自分の性別がわからない…性同一性障害とは?

2018.02.11公開 2018.06.13更新
加藤たかこ

回答者
加藤たかこ
臨床心理士

ご質問

1私は性同一性障害かもしれないです。

 

時期は中学時代から今にかけて私は女性になりたい。なぜ女性じゃないんだろうと想い続けてきました。

 

2家庭環境は、祖父、祖母、父・弟で、父のて一つで育てられました。

 

4そもそも性同一性障害ってどんな病気なのでしょうか。

 

私は性同一性障害の疑いがあるのかどうか知りたいです。または知るためにはどのようなことをしたら良いでしょうか?

 

私が性同一性障害だったとき親にはどう納得してもらうか上手い話し合いの仕方とかを教えて下さい。

回答

初めまして。ご相談を頂き、ありがとうございました。

 

中学生時代からご自身の性について、疑問をお持ちになられていらっしゃってきたのですね。

 

投稿者様が育たれていらっしゃったご家庭はおじい様、お父様、弟さんと、男性の方が多かったようですが、お父様や弟さんとご自身は何か違うような感覚を持たれてきたのでしょうか。

 

もしかしたら身体の性としては唯一の女性であるおばあ様に、近いところをご自身としては感じてこられたのかもしれませんね。

 

ご自身が性同一性障害の疑いがあるかどうか?の他に、そもそも性同一性障害がどのような病気なのかを、知りたいとお考えなのですね。

 

性をどう考えるか?ということは、とても大きな問題ですよね。

 

NHK番組である『バリバラ』2017年12月10日放送回『LGBT温泉旅』では、男女の性をテーマに番組が繰り広げられていました。

 

投稿者様もご覧になられたかもしれませんね。

 

そこでは、性は本来男か女か?という単純な区分けでは捉えられないという前提で、お話が進んでいましたね。

 

番組内では『身体的な性』『心の性』『性的な指向としての性』にわけて、数直線上のどこに自分があるか?と、出演者たちはご自身を表現されていました。

 

もしも投稿者様も、同じ数直線でご自身を表現するとなったら、はっきりと黒白わけるように、「男」「女」と定められる感じなのでしょうか。

 

ご自身が性同一性障害の疑いがあるのか、と記述されている点で、もしかしたらバリバラの出演者たちと同じように、はっきり「ここ」とは区分けできない感覚を、お持ちなのかもしれませんね。

 

さて、性同一性障害とはどういうものなのか?とのことですので、ここではお医者さんが診断をする時の診断基準(DSM-Ⅳ-TR)について以下簡単に示しておきますね。

 

A. 反対の性に対する持続的な同一感がある。
(他の性である事によって得られると思う、文化的有利性に対する欲求だけではない)

 

B. 自分の性に対する持続的な不快感、または、その性の役割についての不適切感がある

 

C. その障害は、身体的に半陰陽を伴ったものではない
(半陰陽:生まれつき女性器と男性器と両方とも持った人)

 

D.その障害は、臨床的に著しい苦痛または、社会的・職業的または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。

 

正式な診断基準にはもう少し細かい項目が挙げられていて、A~D全てが当てはまる場合に、性同一性障害であるとされます。

 

また性同一性障害かどうかは、病院に行ってお医者さんの前でお話したり、血液検査をしたり…と様々なことをした上で明らかになります。

 

投稿者様が性同一性障害の可能性があるか、もしも明らかにされたいのであれば、精神科や心療内科、特にGID(=性同一性障害)外来がある病院を受診されることをお勧めします。

 

また性同一性障害であったとしても、ご自身としてどこまでのことを望むのかということは違ってきます。

 

身体的には何も手を加えなくとも、服装や髪形だけ女性のような感じにできれば満足という方もいれば、手術をして女性としての体を手に入れないと満足できない方もいます。

 

いずれにせよ、ご家族の方にご相談される時のポイントは、以下のようになるかと思います。

 

それは、
「投稿者様がとても大事な悩みを持っていて、ご家族にもぜひ一緒に考えてもらいたいと考えていること」、
投稿者様が「ご家族は投稿者様の悩みを、親身になって聞いてくれると信じていること」
を、言葉や態度で示すことです。

 

少しでも投稿者様の気持ちが軽くなっていただければ幸いです。応援しています。

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