うつで退職。見通しを立てることで不安を取り除いた

【書いてくれた人】

年代:50代

性別:男性

双極性障害

うつで寛解まで行かない、または休職出来る日数が段々なくなってきた場合、意識するのは“退職”だと思います。

 

これから退職する人の中には、将来に不安を感じている読者のいらっしゃるかもしれませんし、そのために退職という選択が出来ない方もいらっしゃるでしょう。

 

そこで私の体験談をお話してみたいと考えます。

 

うつで退職してよかったことは?

一つ目は、なんといっても“気持ちの解放感”だと思います。

 

休職中といえども常に会社は意識するものです。

 

会社によって多少の違いはあるものの、自分の上司、または産業医に対し1~2週間に1度程度の電話での状況報告を求められることでしょう。

 

私の場合は、当時の直属の上司が発する言葉のパワハラがうつ病発症(正確に言うと再発でしたが)の原因でしたから、電話であってもその上司と話すことが大変苦痛でした。

「また、あと何日かしたら、あの上司と話しをしないといけない」

と考えただけでも多大なストレスでした。

 

今から考えてみたら休職中も、私の場合、これが理由で心から休めていなかったようにも思えます。

 

そのため、退職によって得られた“気持ちの解放感”は、代えがたいものでした。

 

二つ目は、前に向かって進む気持ちの切り替えになったことです。

 

ある意味、強制的な気持ちの切り替えとなるかもしれませんが、退職が再就職してこれからやっていくんだ!という気持ちの切り替えの機会になったと言えます。

 

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  • 本記事は2019年3月3日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。