親離れ時期の子どもの接し方!5つのポイントをチャイルドカウンセラーが解説

2017.07.20公開
 
シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
104
LINEで送る
共感
104
お気に入り

前回お伝えした、親離れ時期でもある、小学校中学年(3,4年生)の発達と特徴に引き続き、今回は小学校中学年(3,4年生)の子ども達との接し方のポイントをお話します。

 

親離れが始まる時期に、親としてやるべきことを理解して、日頃の生活にいかしてほしいと思います。

 

 

親離れ時期の子どもとの接し方とは?

依存・甘えを受け入れる

精神的に自立し始めたと言っても、まだまだ親への依存心、甘えたい気持ちはあります。子どもが寂しい・甘えたいサインを出しているときは、十分に満たしてあげてください。

 

子どもの寂しい、甘えたいサインの例として、

 

・登校しぶり

・頭痛・腹痛などの体調不良が続く

・頻繁にトラブルを起こす

・子どもの頃のクセの再発

・集中力が減って、テストの点が突然下がる

・落ち着きがなくなり、情緒が不安定になる

 

などなど、他にもたくさんあります。

 

この頃の依存や甘えは「ごく自然なこと」だと認識して、求められればスキンシップや、じっくり話を聞く時間を作るなどして甘えを受け入れてあげてください。

 

甘えが満たされると安心して、再び自立へと向かっていきます。

 

逆に、「それくらい自分で何とかしなさい」と突き放したり、甘えが満たされずにいると、自立できずに親にしがみつくようになることがあります。

 

興味や関心を持つ

そんなこと?と思われるかもしれませんし、自分では興味や関心を持っているつもりでも、子どもには意外と伝わっていないこともあります。

 

子どもの学校生活や友達に興味や関心を持って、学校での様子をよく聞いてあげましょう。

 

「学校では何をしたの?」

「今日はどうだった?」

「それで、どう思ったの?」

「休み時間は何して遊んだの?」

「今日の給食は何だったの?」

 

など、いろんな質問をして、子どもの話を聞きましょう。

 

その際は、親の主観や判断はあまり必要ありません。最初は上手く答えられなくても、続けていけば、自己主張の練習にもなります。

 

質問されて話を聞いてもらえた体験、理解してもらえた体験が受け入れてもらった安心につながります。

 

関心を持ってあげることで、子どもは「親の知らない世界を持っていること」を親が肯定してくれているのだと理解し、安心して自立へ向かっていけるのです。

 

自我を鍛える質問を

いろんな場面で、親が勝手に決め付けずに、「あなたはどう思うの?」「どうしたいの?」という質問を投げかけるようにしましょう。

 

例えば、

 

子:「今日学校でね、○○さんが○○さんにひどいこと言ったの。」

親:「ふ~ん、そうだったんだ。それで、あなたはどう思ったの?」

 

子:「来週から水泳教室があるんだって。やりたい子だけやれるみたい。」

親:「へ~、そうなの。それで、あなたはどうしたいの?」

 

自分で決める練習を積むことで、「自分から決定し行動できる」という自我の強さを育みます。

 

一度立ち止まって考えることで、自分の気持ちを整理することにもなり、感情のコントロールの練習にもなります。

 

また、自分に問いかけてくれていることは、親が自分を受け入れ信じていてくれるという安心にもつながります。

 

比較をさける

周囲との比較はできるだけ控えましょう。この時期の子ども達は、他人との比較で頭がいっぱいです。これは、発達段階上、必要な事なので仕方がない面もあります。

 

しかし、親がさらに比較して、「あの子は良くできるのに、あなたはどうしてできないの?」などと、「どっちが良くて、どっちが悪い」とようなことを言うと、自分の中の劣等感が強くなってしまいます。

 

自分に対する強い劣等感をごまかすために、周囲をバカにしたり、見下す行動が増えたりします。

 

結果的に、友達がころころ変わったりと安定した関係を築く事ができなくなります。

 

この時期に人間関係を上か下かで見るような人間観が育ってしまうと、後々とても苦労することになります。

 

子どもの主張を認める

仲間と過ごす中で、ケンカしたり、言い争ったりすることもあると思いますが、そんな時は、一方的にどちらが悪いと決め付けずに、

 

「ケンカはお前のせいじゃない。」

「あなたの言いたいことはよくわかった。」

「お前の言うことも一理ある。」

 

と、子どもの主張を認める対応を心掛けてください。

 

誰か一人が悪者になる必要はないのです。

 

この頃の子ども達にとっては、ケンカも大切な役割を持っていて、相手を受け入れたり、反発したりしながら、一人で他者と交わる術を学んでいるのです。

 

 

まとめ

この時期の子ども達は、学校や仲間たちとの間でたくさんの経験を通して、自立に必要なスキルを身につけようと頑張っています。

 

ほとんどの子ども達は特に意識せずに、自然にこの時期を通り過ぎて行きます。

 

しかし、中には劣等感が強く育ちすぎて、仲間が作れなかったり、甘えが満たされずに、安心して自立の準備ができない子がいます。

 

ここでも、親として一番大事なことは、「子どもを信じて待てるか」、という一点だけです。

 

子ども達は自立の準備をはじめているのですから、どんなに寂しくても親も「子離れ」の準備を始めましょう。

 

今までより少し離れて、「見守る姿勢」へと親自身も成長していくことが大切です。

 

一人で社会に立ち向かってういこうとしている子どもの背中を温かく見守っていきましょう。

 

 

【執筆者】

佐藤真由美 チャイルドカウンセラー

詳しい情報・お問合せはこちら

LINEバナー
シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
104
LINEで送る
共感
104
お気に入り

関連記事