発達障害の病院について。まずどういう所に行ったら良いですか?(10代・男性)

2017.02.13公開 2017.04.02更新
加藤たかこ

回答者
加藤たかこ
臨床心理士

 
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ご質問

「なんでこんなことが出来ないんだ」と思い、色々調べた結果、発達障害の可能性があるかもしれないと出たので、相談させて頂きます。

 

病院には行っていないです。相談する人が居なく、どうしたら良いのか分からないので相談させてもらいました。甘えなのかもしれませんが、しんどいです。

 

バイト先でも、「~しといて」と先輩に言われただけでもパニックになってしまい、毎日の様に怒られます。

 

友達と話していても、話を頭でまとめることが出来ず答えが曖昧になってしまう、自分でも何が言いたいのかわからなくなる。

 

バイトや学校で忘れ物が多いです。特にたまに使うが必ず使うものでない物(ティッシュや傘などが頻繁)。

 

ドライブが趣味だが、少し前に山道のカーブ前で、ふとアクセルを踏み込みカーブに突っ込んでいったこともありました。

 

また、多少マシになったが、強迫性障害のような症状が多々あります。

 

・髪型のセットが気に入らず、数時間、鏡の前で弄る

・例えば、スマホの左右の角を均等に触ったりしないと気が済まないと言った事が良く有る

・電気の消し忘れ、鍵を締めたかなど確認しても何回も不安になる。

 

医療機関に行くのが最適でしたら、どういう所に行ったら良いかなど様々なことをお聞きしたいです。宜しくを願いします。

回答

はじめまして。投稿を読ませて頂きました。

 

日々の生活の中で、色々とご苦労が多いようですね。

 

また、車の運転中のエピソードが記載されていましたが、読みながらこちらにもヒヤッとするものが伝わってきました。

 

幸いご自身には大きな怪我もされていないようで、安心しました。

 

記載頂いた内容から、急に話をふられるなど、突発的な対応を必要とする場面では、上手く頭の中で整理しきれないとのことでしたね。

 

けれども、今回頂いた投稿は、とても読みやすく整理されています。

 

そういったところから、

 

・邪魔されず、ある程度自分のペースで進められる

・目や耳から入る刺激が少なく、落ち着いた環境

 

上記のような場面においては、ご自身の元々持っている力が、発揮されやすいのかもしれませんね。

 

さて、現在は特に相談機関にかかられてはいないとのことでしたが、必要に応じて病院の受診なども考えていらっしゃるようですね。

 

はっきりとしたことは言えませんが、投稿者様にとって医療的なサポートがあると、日常の困難に対する負担が減る可能性はあるかと思います。

 

ただその場合、どんな医療機関を受診するかということが大事になってきます。

 

現在、各都道府県には1つずつ、発達障害者支援センターという機関が置かれています。投稿者様のお住まいの県にもあります。

 

その発達障害者支援センターに問い合わせると、投稿者様のお住まい近隣で、発達障害の診断ができる病院を教えてくれます。

 

その為、発達障害者支援センターにまず電話で問い合わせてみるのが、スタートかと思います。(病院によっては順番待ちで、受診までに時間がかかることもあります)

 

ところで、投稿者様はご自身の傾向に気が付いていらっしゃるようで、ご自身についての気づきを持っていらっしゃることはとても大切なことです。素晴しいことだと思います。

 

そのような気づきがあるからこそより注意深く行動したり、ご自身にあった対策ができるわけです。

 

そういった点では1つの段階をクリアしているとも言え、その次の段階としてご自身の傾向にあった対策を講じることが求められてきます。

 

今回は過去に私がお会いした方々が、自分なりに編み出した対策法をいくつかだけご紹介させて頂きます。

 

 

【1】ティッシュも傘も置き忘れてきてしまうことが多い

 

→基本置き忘れてきてしまう前提で、良い物は買わない。100均の傘で十分。

 

たまに家の中に、同じ傘が大量にある。そしたら2本残して捨てる。不経済で勿体無いけど、しょうがないと思って割り切っている。

 

 

【2】引き出しの奥にあるものを取ろうと、手前の物を脇に置くと、脇に置いたもののことは完全に忘れて引き出しを閉めて、行ってしまうことがある

 

→視界から外れると、完全に頭の中から抜ける。だから取り出した手前の物は引き出しの上に立てかけるようにして、視界から外れないようにしている。

 

 

【3】ただでさえ、話を頭の中でまとめるのは苦手なのに、高圧的な上司の前ではさらにパニクる

 

→可能な限り、客のトラブル対応は「より丁寧に対応したいので」「先輩の対応を参考にしたいので」と、他の同僚にも一緒に入ってもらう。

 

上司の報告もできれば一緒に行ってもらい、自分の言いきれないところを補足してもらう。

 

 

今回は、医療機関の探し方と、不注意傾向を持つ方々の対策について、少ないですが紹介させて頂きました。また何かあればご連絡下さい。

 

投稿者様の困難が少しでも軽減するよう、応援しています。

加藤たかこ

加藤たかこ

臨床心理士

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