【第4話:私の兄】〜お父さんうつ日記〜
兄については正直、あまり話すことはないんでよね…。というのも、ほとんど話さないんです。
思い出すと、物心ついた頃から、あまり兄を受け付けない自分がいました。
私が思春期の頃は、積極的に兄を嫌った記憶がありますが、それ以外の時期は、特に嫌いもせず仲良くもせず、挨拶と必要最低限の会話を交わすくらいの兄妹仲を続けています。
仲の良い兄弟姉妹って理想なのかもしれないですが、私は特に兄と仲良くないことについては気にしていません。
私にとって、特に好きでないも人と、頑張って仲良くしなければならない状況は辛いものだからです。
「家族だから」とか「兄妹だから」仲良くしないといけない訳ではなく、結局はただの人間同士ですから、ウマが合ったり合わなかったりします。
私はその気持を無理に覆うのではなく、お互いを傷付けずに済む距離を無意識的に保っているんだと思います。
おかげで兄を忌み嫌うこともなければ、喧嘩することもありませんし、お互い適度に優しく接することができます。
そんな兄妹仲ですから、家では兄の存在を間接的に感じることが多く、4コマはその様子を描いています。
今のところ、現状維持を目標に、というか、このまま近くも遠くもない距離感を保っていけたらそれでいいかなと思っています。
【第5話:君の役目】を読む
【執筆】
シブ子
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- 本記事は2017年3月8日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。