見守っている人は必ずいる。自分なりの社会復帰の一歩を

年代:31歳
性別:男性
自閉症スペクトラム(社会不安障害)・うつ状態・対人恐怖症

このコラムを読んでくださる人の中には、

「うつも治ってきたし、そろそろ仕事に復帰しようかな」

と考えている人もいるかもしれません。

 

あなたは休職していた職場に復帰し、また一から出直そうと考えているか、あるいは会社を辞めてインターネットを使って働く(テレワーカー)といった選択肢を検討されていることと思います。

 

でも、本当に今の状態で会社に復帰してもいいのでしょうか?

 

それとも自営して自分の特技を活かした仕事をし始めてもよいのでしょうか?

 

仕事復帰のタイミング。一緒に考えてみましょう。

 

仕事復帰のタイミング

仕事に復帰したいという気持ちは私自身も経験したことがありますので、気持ちはわかります。

「金銭面が不安で、早く復帰してお金を稼がないと。」

という気持ちが強かったというのがありました。

 

でも、それは間違いだったことに後々気づきました。

 

あまりにも自分が焦りすぎてしまい、仕事に復帰したらまたうつが酷くなり、休職し退職までしてしまったという悪い典型。

 

つまり、体調の事を考えずに行動してしまったのが原因だったのです。

 

うつはしっかりと治療を継続し寛解の状態にしないと、仕事復帰は難しいという事になります。

 

まず本当に仕事に復帰したいと思うようになったら、うつが寛解状態になっているか医師に診てもらい、診断書を書いてもらいましょう。

 

次に人事担当や産業医と相談し、仕事内容のプランを一緒に考えていきましょう。

 

出勤の時間、勤務出来る日時、仕事内容を一緒に考えて、より良いプランが出来て、出社OKのサインが出たら、少しずつ試験的に出社していきましょう。

 

いきなりフルタイム勤務をしなくていいのです。

 

ゆっくりと負担をかけていき、焦らないで仕事をするというのが、再休職せずに勤務を続けられる事のできる一歩なのです。

 

シェア
ツイート
ブックマーク
  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年1月29日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。