障害があっても自立し、家庭を持ちたい…認められるためには?

2018.01.21公開 2018.06.07更新
加藤たかこ

回答者
加藤たかこ
臨床心理士

ご質問

発達障害の遺伝についてですが、再度両親に話してみると、

 

「自分達だって何かしら変わったところはあるから。」

 

「孫は可愛いだろうし、今の時代は療育がある。」

 

と、気が変わったようです。

 

ですが、両親よりも彼氏が気にしているようで、「遺伝する。」と、断言されました。

 

「100%でないから、本当に遺伝しないとは言えない。」と、言われました。

 

私は、甲状腺が悪く、その主治医に遺伝カウンセリングをすすめられたことがあります。

 

ですが、1回45分で一万円もかかるそうです。

 

何度も通う必要があるし、遠方で交通費も往復一回3000円いります。

 

それでも、受けるべきなのか悩んでいます。

 

仕事は、障害者枠の契約社員で、製造業です。

 

両親からは、まともな仕事じゃないと言われます。

 

両親の言うまともな仕事とは、一般枠で正社員、ボーナスありのことです。

 

仕事内容には、特に不満を抱くことはありません。

 

他にも障害者枠で働く方々がいます。

 

その人達や、私のことを、健常者の方や上司があれこれ噂します。

 

そこが辛いところです。

 

たまたま聞こえたのですが、盗聴器があったら、私らは差別で訴えられるかな。と言っていました。

 

月収は、少ないですが15万あります。

 

3万円を家に入れ、7万円を定期預金、1万円を純金積立にしています。
ですので、貯金はあります。

 

しかし、両親は「お金がもったいない」、「実家暮らしの人なんてその辺にいっぱいいる」、と言って、一人暮らしを許してくれません。

 

家事は毎日で、特に洗濯、食器洗いと片付け、シンクとお風呂掃除は欠かさずしています。

 

ですが、母に召し使いや居候などと言われるので、やりがいを感じません。

 

料理は好きなのですが、

 

「こんなもんを食ったらガンになる。」

 

「これで美味いと思っているのか?」

 

など言われるので、楽しくなくなってきました。

 

自己啓発や心理学に、自分を変えれば周りも変わる、と良く書いてはあります。

 

どれだけ努力すれば、どうすれば、自分を変えられますか。

 

とにかく自信がありませんので、今は自分はこれでいい、と思えません。すみません。

 

長文失礼しました。

 

前回の相談はこちら

回答

再度投稿頂きまして、ありがとうございます。

 

ご両親や彼氏に、遺伝の話しを再度されたのですね。

 

ご両親の反応が以前とは違うものであったことは、幸いでしたね。

 

けれどもご両親以上に、彼氏が心配されているとのこと。

 

投稿者様としても、折角勇気を出して再度言ってみたのに、というお気持ちになられてしまわれたでしょう。

 

その辺りは私としても残念に思うところです。

 

けれどもご両親の態度が以前と違ったように、彼氏の態度も色々な事情で今後、変わらないとは限らないですよね。

 

「いつの日にか子供を産みたい…」というお気持ちがあることは、とても素敵なことだと思います。

 

今回彼氏にご理解頂けなかったことは仕方がないこととして、またしばらく時間をおいて、どう伝えていこうか、再度お話しできればと思います。

 

また投稿者様は医師から、遺伝カウンセリングについて勧められたことがあるとのこと。

 

確かに金銭的な負担も大きいですし、そのことも考えると受けた方が良いのか、迷いますよね。

 

ただ普通のカウンセリング同様、遺伝カウンセリングでも相談者のご希望に合わせて、セッションの回数は設定してくれるところが多いようです。

 

つまり1回受けて、その次どうするかは受けてから決める、ということですね。

 

遺伝カウンセリングのメリットとして、投稿者様が知らなかった情報をたくさん得られるということが挙げられます。

 

またかつ、遺伝カウンセリングを受けようか迷っていて…という相談にも、事前にメール等で相談に乗ってくれる機関もあります。

 

まずはそういった、事前の相談を利用されてみるというのも、1つの方法かもしれませんね。

 

ところで投稿者様は、製造業のお仕事をされているのですね。

 

昨年度・今年度、製造業は業績が好調な企業が多いようですね。

 

堅実な職域を、選択されていることを思います。

 

さらに毎月の貯蓄額も、素晴らしいですね。

 

今はご両親も「お金がもったいないから」と1人暮らしに反対なご様子ですが、これもまた子どもを産む件と同じです。

 

いつ態度が軟化するかはわからないことでしょう。

 

投稿者様の目標として、「いつかは1人暮らしを」という気持ちは、持っておかれたら良いのではないかと思います。

 

その上、毎日家事の多くを担当されているとのことで、家事の方はいつお嫁にいくことになったり、1人暮らしをすることになったとしても、バッチリですね。

 

ただ召使のように扱われたり、せっかく料理を作っても「美味しい」と言って貰えないと、切ない気持ちになられるのは、当然のことです。

 

職場でも上司や同僚から噂されているのに、家でも罵られるような言葉を浴びる事が多ければ、中々ご自身のことを肯定的には捉えられないですよね。

 

けれどもそのような状況にあっても、「自分を変えていきたい」という前向きな気持ちを持たれているお姿には、本当に頭が下がります。

 

1つ提案の形になってしまうかもしれませんが、投稿者様は「ピアサポート」という言葉をお聞きになられたことはないでしょうか?

 

これはある苦手さを持つ仲間を、同じ仲間がサポートするという活動です。

 

投稿者様のお住いの地域でも、「発達障害」「ピアサポート」などの言葉で検索して頂ければ、ヒットするものがあるかと思います。

 

人は誰でも、「誰かのために」と生きる事で自分が役にたっていることを感じ、自信を得ます。

 

つまり、「誰かのために」と生きる事が、その人にとっての生きがいになるということです。

 

投稿者様の日々懸命にお仕事される姿や、ご苦労をされている話は、同じような境遇を持つ仲間にとってエネルギーになることが思われます。

 

また投稿者様の日々の工夫が、同じ仲間の困り感を解消することもあるでしょう。

 

もしかしたらそのような取り組みが、投稿者様にとって自信としての手ごたえを感じさせてくれるのではないか、と感じます。

 

もしよろしければ、検索してみて下さいね。
これからも投稿者様のことを応援しています。

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