感情表現が苦手…意思の疎通が取れず、怒られてばかりです

2017.12.12公開 2018.05.31更新
村松真実

回答者
村松真実
看護師 心理相談員

ご質問

まとまりがない中、言葉を拾っていただき、ありがとうございます。

 

村松さんに頂いたメッセージとして、周りを気にしすぎ。また、言葉が足りないという点はそうかなと思いました。

 

そこから思い出したのですが、感情表現がとても苦手で、どうしたらいいのか分からなくなることがよくあります。

 

そのため、自分に関わる人に旨く伝えられてないことが沢山あるとも思います。彼にもよく怒られます。

 

両親、特に母とも昔から意思の疎通が取れず、怒られてばかりです。

 

言おうと思うと、怖くなり黙り、忘れて過ぎた感情や記憶に囚われてもいます。

 

他にもトラウマがあり、なんかの表紙に出て来てしまうと、抜け出すのに時間がかかります。

 

自分の存在意義も分からず、現実に集中できないためミスをするのかもとの思いに至りました。

 

自分に余裕がなく、なにか現実感が薄い毎日を抜け出し、しっかり生きることが今の望みです。

 

とりあえず、疲れも溜まっているので掛かり付けの心療内科に行くべきとは思うのですが。とりあえず、今の気持ちです。

 

▼前回のご相談はこちら▼

回答

返信ありがとうございました。

 

私の回答を読んで、ご自身のことを振り返ってくださったのですね。嬉しく思います。

 

・感情を表情に出す

・言葉を口にする

 

といったことへの苦手意識が強いのですね。

 

今までの心痛める体験が、余計に緊張を呼び起こしてしまっているようですね。

 

だから余計に、表情が硬くなるといった悪循環に陥ってしまう…それは苦しいですよね。

 

ですが、ご相談者さんは、自分の気持ちを我慢しながら、今まで頑張って生活を続けてきたのです。

 

誰かに依存せず、一人で頑張ってきた自分のことを認めてあげて欲しいと思います。

 

自律できること、それだけで十分に存在意義があることだと私は思います。

 

お母さまがなぜ、ご相談者さんに怒鳴るのか、その本意は聞いてみないと判りません。

 

ですが、ご相談者さんへの強い期待や、お母さま自身が抱える問題が背景にあるのではないかと思います。

 

つまり、ご相談者さん自身に問題があるわけではないのです。

 

親から繰り返し受けた言動や態度は、とても心を傷つけてしまいますが、多くは親自身に問題があるのです。

 

そのことを、心に留め置いていただければと思います。

 

また、言いたいことを言えない時は、「言葉にするよりも文章にしてみた」と前置きをして、自分の思いを相手に伝えることで、冷静になれることもあります。

 

相手は「話しの内容」よりも、相手の声のトーン、態度、表情、服装などといった非言語的コミュニケーションをより多く記憶するといわれています。

 

焦らず、落ち着いた態度と声で、書いてきた文書を読むことで、相手に真意が伝わりやすくなります。

 

また、自分自身も、事前に文字に書くことで、伝えたい内容をより洗練することができます。

 

うまく言葉にできない、緊張して相手に半分も伝えることができない方は、文字にして伝えることも一つの対策です。

 

ご相談者さんは、現実感が薄い毎日を抜け出し、しっかり生きることが今の望みなのですね。とても素敵なことです。

 

それを実現する方法の一つとして、休息を十分に取って欲しいと思いますし、自然に目を向けてみる、趣味にトライしてみるなども良いと思います。

 

周囲の人に意識を向けるのではなく、「今」に気持ちを向けてみるということです。

 

同時に、周囲の人に囲まれた自分を意識するのではなく、自分も周囲の人も世界の中の一部であるというイメージです。

 

気持ちの囚われも、同じように考えていくことで、お母さまの言動や態度も違うものに見ることができるようになっていくはずです。

 

過去は未来にはありません。

 

そして、悩み、苦しみながら、毎日を自律して生きるご相談者さんは、今、存在し、未来を創り出す役割を担っているのです。

 

まずは、疲れを癒して。そこから、ですね。

 

これからも応援させてください。

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