育児に口出しするけど何もしない他人事な旦那の4類型…イライラを止めるには?
【このコラムは実際に子育て中のママさん臨床心理士に解説してもらっています】
普段は仕事中心で育児にほぼノータッチな夫。
それなのに、育児のやり方についてあれやこれや口出ししてくる夫にイライラが爆発しそうになっていませんか?
自分の子供という意識が低いのか、育児に対してどこか他人事で妻任せな夫のスタンスは、夫婦喧嘩の火種にもなり、育児にも悪い影響が出かねません。
そこで今回は、育児に対して、やたら口出しするのに何もしない夫に対して、ママのイライラを和らげつつ、夫にも育児に積極的に参加させるためのポイントについてご紹介いたします。
解説してくれるのは、実際に子育て中のママさん臨床心理士。
実体験や心理学的な視点から、口出しだけで何もしない夫を4パターンに分類して、夫婦間のストレスや問題を改善して育児に向き合うヒントを教えていただきました。
〈聞き手、編集:近藤雄太郎(Reme運営)〉
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育児中に口だけ出す夫の心理とは?
育児は子どもが小さいうちほど、出来るだけ両親の関わりが同じくらいであることが理想です。
しかしながら、男性の場合は自身が出産を経験していない分、父親としての自覚を持つことが難しく、子どもを持ったことへの実感がなかなか湧いてきません。
こういったズレが、母親との大きな隔たりを生む場合があります。
そんな中でも、育児は待ったなし。
母親があくせく子どもの世話をしているのを見ると、「自分も何かしなければ」と焦りばかりが先回りし、行動よりも口が先に出てしまうのです。
自分の存在をアピールしたい
子どもと母親はお腹の中にいた時からずっと同じ時を過ごしてきました。産まれてからもまた、長い時間を共に過ごしており、それぞれの”母親流”の育児が確立されていきます。
そういった中に父親も育児に加わることは、決して簡単なことではありません。
おなじ家族でありながらも、父親は自分だけ蚊帳の外であるかのように感じ、孤独感に苛まれることさえあるのです。
そういった背景から、自分の存在をアピールとしたくなり、口出ししてしまうことが考えられます。
自分も育児参加しているという防衛心
仕事内容にもよりますが、幾つになっても子どもと一緒にいられる時間は父親の方が圧倒的に少ないケースが多いです。そのため育児参加へは大変不利な状況にあります。
こういった状況に対して、罪悪感を抱く方も中にはいます。
なんとか子どもの事に関知したい思いと、日中の様子がわからない苛立ちや焦りから、育児への口出しがやや荒々しい言葉になってしまうこともあるでしょう。
何か動きたいがどう動いたら良いかわからない、それでも育児に関わりたい思いこそが、「口だけ出す夫」を作り出しているのです。
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- 本記事は2020年6月26日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。