反抗期がないのはOK?反抗しない4つの理由、子供への接し方を臨床心理士が解説

子供が中学生くらいになると多くの家庭が反抗期を迎えます。

 

しかし、最近は高校生になっても反抗期が来ないというケースも増えていて、「反抗期が来なくてよかった」と思う反面で、「本当にこれで大丈夫なの?」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。

 

今回は、反抗期がない理由とその場合の対応について考えてみたいと思います。

 

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反抗期に反抗できない3つのケース

以下の場合は、親に反抗したくてもできない精神状況にある可能性があります。

 

1.何をするにも親の言う通りにこなしてきた「いい子」

子供のことを全て親が指示して、思い通りにならなければ激しく叱ったり、見放すような発言をしたり、暴力を振るうなどして子供をコントロールしてきた家庭に起こりうるケースです。

 

親が子供を支配しようとする力が強すぎて、子供は自分を守るために「いい子」になり、親に反抗することができないのです。

 

2.親への反抗は「良くない」「怖い」「そんなことを思う自分が悪い」と思っている

自分が意見を言ったり、自分らしさを出そうとすると親がことごとく邪魔をしたり、情緒不安になったりすると、子供は自分らしく生きることを「よくないこと」だと学び、恐怖すら感じてしまうことがあります。

 

そのままでいると、「反抗したいと思っている自分が悪い」と思うようになり、本来親にぶつけるはずの怒りのエネルギーが自分に向いてしまいます。

 

3.自分の考えや意見を構成することができず、「自分が分からない」

子供が自分で考えて決める前に、親が先走ってあれこれ口と手を出してきた場合、子供は自分の考えや意見を見つけることができず、「自分が分からない」と感じ始めます。

 

反抗したくても、「何がしたいのか」「何が言いたいのか」すら分からないので、反抗すること自体よく分からなくなっているのです。
 
 

反抗する必要がない場合もある

日頃から親子関係が良好で、両親に自分の存在をしっかり受け入れられていると実感している子供は親に反抗する必要がありません。

 

この場合、日頃から親子のコミュニケーションがよく取れていたり、親とは違っていても自分の思いや考えを主張する機会があったり、また親が自分のことを理解している、自分は受け入れられていると実感できていることが多いです。

 

同性の友達との関係も良好であることが多いので、思春期特有のイライラや不快感のエネルギーも言葉や会話で発散することができるのです。

 

反抗しなくても自分らしくいることができて、反抗しなくてもエネルギーを発散することができるので、わざわざ反抗する必要がないというケースです。

 

【監修】佐藤文昭

臨床心理士

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