ワンオペ育児が限界…現状を打破するためには?キャリアコンサルタントが解説

2016.12.25公開 2017.01.04更新
 
シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
0

仕事、家事、育児の全てを1人で担って「もう限界…」と感じることはありませんか?

 

近年、某外食チェーン店において、深夜に従業員1人で全ての労働をこなす「ワンオペレーション」が話題になりました。休憩も取ることができず、1人で深夜のお店を切り盛りする、過酷な労働環境が問題になりました。

 

最近では、育児においても同じような状況を指す言葉として「ワンオペ育児」という言葉が使われるようになってきました。

 

あなたももしかしたら、「ワンオペ育児」に陥って「もう限界…」と感じているかもしれません。

 

今回は、ワンオペ育児が限界な現状を変えるためのポイントを、実体験を踏まえながら、お話ししたいと思います。

 

 

ワンオペ育児とは?

この「ワンオペ育児」という言葉は、配偶者が単身赴任などの理由により、仕事、家事、育児の全てを1人で担う、主に母親1人に対して使われる言葉です。

 

現代の多くの母親がこの「ワンオペ育児」という状況に陥っているようです。1日は24時間、母親の体は1つしかありませんから、負担を減らすにはどうしたら良いのか悩むところです。

 

そこで、上手に手間を省きながらストレスを減らす方法を考えてみたいと思います。

 

 

「楽をすること」を考える

まずは、自分自身が頑張っている現実を認め、自身の心と体をいたわってあげてください。あなたは十分に頑張っています。ここまで本当によく仕事、家事、育児をこなしてきました。

 

そんな母親の姿を見て、子どもは頑張る母親の無言のメッセージを受け取っています。

 

1人で全てのことをこなすことだけでも精一杯なのに、それ以上頑張って「良い母親にならなければ」と考えずに、少しでも楽をする方法を探ってみましょう。

 

まずは家事に完璧を求めず、自分が楽をするために優先順位をつけて、時間を短縮できるものは短縮し、効率化してみましょう。

 

そして疲れたら、思い切って自分の休息のための時間を確保しましょう。母親であるあなたの心と体が、何よりも一番大切なのです。そのための具体策を考えてみましょう。

 

 

完璧でなくても大丈夫

完璧でなくても大丈夫です。全て6、7割の出来でOKと考えてみましょう。

 

「やらないよりはまし」ぐらいの気軽な気持ちで日々を過ごし、それができたら、自分にOKを出してあげましょう。

 

 

食事の手間を省く

時間と手間がかかる家事の一つが食事作りです。少し楽をするための方法を考えてみましょう。

 

週末にまとめて時間を取って作り置きをし、1週間分の晩御飯を作り、冷凍・冷蔵しておきます。夕方遅い時間に帰宅しても、レンジで温めるだけで、手作りのご飯を出すことができます。冷凍食品やレトルト食品だってOKです。

 

冷凍食品は「悪」だと思っていませんか。栄養面、添加物など気になるかもしれません。しかし実際は、とても安全でおいしい食品です。

 

冷凍食品は低温処理された後、約-20℃の環境で保存されるので、保存料・酸化防止剤などの添加物を使う必要がほとんどなく、全く使用していない冷凍食品も多く売られているようです。

 

レトルトのものを活用しても良いでしょう。レトルト食品は保存料、殺菌料を使用せず、レトルト殺菌することにより長期常温保存が可能な食品です。「あと一品足りない」という時にも活用すると良いかもしれません。また、宅配で食材を調達すれば、買い物の手間を省けます。

 

「食事は全て母親の手作りでなければならない」という固定概念があなた自身を縛り付けている場合があります。

 

そんな時は、少し肩の力を抜いて「手抜きしたって、みんなで楽しい食卓を囲むことができればOK」と気軽に考えてみましょう。

 

 

