障害者雇用は給与が低いけど、QOLが向上して本当に良かった
障害者枠で就職してよかった3つのことは?
①定期的な収入がある
それまでは短期間での離職を繰り返していたので、本当に生活が安定していませんでした。
そこから脱却し、今では少額ですが毎月貯金ができるようになりました。
まとまったお金があるという安心感から、旅行へ行ったり、働く前は描けなかった将来のビジョンも描けるようになりました。
また、休日気軽に外に出かけるようになって知り合いが増えました。
全体的にQOLが向上して本当に良かったと思います。
労働で得たお金で好きなことができるというのは、心の安定に繋がります。
②社会保険の確実な支払い
以前、私はお恥ずかしいながら、国民健康保険は何とか自力で払えていましたが、年金が払えずに猶予申請を出したこともあります。
現在は会社員をしているので、健康保険料と年金は天引きなので支払いは楽になりました。
また、健康診断やインフルエンザの予防接種を受けることができて、身体のメンテナンスが出来るようになりました。
自分で自分の医療費を守るということは大人として当たり前のことですが、ようやくそれが叶い誇らしい気持ちでいっぱいです。
今後も維持できるようにしていきたいです。
③家以外に日中過ごす場所ができた
快適とは言えませんが、在籍し続ける努力をしていれば追い出されない雰囲気が会社にはあります。
それが何よりの安心感に繋がります。
無職の時期は、家でひとり鬱々としていたので、居場所があるというのはありがたいと感じております。
また、自分の業務でお礼を言われたりすると働いていて良かったと思えますし、社会の役に立てているという自負を感じます。
無職の時期はクラウドソーシングでライティングをやっていましたが、やり取りがチャットの所為かお礼を言われても心に響きませんでした。
加えて案件が続かなかったり、依頼先が潰れたりして長時間同じ人と一緒に働くことができませんでした。
それを踏まえると、会社で働くことは業務上の人間関係がある程度固定されているので、良いコミュニケーションを積み上げていけば成果が出ると考えております。
障害者枠で就職してイマイチだったこと
給与が低い
1つ目は、入社前に分かっていたことですが、同世代の平均年収と比べて給与が低いことです。
あまり難しい仕事をしない分、それに見合った収入しか得られません。
私の例でたとえると、実家暮らしなら良いですが一人暮らしはできないといった収入を頂いております。
私としてはもっとバリバリ働きたいですし、できることなら業界最先端の技術に携わりたいと考えていおります。
ですので、専門性を磨きキャリアアップして稼げるようになりたいです。
また、実家を出て自立するという目標もあるので、現職でそれが難しかったら転職も視野に入れています。
同僚の障害の症状が重い
2つ目は、同僚の障害の症状が重いことです。
私は障害で会社に迷惑をかけないよう、苦手なコミュニケーションについての本を読んだりカウンセラーに相談したのち、必ずアウトプットを心がけています。
しかし、同僚なかにはいろいろなタイプの人がいます。
・仕事に文句を言う意識の低い人
・自分の障害への理解度が低い人
その方と待遇が同じなのは、正直言って納得できません。
そのため、休日も仕事関連の資格の勉強や読書をして、業務に活かせるよう工夫しています。
読者に伝えたいこと
稼ぎたいと考えている方には、正直なところ障害者雇用は向いていないと思います。
高い専門性を持つ人も、最初は雑務から入るので同様に合いません。
反対に、職歴がボロボロの人は安定して働けるという経験が積めるので良い選択肢です。
自分の体調、病院とよく相談をして、キャリアを築いて頂ければ幸いです。
- 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
- 本記事は2019年1月27日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。