心の疲れのサインは身体にあった!?コンディショニングコーチが語る身体のケア

2019.07.22公開 2019.11.01更新

「健康で働けることは、その人も幸せだし、周りも幸せになる」

 

そう語ってくれたのは、企業の健康を支えるコンディショニングコーチとして活動している竹内さん。

 

仕事のやる気が出ない、上司のプレッシャーが辛い、周りとのコミュニケーションが取れない。そんな悩みに竹内さんが提案するのは、ストレッチエクササイズ

 

身体のケアで、精神的な悩みが解決するの?必要なのは、悩みを聞き出したりとか、そういうものではないの…?

 

そんな疑問を、竹内さんにぶつけてきました。

 

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【竹内 修平(たけうち しゅうへい)】

企業専門のコンディショニングコーチとして、主に札幌で活動中。様々な身体の不調をケアし、より高いパフォーマンスで仕事ができるようにサポートをしている。

〈インタビュアー くまのなな〉

 

運動する余裕がないなら、こちらから教えに行けばいい

くまの
竹内さんは、企業専門のコンディショニングコーチとして活動しているんですよね。具体的に、どのようなことをしているんですか?
竹内さん
企業に出向いて、身体の痛みを解消するお手伝いをしています。腰痛や肩こりなど、痛みを抱えながら働いている方はとても多いんですよ。

 

腰痛や肩こりに効くストレッチの講習をしたり、経営者の方などは1対1でパーソナルトレーニングをすることもあります。

 

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企業に出向いて、ストレッチを指導する様子。

くまの
竹内さんは、前職も身体のサポートをするトレーナーだったんですよね。
竹内さん
そうです。独立前に勤めていた会社は、こちらから出向くのではなく、施設に来ていただいた方に指導をするところでした。

 

そこでは、トレーナーとして働いており、キャリアの後半では主にマネージメントの仕事をしていました。

 

くまの
管理職として、部下の方の指導をしていたんですね。
竹内さん
はい。40人ほどの中小企業だったですが、トレーナーしかいない会社だったので、総務や経理などもやっていました。
くまの
えっ!おひとりで…?
竹内さん
はい。今考えると、「僕だけじゃ無理だろ!」って業務量でしたね(笑)当時は他の誰かにヘルプを出すことができず、ひとりで抱え込んでいました。

 

忙しく働いているうちに、ある日ふと気がついたんです。「あれ?僕ってトレーナーなのに、全然運動してないじゃん!」って。

くまの
運動する暇もなかったんですね…!
竹内さん
会社はジムなのに、仕事に追われてまったく運動ができなかったんです。

 

トレーナーの僕でさえこうなるなら、会社員でジムに行ける人って、すごく限られるのではないかなと思いました。

くまの
なるほど…。だから、会社に出向いて指導をする今の方法を選んだんですね。
竹内さん
そうです。

 

運動をする余裕ない人でも、僕が会社に出向くことで、身体を動かす機会が生まれたらいいなと思っています。

くまの
もしよければ、簡単なストレッチを教えてもらうことってできますか…?
竹内さん
いいですよ!

 

例えば、胸を張るストレッチ。立ち上がって、壁に腕をぐっと押し付けます。腕と同じほうの足は、少し前に出してあげてください。

 

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ぐっと胸を張って、腕~胸あたりをほぐしていくそうです。

くまの
おぉー!気持ちいい!(一緒にストレッチをやってみました)
竹内さん
仕事中に猫背になっている方は、呼吸も浅くなりやすいんです。胸をぐっと張ることで、呼吸もしやすくなりますよ。

 

心のサポートより、身体のサポートを選んだ理由

くまの
竹内さんは、ご自身のうつ病がきっかけで独立されたんですよね。心のサポートではなく、身体のサポートをしようと思った理由はありますか?
竹内さん
1つは、自分の実体験がきっかけでした。僕、仕事が忙しくて追い込まれていたときに、身体がものすごく張っていたんです。
くまの
張っていた…?
竹内さん
そう。身体が緊張して、とても硬くなっていたんですよ。

 

ストレスを感じた翌日は、お尻がガチガチに硬くなったり。

くまの
えぇ…!
竹内さん
ある日、硬くなった身体をストレッチでほぐしてみたんです。そしたら、ものすごく楽になって。
くまの
身体がですか?それとも気持ちが?
竹内さん
どちらもです。気持ちも身体も、呼吸も楽になりました。

 

「身体のケアをすることで、気持ちにもアプローチできるんだな」と実感したんです。

 

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竹内さん
あとは、「身体に痛みを抱えながら働いている人って、とても多いんだろうな」と思っていたからです。

 

「肩こりある方いますか?」と聞いて、「いえ!うちは全員健康です!」なんて会社、ほぼないですよね。

くまの
確かに!「肩が痛い」や「腰が痛い」など、皆さんどこかに不調を抱えていそうですね。
竹内さん
痛みを抱えているときって、常に微妙なストレスを感じている状態なんです。それなのに、仕事が忙しくて、身体をほぐす時間もない人がとても多い。
くまの
身体に痛みがあると、気持ちも沈みそうですもんね。腰が痛くてイライラして、上司にもイライラして…ってなりそう。
竹内さん
そうそう!身体が痛いと、どうしても不機嫌になりますもんね。

 

身体の痛みがなくなるだけでも、痛みから生まれるイライラや、イライラから生まれるコミュニケーションの衝突も少なくなると思っています。

くまの
ストレッチやエクササイズを指導した結果、その方の気持ちに変化があったこともあるんですか?
竹内さん
それが、結構あるんですよ!
くまの
それ、聞きたいです!
竹内さん
ある方の指導をしたときに、「私、よくアゴが疲れるんです」と言われたときがあって。
くまの
アゴが…?どうしてでしょう?
竹内さん
その方は、食いしばりでした。上下の歯をぐっと噛みしめてしまって、アゴが疲れてしまうんです。
くまの
へぇ…。
竹内さん
指導を重ねていくうちに、「〇〇さんと話した後に、アゴが疲れることが多かった」と本人も気がついて。

 

食いしばりの原因は、特定の人へのストレスだったんです。

くまの
うわー!なるほど!
竹内さん
原因がはっきりすれば、対処方法も考えられますよね。「この人と話すときは、簡潔に早く終わるようにしよう」とか。

 

自分ことが分かっていない方は、意外と多いんです。身体の不調はもちろん、心のことも。

くまの
自分だからこそ気がついていないことも、たくさんありそうですね…。
竹内さん
そうですね。

 

自分で解決する能力が身に付けば、原因が分からずに身体に不調を感じていたときよりも、ずっと生きやすくなると思います。

くまのなな

ライター

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  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年7月22日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承の上、お読みください。
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