障害をオープンにした就職活動。ゴールは内定ではなく働き続けること
【書いてくれた人】
年代:50代
性別:男性
双極性障害
うつでこれから仕事探しをしようとしている読者の皆さんへ。
「オープンで探したほうがいいの?」
「クローズで探したほうがいいの?」
「どんな媒体で探したらいいのか?」
など、迷われる方もいらっしゃると思います。
私の体験をお話しさせて頂きます。少しでも参考になれば幸いです。
オープン?クローズ?とその理由
障害を持つ人の就職の場合、
・障害のあることを企業に明らかにして就職するオープン就労
・企業に隠して就職するクローズ就労
があります。
オープンの場合のメリットは、就業後も体調面を企業側が配慮してもらうことができるなど、働きやすい環境で仕事ができ、結果その職場へ定着できる可能性が高まることが挙げれます。
一方、デメリットとして受け入れてもらえる企業や求人数は、まだ多いとは言えず、クローズ就労に比べて企業や求人の選択幅が狭くなることです。
クローズの場合は、企業や求人の選択幅は広がりますが、仕事中にうつが再発した場合にも会社にも話せません。
また、判明した場合、企業によれば体調面を正直に申告しなかった事で、退職に追いやられることもあり得ます。
私の場合は、条件(年収等)と求人数の事を考えて、クローズを選択しました。
仕事を探す上で気をつけたポイント
なんといっても、自分自身の体調と言えると思います。
オープンであっても仕事する以上は、ある程度のパフォーマンスを要求されますし、体調が良くない状態で面接を受けても内定を得ることは難しいと考えるからです。
体調の判断は、自分自身の感じ方だけではなく、家族や主治医の先生の意見を聞くことも重要です。
転職の目的は、内定を獲得することではなく、新しい会社で継続して勤務することである、と私は思うからです。
- 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
- 本記事は2019年2月10日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。