カウンセリングはただのおしゃべり?カウンセリングの活用方法や留意点をご紹介
このコラムを読んでくださっている方の中には、今よりも楽になりたい、明るくなりたい、自分を好きになりたい、という方が多いのではないでしょうか?
理想の自分に出会いたい…
違う生き方をしてみたい…
この悩みから解放されたい…
そう思う人はきっと多くいます。でも、それをどうやったら絶対に実現できるか、明確な答えはどこにも載っていません。
あれこれ悩んで、正しい回答が得られない現実に直面し、また1つ辛さを感じることもあるかもしれません。
例えば、
よりよい人生を求めてせっかく行動していたのに、挫折感や孤独感が増してしまうこともあります。
心の専門家によるカウンセリングとは?
そんな時に知っていただきたいのが、心の専門家によるカウンセリングです。
カウンセリング、と言っても具体的に何をしてくれるのか、何を相談してもいいのか、あまりイメージがわかないかもしれません。
というのも「他者に話を聞いてもらう」という行為はとても単純なものであるかのように捉えられがちだからです。
しかし、カウンセリングというのは、日常生活からかけ離れた利害関係のない第3者に話す、という新しい体験です。
この非日常性が、安心を感じながら自分自身と向き合い、なんでも自由に話すことを可能にします。
そして、その経験を通し、今まで知らなかった自分や本当の欲求と初めて出会い、悩みを根本的に解決できる方法を見つけていきます。
「おしゃべり」ではなく「特殊な対話」
カウンセリング手法には様々な種類がありますが、よくあるカウンセリングの流れは、下記のとおりです。
・ 1回目に自分自身についてと困っていることについて話す
・2~3回目に専門家が問題の成り立ちを分析し、説明を受けてそれについて話し合う
・その後、問題を解決するためのプランを一緒に考え、心理的サポートを受けながら実行していく
カウンセリングにおいてよく不安に思われてしまうのが、「専門家の考えを押し付けられないか」や「おしゃべりで終わらないか」ということです。
しかし、カウンセリングは、ご利用されている方に一番の重きを置き、その方が悩んでいることを軽減・解決することを目標とします。
なので、ご利用されている方のペースやご意見はとても大切にします。また、カウンセリングでの会話は、ただのおしゃべりではなく「特殊な対話」です。
悩みを紐解き、新しい気づきを促す
実は、悩みの成り立ちというのは様々な理論や生物学的な特徴、環境、性格から紐解いていくことができます。
専門家は対話の中で、そういった専門知識を活かしながら悩みを分析し、説明します。そして、カウンセリングをご利用されている方に
「ああそれが引っかかっていたんだ」
「確かにこれを変えれば状況は変わるかもしれない」
というような新しい気づきを促していきます。
ただ、解決方法がわかっても実際に行動を起こすことはとても難しいので、失敗してしまうこともあります。
そんな時も専門家は常にあなたに寄り添いながら、また一緒に新しい解決法を考えていきます。
カウンセリングの留意点
留意点は、カウンセリングは、どうしても専門家の色が出てしまうものだということです。
なので、最初から自分に合った専門家に出会うことはできないかもしれません。「違うな」と思ったら無理をせず新しい専門家を探すことも重要です。
あくまでご利用されるあなたが、一番よい体験をできる、ということを優先してください。
また、カウンセリングでは、お薬を処方することはできません。なので、お薬を使いたい時は、精神科にかかってください。
さいごに
1人で悩むことは孤独でとても時間がかかってしまうことがあります。
家族や友人に話しても、きちんと理解してもらうことができないことがあります。
漠然とした不安や、憂うつな気持ちを抱いていたり、苦手な人・ことがあったりしませんか?
専門家に話すことで解決方法がわかったり、気分が軽くなったりして、今よりも楽に生きることができるようになるかもしれません。
- 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
- 本記事は2017年7月14日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。