【家族向け】うつ病初期の接し方とは?うつ病当事者の看護師が解説

2016.11.30公開 2018.11.20更新
 

大事な家族がうつ病かもしれないと感じたとき、あるいは病院に行ってうつ病と診断されたとき、戸惑う人がほとんどではないでしょうか。

 

きっと、「うつ病」という病名は知っていても、わからないことだらけだと思います。

 

具体的にどんな症状が現れるのか?

これからどんな経過をたどるのか?

家族として、どんなことをすればいいのか?

 

聞きたいことがあっても誰に聞いたらいいかわからない、そんなこともあるかもしれません。

 

そこで、私自身の患者・家族、両方の立場での経験を交えながら、家族がうつ病になったときにできることについて、3回に分けてお話ししてみたいと思います。

 

今回は、うつ病と診断される前後のことについてです。

 

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うつ病かもと思ったら…

一緒に暮らしていると、家族の異変に気がつくことがあると思います。

 

「眠れていない」「食事量が減った」「元気がない」

 

そんな、いつもとは違う状況に、「もしかしてうつ病では?」と思うこともあるかもしれません。

 

あるいは、本人から「調子が良くない」「何か変だ」などと言ってくることも考えられます。

 

そんなときに、まずできることを考えてみましょう。

 

まずは休養を勧める

調子が悪そうなのに、無理して会社や学校に行こうとする人もいると思います。

 

そんなとき、まずは休養を取るよう進めると良いと思います。

 

責任感の強い人は、「仕事に穴は開けられない」と休むことを拒否するかもしれません。

 

しかし、自身の健康を守ることが大切であること、心配だから休んでほしいということを伝えてみてください。

 

病院探しを手伝う

休養を取っても改善しなかったり、症状が長引いたりする場合は、精神科や心療内科の受診を検討したほうが良いでしょう。

 

精神科と言っても、小さなクリニックから大きな病院まで、いろいろなタイプのものがあります。

 

うつの症状があるときに、これらの中から自分で選ぶことは難しいこと。

 

「こんな病院があるけどどう?」と提案してみたりして、病院探しや受診の予約を手伝うと、本人はとても助かることが多いです。

 

受診に付き添う

病院を決めて予約をして、いざ受診となると、抵抗を感じる人も少なくありません。

 

精神科の受診自体が初めてで、緊張することもあるでしょう。

 

もし1人で行くことに不安があるのであれば、受診に付き添うのもひとつの方法です。

 

信頼している家族が一緒であれば、少しは安心につながったりします。

 

また、本人が医師にうまく話ができないときに、代わりに家族が症状を伝えることもできます。

 

私も実際に、家族がうつ病になったとき、初診からしばらくは付き添いましたし、私が受診するときも付き添ってもらったことがあります。

 

自分の受診に付き添ってもらったとき、待合室で診察を待っている間はとても心強かったです。

 

初診は特に抵抗を感じやすいですから、可能であれば付き添ってみると良いでしょう。

 

小松亜矢子

元看護師のフリーライター

自衛隊中央病院高等看護学院卒。22歳でうつ病を発症し、寛解と再発を繰り返し今に至る。自分自身のうつ病がきっかけで夫もうつになり最終的に離婚。夫婦でうつになるということ、うつ病という病気の現実についてもっと知ってほしいと思い、ブログやウェブメディアを中心に情報発信中。

小松さんのインタビュー記事はこちら

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