掃除、洗濯の手間を省く

家の中はきれいに保っておきたいものですね。金銭的に余裕があれば、お掃除ロボットや食洗器の活用をおすすめします。

 

自分が仕事をしていて留守の間に、掃除を済ませることができますし、食器を手で洗っている時間を他の時間に充てることができます。

 

また、掃除の頻度を減らして、最低限にとどめることもできます。1週間に1回だけ念入りに掃除するとか、拭き掃除だけに留めるなど、最低限のレベルで良しとしましょう。

 

気が付いたときにササっと汚れをふき取るだけでも、見た目も気持ちも楽になります。洗濯も夜のうちに済ませて室内に干しておき、朝は外に出すだけにすると、朝の忙しい時間を余裕で過ごすことができます。

 

 

育児を短い時間でも楽しむ

長い時間、子どもと一緒に過ごすことが必ずしも良い育児とは言えません。

 

一緒にいるときは楽しむ、それだけでも子どもにとってはかけがえのない時間になり、母親にとっても癒される時間になります。実は子どもから元気をもらっていることが、たくさんあることに気が付きますよ。

 

無理に時間を作ろうとか、丁寧に話を聴いてあげようと思わなくても大丈夫です。お母さんは、ただそこにいて、笑って話して抱きしめるだけで、子どもにとっては十分大きな存在にもなり得ます。

 

 

正直な気持ちを伝える

辛い時は、配偶者、両親、友達など、信頼できる人に気持ちを打ち明けてみてください。そして、子どもにも自分の気持ちを伝えてみてください。

 

「お母さん、今日は忙しくて疲れちゃった」と言えば、子どもはお母さんを何とかしてあげようと思うものです。「今日は早く寝て休もうね!」と子どもから言われて、元気をもらったなんてこともあるかもしれません。

 

また、夫に自分の正直な気持ちを伝えることも大切です。残業ばかりで心に余裕がない男性が多い世の中ですが、会社での仕事だけが疲れることではありません。

 

あなただって家事も育児も仕事も頑張っているのです。疲れていないわけがありません。夫婦の関係性において「偉い」も「偉くない」もないのです。理解のあるパートナーなら、一緒に気持ちを共有してくれるはずです。

 

 

自分のための時間を作る

1日のなかで自分の時間を少しでも作ってみてください。

 

例えば、子どもが寝静まった後の時間は、自分だけの時間です。コーヒーを飲む、ビールを開ける、好きなドラマを見る、本を読む…など、自分の好きなことをして過ごしてください。

 

夜に洗濯機を回している方は、洗濯物を干すまでの何分かの間だけでも良いので、自分だけの時間を取ってみてください。ワンオペ育児で、毎日目の回るような忙しさですが、少し休憩したらまた頑張れるのではないでしょうか。

 

 

睡眠はしっかりとる

明日も家事、育児、仕事…、早朝から忙しい日が始まります。

 

日が変わる前に寝てしまいましょう。しっかり睡眠をとって疲れが取れれば、何とか乗り切れるものです。

 

 

さいごに

筆者である私自身もワンオペ育児経験者です。

 

真面目な母親ほど、自分を追い詰めてしまいがちですが、いかに楽をするかをもっと真剣に考えても良いと思います。母親である自分の心と体が一番大切だと考えてください。

 

自分の心と体をいたわり、自分を大切にしている母親を子どもは大好きになります。

 

単身赴任などの状況はすぐに変えられるわけではありません。家族で支え合い、母親であるあなたが少しでも心が楽になれるよう、「自分が一番大切!」と割り切って考えてみることをお勧めします。

 

あなたの存在が、家族をハッピーにしているのですから。できなければ、できないで良いのです。

 

「ママ、できなかった〜」と笑っているあなたを、子どもは愛おしく思うものですよ。

 

suzukiyumiko【執筆者】

鈴木祐美子

国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、

CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

鈴木さんのインタビュー記事はこちら

シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
0

関連記事