海外留学が辛い…知っておきたいストレス対処法をベルギー在住看護師が解説

2016.12.06公開
 
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海外留学に胸を膨らませて海外へ渡り、いざ海外生活が始まって、色々な大変さに直面していませんか?

 

予想以上に、日本の生活スタイ ルや言語レベルの違いを目の当たりにして、「こんなはずではなかった」「海外留学はこんなに辛 いものなの?」という思いを多少なりとも抱くと思います。

 

例えば、言語を学んで準備をして行ったのに、現地人同士が話す言葉の早さについていけず、聞き 取ることや理解することがやっと…なんてこともあるかもしれません。

 

話をしようと思えば、すでに別の話題に移っていて、口を挟む 間もない…。

 

会話ができないから友達を作ることも難しい…。

 

授業で先生の言うことも完璧に分からないのに、 現地の生徒と同様に課題をこなさなくてはならない…。

 

自分のベストを尽くして出した課題も評価 してもらえない…。

 

あまりにもルームメイトと生活スタイルや性格が合わない…。

 

こういったことなどから、日本での自分と海外での自分の差があまりにも大きく感じ、思うようにできない自分をもどか しく思ったり、自分はダメだと思うこともあるでしょう。

 

そこで今回は、そんな海外留生活が辛くなった時のストレス対処法についてお話しします。

 

 

誰もが通る道

まず、この海外留学の辛さは、誰でも少なからず経験することで、自分一人が辛く悩んでいるという ことではないと知っておいてください。

 

そして留学するのだからといって、

 

「何か得て帰らなければ」

「途中で挫折してはいけない」

「外国の友 達を作らなければ」

 

など「~べき、~ねばならない」と無意識に自分の中で制限をかけたり、目 標を立てて達成しなければいけないと思っていないか、一度自分の心をチェックしてみるといいで しょう。

 

 

「逃げ道」を知っておく

もちろん、目標を立てるのは全く悪いことではありません。むしろ何か目標を持って行った方がい いこともあります。ですが、それが自分を苦しめて海外留学を辛くしていることもあります。

 

留学したのだから、必ず成果を出して帰らなければいけない。とか達成して帰らなければいけな いという制限が、出来ない自分を苦しめているのです。

 

この方法がうまくいかないのなら、別の方法を試せばいいくらいに気軽に考えてみる。

途中でやめてもいい、頑張りすぎなくていい。

 

など、ある意味「逃げ道」を知っているだけで、行き 詰まりを感じることがぐっと減ることがあります。

 

 

自分を縛る制約を一度外してみる

同じ状況でも、「この道しかない」と真面目に一生懸命頑張りすぎるほど、八方塞がりの状態に なり辛く苦しくなって、返って身動きが取れなくなります。

 

ですが、「こうあってもいい」と別の方法を持っているだけで、安心感からその状況を切り抜けることもできます。

 

別の方法をとることが、だらけているとか無駄なことをしているわけではななく、心の調整を取りながらやれている。と考えればいいのです。

 

一度、自分を縛っている制約はないか、それを外したらどうなるのか、またそれができないとし たら、他の道はないのか。と色々な角度から考えてみると、海外留学をする目標は、一つではないこと に気づくでしょう。

 

気楽にいながら、いくつもの打ち手を持って一つの目標を達成する。そんな 感覚です。

 

 

比較することを止める

次に、「自分なんて」と思う時は、他人と比較していることが多々あります。

 

他人のできている部 分に目を向けて、自分のできていないことを比較する…。すると、自分のできないことばかりに目が いってしまいますよね。

 

できないことに目が向くとますます、萎縮して行動できなくなってしまい悪循環です。 ですから、他人のできているや羨ましいに目がいっていると思った時は、自分自身に目を向ける ことを意識してみます。

 

自分が今できていること。

できるようになったこと。

 

過去の自分と、今の自分を比べて、できていることに目を向けてみましょう。「今日は〇〇ができた。〇〇にチャレンジした」という風に、ほんの少しの進歩 に目を向けてみましょう。

 

日々の小さなチャレンジを積み重ねるだけで、振り返れば1週間後、1ヶ月後には大きな進歩になっています。

 

他人は他人のスピードで。自分は自分のスピードで進んでいくものです。他人の速度に合わせようとすると 無理が生じて辛くなってきます。

 

 

自分は自分でいい

そもそも他人は、人の「できる・できない」をそれほど気にしていません。気にしているのは自分自身なんですね。

 

「〇〇できないと嫌がられるのではないか」

「話を聞いてくれないのではないか」

「馬鹿にさ れるのではないか」

 

などは、自分が考えているだけで、案外他人は気にしていないものです。 特に言語に関しては、自分のレベルを相手に知ってもらうことは必要です。

 

分からないのに、分 かったふりをして相槌を打っていると話はどんどん分からなくなりますし、相手は意見を言わず にただ笑っている人という印象を受けます。

 

それよりも、自分はどのレベルまでなら理解できるのかを先に伝えて、できない自分をどんどん見せることで相手が自分に合わせて話してくれるようになりますし、意志を表現できる人と捉えてくれます。

 

 

母国語で自由に話せる環境も大事

自分自身に対する向かい方以外には、日本人の友達を持つ。ということも時に必要です。

 

海外留学をすると語学上達のために日本人の友達は持たない。と思う人も多いですが、母国語で自由に話せる環境はストレス発散にもなりますし、安心感にもなります。

 

自分の感じている思いを同じ日本人に話すだけでも気持ちは楽になるものです。 相談したら同じ境遇にいる仲間はアドバイスをくれるかもしれませんし、実は相手も同じ思いを 抱いていたということがあるかもしれません。

 

また留学経験のある先輩に話してみるのも一つですね。

 

すでに経験をしている人はより状況を詳しくわかってくれ強い味方になってくれるでしょう。まずは思いを一人で抱え込まず発散してみることをお勧めします。

 

その他、日本の友達や親に連絡してみる。日本のテレビを見る。音楽を聴く。旅行する。体を動 かす。趣味の事をする。などできる気分転換を図ってみて、自分にどれが合っているのか試してみることもいいでしょう。

 

留学している時にありがちな思い込みに、「途中で日本に帰ってはいけない」というのがあります。留学が終わるまで日本に戻れない、帰れない。そう決めてしまっていると返って辛くなります。

 

もしそう決めているとしたら、「本当にそうなのか?」と一度考えてみるといいですよ。

 

 

留学を大きな糧にするために

海外に住むというのは、考えていたより楽ではない部分が多いでしょう。

 

ですから、そこで頑張っ ている自分をまず認めてあげてください。 そして海外留学が辛いと感じるなら、悩みを一人で抱え込まず、信頼できる誰かに話を聞いてもら うだけで変化が出てくると思います。

 

海外留学で経験している全てが、後の自分に大きな糧となるでしょう。

 

roketamiko

【執筆者】

ロケ民子 正看護師

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