断り方失敗例3選・丁寧な断り方の3つのコツとは?精神保健福祉士が解説
丁寧な断り方の3つのコツ
上手に断るには、ポイントがあります。ポイントを押さえつつ、丁寧な返事をできるように心がけましょう。
①残念な気持ちを伝える
「願ってもないお話ですが…」
「せっかく声をかけていただいたのに…」
「ぜひお受けしたいのですが…」
など、前向きな気持ちがあることを伝えましょう。
また、「残念ですが、次の機会によろしくお願いします。」と伝えると、明確にノーと言わなくても断ることができるので、便利です。
②断る理由を伝える
「他の業務があり、納期までに仕上げられないので」
「予定を合わせることができないので」
など、できない理由を伝えるようにしましょう。
ただできないことを伝えるよりも、相手が納得しやすくなります。
③相手にとってのデメリットを伝える
「お受けできるかわからない状況で、お待たせするわけにはまいりませんので…」
など、相手にとってのデメリットを伝え、やんわりと断る言い方もあります。
プライベートな誘いの場合にも、「時間に間に合うかわからないから、今回はやめておくね。」など、使いやすいと思います。
断る理由を言いたくないときは?
「大変残念ではございますが、○○のためお受けできません」
と、断りたいとき、ビジネスの相手やそこまで親しくない相手には詳しく理由を話したくないこともありますよね。
そんなときは理由の代わりになる言い回しを覚えておくといいでしょう。
「急なさしつかえができて…」
「家庭の事情で…」
など、嘘ではないけれど、広い意味でとらえられる言葉が便利です。
きっぱりと断りたいときには?
いろんな前置きをしていると、こちらが断っていることに気づいてくれない方もいらっしゃると思います。
仕事相手からプライベートな誘いがしつこく来たときなど、なるべくきっぱりと断りたいこともあるでしょう。
そのときは「言い切る」ことが大切です。
「ご期待には沿えません」
「そのお誘いにはお応えしかねます」
など、はっきり意思表示をしてもよいかと思います。
さいごに
うまく断れないことに思い悩むのは、相手との関係を壊したくないという気持ちがあるからです。
断るのはあくまでも申し出に対してであり、相手を否定しているわけではない
ということが伝われば、何かを断ったからといって関係が悪化することはないと思います。
もしうまく気持ちを伝えられなかったとしても、きちんと信頼関係を築いていれば後からフォローを入れることもできます。
自分の意思や気持ちを伝えることを恐れずに、ノーと言えることが望ましいと思います。
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- 本記事は2019年2月28日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。