ニュースを観て不安になったり、昔から自己嫌悪感が強いです(10代・女性)

2017.12.03公開
佐藤文昭

回答者
佐藤文昭
臨床心理士

 
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ご質問

前回の回答、ありがとうございます。少し気が楽になりました。今、悩んでることは主に二つあります。

 

①不安で苦しいことは相変わらず多いのですが、それがニュース(主に未来を不穏にさせる労働環境の問題や北朝鮮のミサイルなど)をよって触発されます。

 

そればかり考えるうちに、自分の将来までも不安になり無気力になる気がします。どう向き合えばいいのかがわかりません。

 

②昔から自己嫌悪感が強く、自己肯定感が低いです。

 

周りの人がすべて自分より優れていて、自分はおかしい存在であって、気味悪がられているといつも思って生活しています。

 

もちろん、そんなことは無いのは、今まで友達等と付き合ってわかっているのですが、どうしても幼い時からの考えが抜けません。

 

電車でも周りに「気持ち悪いやつブサイクだ」と思われてる気がして気分が悪くなってしまいます。どうしたら自己肯定感をもてますか。

 

回答よろしくお願いします。

 

▼前回のご相談はこちら▼

回答

再度、ご質問いただき、ありがとうございます。

 

早速ではございますが、ご質問にお答えしたいと思います。

 

元々、不安気質の高いあなたにとっては、不安を刺激するような様々なニュースを耳にすることは、とても不安になり、とらわれてしまうことがあるかもしれませんね。

 

実際、あなたのようにミサイルなどのニュースをキッカケに、色々なことが不安になられている方も少なくありません。

 

ただ、無気力になってしまうくらい不安になってしまっては、日常生活にも支障が出てきてしまうかもしれませんね。

 

① さて、不安への対処法ですが、まず「不安」は恐怖反応の長引いたものだと理解しておいてください。

 

人間の体は、恐怖などのストレスが加わると、アドレナリン、ノルアドレナリンという物質を作り出すことで、血流を増加させ、筋肉内にはエネルギーがたまります。

 

これによって恐怖に対する「防衛体制」を整えていきます。

 

要は、敵を「攻撃するか逃げるか」という戦闘態勢の準備をしているわけです。

 

不安もまた、ストレスの一種です。

 

なので、身体の方は何らかの反応に備えてエネルギーが蓄えられていきますが、恐怖反応の場合と違って、敵を攻撃するなり、逃げるといった行動表現を伴わない場合が多いです。

 

そのため、筋肉内にはエネルギーが溜まったまま「興奮状態」だけが残って、そのまま放置されることになります。

 

この状態こそ「不安」を感じている状態なのです。

 

不安状態の人が、ソワソワ、イライラ歩き回ったり、手を握り締めたり、汗をかいたり、眠れなかったりするのはそのためなのです。

 

このようなメカニズムを理解した上で、不安への対処を図っていく必要があります。

 

まずは、今説明したように「不安」は体内にエネルギーが溜まった状態なので、ひとまず身体にたまったエネルギーの解放を考えます。

 

掃除、洗濯、ジョギング、カラオケ、ダンス、各種スポーツなど、なんでもいいから汗を流してしまことです。

 

不安な時こそ、体を動かすというのがポイントです。

 

② 自己肯定感に関しては、是非、カウンセリングを通して身に着けていって下さい。

 

自分の考え方の癖や傾向を自覚し、見直すことで、少しずつ自己肯定感は高めていくことができます。

 

親から言われ続けた言葉などの影響も十分あり得るでしょう。

 

そういったこともカウンセラーと一緒に振り返りながら、またあなたの歩んできた人生の中から、小さな光を見いだせるようになることも自己肯定感につながってくると思いますよ。

佐藤文昭

佐藤文昭

臨床心理士

おやこ心理相談室 室長

詳しい情報・お問合せはこちら

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