じにくいのかもしれません。
「自分なんてどうでもいい」と思っていれば、傷ついてもかまわないので恥は感じにくいかもしれません。
とはいっても、どんな人でも自分が傷つくことは避けたいことです。
きっとだれしも恥を感じるのはないでしょうか。
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- 本記事は2019年1月25日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。