パニック発作の前兆、症状、再発防止策って?看護師&心理相談員が解説

2016.07.07公開 2017.06.19更新
 
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パニック発作って、どんな時に起こる発作なのか分からない」

「パニック発作の前兆はあるの?」

 

そんな疑問を持っている方も多いと思います。

 

実はパニック発作の症状は、誰もが危険や不安を感じた時に生じる生理的反応の一つでもあるのです。

 

そこで今回は、パニック発作の前兆について、心の専門家に解説してもらいました。

 

 

パニック発作の3つの前兆とは?

まずパニック発作は、前兆なく起こる可能性があります。

 

起こした本人も、なぜ発作を起こしたのかわからず、その発作の苦しさだけが、心に残ります。

 

その記憶に残った苦しさが、

 

「また発作を起こすのではないか」

「次の発作を起こしたら、本当に死んでしまうのではないか」

 

と、発作に対する恐怖と結びつきます。

 

そして、パニック発作は、精神的緊張が高まる場所や出来事があると起こりやすくなります。

 

例えば、

 

○トンネルやエレベーターなどの狭く薄暗い場所

○満員電車や雑踏、駅やデパートの中

○会議で意見を求められた、プレゼンを任せられた

 

などの場所や出来事は、「こんな時に発作を起こしたらどうしよう」と不安を感じさせますよね。

 

そんな、誰もが不安を感じる場所で、

 

「発作を起こしても、誰にも見つけてもらえないのではないか」

「発作を起こして大失敗したらどうしよう」

 

といった予期不安や恐怖が、パニック発作を引き起こしてしまうのです。

 

 

パニック発作の症状とは?

パニック発作の症状は、急激に強くなり、治まるときも急速に治まり、検査をしても体に異常は見つかりません。

 

しかし、本人は「このまま死んでしまうのではないか」と思うほど、つらくて強い自覚症状を感じています。

 

例えば、

 

○急に冷汗が出る

○体が震え、手足がしびれる

○激しい動悸、脈拍が早くなる

○胸が苦しい、胸が痛い

○呼吸困難感、窒息しそうな感じ

○自分が自分ない感じがする

○そのまま、自分がどうにかなってしまうのではないか

 

などの心と体の症状が起こり、さらに症状が強くなると過呼吸を起こし、意識を失うこともあります。

 

体に異常がないため、発作を見慣れた周囲の人は、「また発作だ」と感じてしまいますが、本人にとっては死ぬほどつらい身体症状と不安の中にいるのです。

 

 

パニック発作の再発を防ぐには?

初めてパニック発作を起こしたときは、これといった前兆がないことが多いようです。

 

しかし、パニック発作を起こした場所を訪れるだけで、パニック発作を起こした苦しさを思い出し、心の緊張が高まり、パニック発作を起こしやすくなります。

 

そのため、

 

○メンタルクリニックを受診し、適切な治療を受ける

○不眠を避け、体調を整える

○不安を感じる場所や乗り物に無理をしていかない

○出がけるときは、一人になることを避ける

○自立訓練法を覚え、自分が落ち着く状態を体で覚える

 

などを通して、「自分は大丈夫」「同じ状態は起こらない」と思えるようになったら、更に行動範囲を広げていきます。

 

 

さいごに

パニック発作は、前兆なく起こることもありますが、必ず収まる発作です。

 

「必ず収まる」と信じて、できることから対処していきましょう!

 

 

【執筆・監修】

村松真実 看護師・心理相談員

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