職場のベテランが怖くて、仕事に行くのが億劫です(20代・女性)

2017.09.20公開
池上枝里子

回答者
池上枝里子
正看護師 上級プロフェッショナル心理カウンセラー

 
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ご質問

母子家庭で、保育士として働いています。3年ほど働いていますが、向いていないようでなかなか上手くいきません。

 

ベテラン保育士さんにも睨まれている感じでとても怖くて、近くにその人がいるといつも通りの保育が出来ずにオドオドしてしまいます。

 

職員会議でみんなの前で色々と言われるのがとてもこわいです。とにかく最近、仕事に行くのが億劫で怖いです。

 

が、担任も持っているので当面は働かないといけません。家のことや子育てもしなくてはならず、気持ちがいっぱいいっぱいになってしまっています。

 

どうしたら改善しますか?

回答

はじめまして。池上と申します。ご投稿、拝見させていただきました。

 

ベテラン保育士さんから睨まれていると感じながら保育をし、職員会議では色々言われてしまうとは、かなりのプレッシャーですね。

 

怖くなり、仕事に行くのが億劫なのも自然なことと思いました。

 

しかも、家事や子育てもおひとりでされる責任もあるなかで、今まで精一杯、保育士を続けてこられたのですね。

 

当面は今の職場で働くことになるとのこと。

 

ベテランさんとの詳しい関係は分かりかねますが、怖さが伴うプレッシャーがあるなかでも、いつも通りに振る舞えることで、あなたの気持ちが少しでも楽になればと思いました。

 

怖さとは、悪い結果に不安を感じることなので、誰もが避けたいと思うものですね。

 

あなたの場合だと、ベテランさんの望みに応えることで、悪い結果を避けようとしているのではないかと思います。

 

しかし、他人の望むことはなかなか読めないので、オドオドしてしまい、いつも通りにできなくなってしまいますよね。

 

すると、なおさら、「気にしないようにしよう」「いつも通りにしよう」と自分に言い聞かせると、ますます視線が気になり、保育園のどこに居ても、ベテランさんの居場所を把握しているくらいに敏感になるという、負のスパイラルにはまってしまうこともあるかと思います。

 

それは、自分のしたい行動ではなく、ベテランさんが望む行動という軸にシフトしていることでもありますよね。

 

そして、ベテランさんを意識しないようにしよう、とか、オドオドしてはいけない、といった自分に課しているプレッシャーにより、負のスパイラルがより強化されているのではないかと拝見いたしました。

 

怖い存在を気にしてしまうのは、人間の心理としては当たり前なことです。

 

例えば、虫が怖い人は、遠くにいる虫ですら「自分に飛んでくるのでは?」と、視線を逸らせなくなるもの。意識しないようにしようと思っても、怖いからつい、意識してしまう。

 

だから、あなたにとって怖い存在であるベテランさんを意識してしまっても、「ベテランさんを意識している自分がいる」と、そのまま受け止める方が自然なことと思います。

 

しかし、睨まれていると感じながら保育をするのは、嫌なことには変わりありませんよね。

 

なので、意識の持ち方を、ちょっとだけ変えてみることをおすすめします。

 

それは、「自身の行動でOKなところを探しながら保育をする」ということです。

 

例えば、「オドオドしたけど、園児に笑顔で声がかけられた」とか「園児に大きな声で挨拶ができた」など、どんなことでもいいので、園児相手にOKなところや、できたところを、たくさんみつけてみて下さい。

 

特別に良いことをする必要はなく、いつもの保育で、自分のOKを意識してみるということが大切。

 

良いことではあっても、特別なことをするというのは、結構なプレッシャーになります。

 

「毎日、自分のOKな保育を5個以上みつける」と決めると、少しずつ、自分の保育に集中できるようになってきます。

 

すると、ベテランさんの視線も少しずつ気にならなくなり、いつもの自分らしい保育に近づいてきて、あなたの気持ちにも余裕が生まれてくることと思います。

 

それは、保育に限らず、子育てにも活かすことができます。保育で5個、子育てで5個、毎日10個以上のOKを、ぜひ、自分でみつけてあげて下さい。

 

あなたは、「3年ほど働いていますが、向いていないようでなかなか上手くいかない」と感じていらっしゃるようですね。

 

しかし、別な見方をすると、「3年もの間、保育士として働いている」とも言えます。

 

私は、看護師やカウンセラーとして、専門職で働いていますが、その専門職が本当に向いていないならば、3年半も続けられないように思いましたが、いかがでしょうか?

 

そして、上手くいかないと思うのは、どこからの思いなのでしょう?理想や誰かと比べているのでしょうか?

 

きっと、3年もの間に培ってきた、あなたらしい保育があると私は思っています。

 

ベテランさんが求める保育にはない、あなたらしい保育があり、あなたの保育で喜ぶ園児がいらっしゃいます。

 

職員会議で発言をされる人は、あなたらしい保育とは別な観点での意見かもしれません。

 

あなたが毎日OKを出している保育は、あなたと園児が知っていることですね。そこをご自身で見つめて、認めてあげて下さい。

 

あなたは、精一杯、保育と子育てをされていることと思います。

 

私は、あなたが少しでも楽な気持でいられることを応援しています。

池上枝里子

池上枝里子

正看護師 上級プロフェッショナル心理カウンセラー

スマイル・ココロオフィス 代表

池上さんのインタビュー記事はこちら

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