恋愛の執着を捨てる方法4選!執着の心理とは?臨床心理士が解説
恋愛と執着、3つの例
「別れを告げられたが、受け入れられず、ずっと拒み続けている」
「好きな相手に振り向いてもらうために何度も連絡したり、贈り物をしてしまう」
「相手以外絶対に考えられないと思ってしまう」
思いをよらぬ別れを告げられたときや、勇気を出した告白が伝わらなかったとき、悲しんだり、落ち込んだり、時に怒りを感じることもあるかもしれません。
このようなショックをうけることは当たり前のことです。
しかし、過度に相手の反応に期待してしまっている場合は、執着している可能性があります。
執着すること自体が悪いことではないですが、自分や相手がつらい気持ちになる場合は手放したほうがよいのかもしれません。
恋愛は「手放す」とうまくいく?
恋愛に執着してしまっているとき、相手に対し、
「怒り」「焦り」「妬み」「悲しみ」
などネガティブな感情を向けているかもしれません。
人はネガティブな気持ちを向けられたとき、意識的・無意識的にその対象から避けようとします。
つまり、執着すればするほど相手は離れていくことが考えられます。
もし、そんな気持ちを手放すことができたら、何か違う展開が生まれるかもしれません。
なにより自分の気持ちが楽になりますね。
恋愛における執着の捨て方4選
今の自分に目をむけてみる
過去の恋愛や、今後の恋愛の方向性、相手のことについて考えすぎて「今のあなた」が疲れてしまっていませんか。
今の自分を充実させることで気持ちもポジティブになり、自然と執着心が離れていくかもしれません。
いつも通りの生活をする
相手のことばかり考えてしまって、自分の生活がおろそかになることがあるかもしれません。
気持ちが落ち込んでご飯がのどを通らない、なんてこともあるのではないでしょうか。
そんなときでも、いつもと変わらないリズムでいつもと変わらない生活を心がけることが大切です。
そうすることで、気持ちが落ち着き、あなたらしさを取り戻すことにつながります。
相手と自分の線引きをする
恋愛に執着しているとき、相手のことをまるで自分のことのように考えてしまっているのかもしれません。
相手には相手の考えや生活があり、自分にも自分の考えや生活があります。
どんなに好きでも「他人」なのです。
気持ちに線引きをしながら配慮する気持ちを忘れないことが大切です。
カウンセリングを受ける
もし同じような苦しい恋愛を繰り返してしまうときは、自分自身の考え方や生き方などが関係していることがあります。
また、今までの傷ついた経験など未解決な心の問題が隠れていることもあります。
カウンセリングを通して、心を整理することで、執着の手放し方が見つかるかもしれません。
さいごに
恋愛とは、きれいなことだけでなく、様々な感情を巻き起こします。
それもまたスパイスであり、2人の関係に必要な場面なのだと感じます。
ただ、自分が執着してしまっているのかも、と気づいたのであれば、それは、自分自身や相手との関係を見つめなおすチャンスなのかもしれません。
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- 本記事は2019年2月4日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。