自己否定がやめられない原因や克服法!良い口癖を精神保健福祉士が解説
「私ってダメな人間だ」「もう終わりだ」「生きていてもしかたがない…」
など、自己否定的な気分から抜け出せないことはありませんか?
このような思考から抜け出すにはどうしたらよいのでしょうか?
今回は、自己否定がやめられない原因とその克服方法について、考えてみたいと思います。
自己否定の5つの口癖・言葉
「あーあ、暇だな」
心の中に、虚無感、空虚感の感情がある時に出る言葉です。
時間があってのんびりできることは、本来良いことのはずですが、「時間を持て余して、何をしてよいかわからない」とつい口をついて出ることがあります。
また、
「本当はやることがいろいろあるはずなのに、思考がまとまらず、何をすればよいかわからない」
という状態の時にも、この言葉がでる時があります。
あーあ、暇だな…という口癖を繰り返していると、だんだん
「暇→つまり、私は、必要とされていない」
と、更に自己否定的な感情につながることがあるので注意が必要です。
「無理、できるわけない」
自分の能力を否定する言葉です。
「自分には無理」と自分の能力を自分で限定して、挑戦の意欲を失ってしまっている状態の時に出やすい言葉です。
誰もやりたくないような仕事、嫌がらせで押しつけられた仕事、本当にできない仕事の場合は、勿論、断ってよいし、断る力も必要です。
しかし、自分の成長につながりそうな仕事を「無理」「できるわけない」と否定的に考えてしまうのは、成長の機会を逃してしまいそうで勿体無いですね。
「もうダメだ、終わりだ」
問題解決の方法が見いだせず、どうしてよいかわからない時に出る言葉です。
思考停止状態に陥りそうな時、または敢えて、思考を停止したい時に出やすい言葉でもあります。
「疲れた…消えたい」
心身ともに疲弊して弱っている時に、出やすい言葉です。
誰でも頑張って働いた後は疲れますので「疲れたー」と感じますが、「疲れた、ゆっくり休みたい!」ではなく、
「疲れるから、こんなに苦しい人生を、もう終わりにしたい、消えたい」
というのは、ちょっと危険な状態です。過労、睡眠不足が極まっている時に出やすい言葉でもあります。
「私なんて…いない方がよい」
「私なんて…生まれてこなければよかった」
「私なんて…この世にいても仕方がない」
「私なんて…」
自分の存在に価値を見いだせない、自己否定感情が高まっている時に出やすい言葉です。
いじけて拗ねている時、「そんなことないよ」と言ってほしくて、愛情を引くために言う場合もあります。
しかし、愛情を与えてもらえない、人生に絶望しているような状況で、この言葉が出て来るのは要注意です。
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- 本記事は2019年1月9日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。