失恋が辛い…仕事へ影響を出さない5つのコツとは?臨床心理士が解説
まさか、あんなに好きだった恋人と別れるなんて…。
結婚も考えていたのに、もう二度と会うことも話すこともできない…。
失恋はとっても辛いですよね。
「失恋」をテーマに取り上げた様々な映画や物語があるとおり、失恋の苦しみは人類共通の悩みであると言えます。
そこで今回は、失恋の辛さを仕事に影響させないためのコツについてご紹介していきます。
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「失恋の辛さ」3つの視点とは?
もしこの文章を読んでいる、あなたが失恋でとても苦しんでいるのなら、
頭が真っ白になって、何も考えられない…。
息も苦しくて、手足は冷たい…。
呼吸は浅く、胸が苦しい…。
と、心も辛い上に、体中の筋肉が固くなり、こわばり、時には痛みを感じることもあるかもしれません。
心が痛むほど体も痛む
どうして心だけでなく、身体も痛いのでしょうか?
失恋した方々を対象に、“元彼(彼女)”の写真を見てもらい、脳の反応を調べる調査が行われたことがありました。
その結果、写真を見る、つまり失恋の辛い苦しみを感じると、肉体的な痛みを感じたときに活動する脳の領域が活性化するといったことがわかりました。
つまり、“親密である相手から拒絶される心の痛み”を受け取ったあなたの脳は、その痛みを
“身体が痛みを感じている”
と解釈しているのです。
心が痛めば痛むほど、“身体が痛い!”と脳が理解するのです。不思議なものですね。
ストレスホルモンの影響
また、失恋が辛い原因の1つに“恋愛中の幸せホルモン”の存在が挙げられます。
恋愛中はドーパミンとオキシトシンという「幸せホルモン」が大量に分泌されます。
驚くべきことに、この幸せホルモンが放出されている脳内の状態は、コカインを使用した時と非常に類似していることが近年の調査で明らかになりました。
つまり、恋愛によって得られる幸福感はコカインと同じくらいであり、依存性もとても強いのです。
では、失恋するとそのホルモンはどうなるのでしょうか?
今度は失恋により、コルチゾールとアドレナリンという「ストレスホルモン」が大量に分泌されます。
これらの物質によって、肩こりや頭痛といった筋緊張が発生し、身体的な痛みに悩まされることとなるのです。
つまり、失恋による精神的・身体的変化は、
・コカインと同レベルの幸福感を手放すことになる
・心の痛みが継続的な身体的痛みとして認識される
・ストレスホルモンによって頭痛などの痛みが引き起こされる
と言い換えることができます。
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- 本記事は2019年4月5日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。