
新人看護師はストレスだらけ…すぐできるストレス解消法をベテラン看護師が解説
リセットの時間を作る
落ち込む気持ちを引きずると、仕事でのパフォーマンスに影響が出ることもあります。
そのために、落ち込みを感じたら、なるべくすぐに、「リセットの時間」を取ってあげてください。
今、感じている「気持ち」と「思考、考え」「身体の感覚」を意識的にリセットするのです。
状況をみながらですが、ほんの数分間でできる方法を紹介します。
できるだけ一人になれる場所を探してやってみるといいでしょう。
簡単リセット方法
肩幅に足を開いて、スッと背筋を伸ばします。
いつまでもその姿勢が保てるくらいの安定した姿勢を取ってください。
その時に、「よし!」とか「できる!」と声をかけ、軽く手をたたくなど、程よい気合を入れる。
慣れてきたら、短い時間でできるようになってきます。
もし、イメージが難しい場合は、深呼吸に意識を向けるだけでも、気持ちが安定してきます。
落ち込みを「適切に」振り返る
仕事がすべて終わったら、落ち込んだ時のことを書き出してみるのもひとつです。
2.その時の具体的な「気持ち」(自分を責める気持ちと一緒に感じた気持ちなど)
3.その時の「考え」や「思い浮かぶ事柄」
4.その時の「身体の反応」(めまい、頭や肩が重い、動悸、手が震えた、など)
書き出すと、その時の気持ちもクリアになり、続けることで、自分の苦手な状況や、緊張する場面、自分の思考のクセ、その時の行動が見えてきます。
「思考のクセ」と「行動」は、意識をすると変えることができると言われています。
同じような場面や身体反応、気持ちが沸き上がった時には、リセットの時間とともに、思考と行動を意図的に意識してみると、今後に活かせそうな、望ましい行動が見えてくるかもしれません。
「真似すること」の効果
落ち込むときは、自分の苦手な場面が多いと思います。
その時は、苦手な事柄を克服するきっかけにもなります。
それが、看護のスキルでも、誰かに何かを伝えるようなコミュニケーションの場面でも、意識の持ち方や態度でも、自分が苦手とするところが得意そうな先輩や同僚をよく観察して、「真似」をしてみてください。
行動や言動の「真似」を繰り返すと、それが習慣化されて自分でもスムーズにできるようになってきます。
「自分を変えて、できるようになる」と思うとなかなか難しいですよね。
だから、まずは「真似をする」こと。
いちいち公言しなくても、ひっそりと、それが得意な誰かを真似してみてください。
きっとあなたのスキルとなってきます。
バーンアウトを防ぐために
最後に、落ち込んだことがあっても、「今日は○○ができたから、私はOK」と、自分にOKを出せるところを毎日5つ以上探して、褒めてあげてください。
できるだけたくさん見つけて毎日続けていくと、肯定感が上がり自信につながってきます。
このOKは、どんなに小さなことでもいいので、たくさん挙げてみましょう。
例えば、実施したケアは、手技がスムーズにできなかったとしても、「準備物はすべて揃えることができたからOK」「患者への説明はしっかりとできたからOK」といった具合です。
これは、できないところに意識がいきがちな新人でも「できたところ」に目を向ける習慣が付くことで、自己肯定感を強めることができます。
また、一つのケアを完璧に「できた」、「できない」と評価するのではなく、ケアの過程で「できたところを認める」ことにもなります。
完璧を求めずに自分を認めることができるようになると、バーンアウトを予防することにも繋がります。
また、毎日続けると看護師を続けていく自信にもなってきます。
さいごに
「落ち込んだ自分を元気づける」ストレス解消法は、いかがでしたでしょうか?
プロだからこそのプレッシャーの中で大切なことは、「自分で気持ちをコントロールでき、自分を認めて成長できる」ことだと思います。
落ち込んでもいいし、イライラしても嫌な気持ちになってもいいのです。
それを自分でコントロールしながら看護を楽しみ、長く充実した看護師人生が歩めることを、心から応援します。
- 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
- 本記事は2016年12月20日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。