嫌いな人との関係に悩み…どのように接すればいい?(30代・女性)

2017.06.16公開
佐藤文昭

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佐藤文昭
臨床心理士

 
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ご質問

ご丁寧にご回答くださりありがとうございます。怒りが大切な感情だとはまったく知りませんでした。

 

怒りとは暴力なので、持つべきではないと思っていました。

 

自分の怒りを自覚するのは、自分にはとても難しいことだなと思いました。他の人が怒っている場面でも、「そんなことで?」と思うことが多いです。

 

嫌な人や変な人に遭遇しても、またか、とか、このパターンなら慣れているなどと思って、深く考えないことが多いです。

 

あるいは、馬鹿馬鹿しいので笑ってしまいます。人に対して、怒りを覚えるほど関心がないように思います。

 

そうすると、どういう時に腹が立つのかと思えば、自分のプライドを傷つけられた時のように思います。

 

そのような行為をされた場合、縁を切りたくなってしまうので、音信不通にしてしまうことが多いです。

 

このような振る舞いは良くないらしく、穏やかにフェードアウトするのがいいと聞いたので、できるだけそうしたいと考えています。

 

普通は、きちんと自己主張をして、関係性を調整して付き合うらしいですが、どうしても一度でも嫌になると、もうその人間関係は嫌なイメージになって捨てたくなってしまいます。

 

嫌な思いをさせられる前に釘をさすべきなのかもしれませんが、後から合わない人だと分かっただけで、調整しても時間の問題で合わないのだろうと結論づけることが多いです。

 

このような考え方は不健全なのでしょうね。

 

失礼な人と一緒にい続ける忍耐力や調整力が極端にないので、「嫌なら関係を切ればいいや」と思ってしまいます。

 

調整して付き合いを続けるのが普通のやり方でしょうか?

 

私には何が普通で正しいのかわかりませんが、変だと思われると社会生活に支障が出るので、普通の人だと思われたいです。

 

「そういう風に言われるの嫌だからやめてくれない?」と言った方がいいのでしょうね。

 

私としては、そのように角を立てるよりは、静かにいなくなる方が楽でそうしてしまいます。

 

言ったところで人は変わるのでしょうか?

 

変わらない所まで見下されてしまったら、もう手遅れなので、もっと早く強く出るべきだったのかもしれませんね。

 

▼前回の相談はこちら▼

回答

再度、ご質問いただき、ありがとうございます。

 

また、あなた自身の人間関係の築き方やパターンについて詳しく教えて下さり、ありがとうございます。

 

あなたの立場から考えれば、相手が一度でも一瞬でも、自分を傷つけてくるような嫌な対象(危険な対象)になってしまえば、その関係をすぐに切りたくなってしまうように感じるのも無理もないのかもしれません。

 

自分の意見や気持ちを先に相手に伝えたところで、結局相手と合わなくなってしまうことを考えれば、わざわざ相手に自分の意見を言って角を立てるよりは、静かにいなくなるか、関係を切ってしまった方がラクだと思われるのも理解できます。

 

特に、失礼な人やあなたを傷つけてくる人と一緒にいることは、忍耐力も問われてくるので、すぐに関係を終わらせたくなるのかもしれませんね。

 

さて、「言ったところで人は変わるのでしょうか?」というご質問ですが、伝えたからといって「相手が変わる」という保証も確証もありません

 

あなたからすると、変わらないのであれば、言う必要もないし、イヤになれば関係を絶ってしまえばいいと思われるかもしれません。

 

でも、相手は自分の言動があなたを傷つけ、困らせているということに気が付いていない場合が多いものです。

 

ましてやあなたの場合、内心では怒りがあったとしても、笑ってごまかしてしまうわけですから、相手にはあなたが傷つき、嫌な思いをしているということは、ほとんど伝わっていない可能性が高いと思われます。

 

だからこそ、あなたの正直な気持ちを相手に伝えてあげる必要があります。

 

自分の気持ちを伝えるということは、当然、相手に変わってもらうことも期待しますが、何より「自分を守ること」にも繋がってくるので、自分の身を脅かすような危険な関係に一線を置くことが出来るようになります。

 

これらは「アサーティブネス」という考え方の一つです。

 

あなたのように素直な感情を我慢してしまい、思うように自分の気持ちを伝えられない方には、「アサーショントレーニング」という方法がお勧めです。

 

アサーティブネスとは、自分も相手も大切にしながら、ハッキリと自分の気持ちや意見を伝えることのできるコミュニケーションのあり方を言います。

 

「自分を守る術」の一つとして、是非、この機会にアサーティブネスというスタンスを身に着けられてみてはどうでしょうか。

佐藤文昭

佐藤文昭

臨床心理士

おやこ心理相談室

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