うつ病の再発を予防するには?3つのポイントを看護師&心理相談員が解説

2016.07.30公開 2017.07.04更新
 
シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
15

うつ病の症状が良くなっても、「また悪化してしまわないか」と心配になっていませんか?

 

うつ病は、体の傷が治るように、目に見えて治るプロセスが見えないため、治ったかどうかのはっきりした基準がわかりにくい面があります。

 

また、うつ病は再発しやすい病気であることもわかっています。

 

そのため、人間関係や職場の環境が変化した時や、大切な人を失う体験をきっかけに、うつ病が再燃・再発する可能性もあります。

 

そこで今回は、うつ病の再発を予防するために、大切なポイントをこころの専門家に解説してもらいました。

 

 

抗うつ薬は自己中止しない

抗うつ薬と休養などにより、うつ病が回復期に向かうと、お薬を飲み続けることが、逆に回復を妨げているように考える患者さんやご家族の方もおられます。

 

しかし、抗うつ薬は効果が出現するのも時間がかかるように、終了する際にも少量ずつ時間をかけて行うお薬になります。

 

そのため、治ったと自己判断して中止してしまうと、環境の変化や人間関係のストレスになどで負荷がかかった時に、うつ病が再発・再燃することが起こります。

 

うつ病が良くなり、社会復帰を果たし、普通に生活している場合でも、仕事の内容や環境が急激に変化することに不安を感じる時もあると思います。

 

その場合も医師と相談し、定期的に通院などを定期的して、うつ病の再発兆候を早めにチェックしてもらうことも、再発予防に効果があります。

 

 

必要以上に頑張りすぎてうつ病を再発

うつ病で長期休養をし、周囲の人に迷惑をかけた分、社会復帰を果たしてから、必要以上に頑張りすぎ、心身ともに疲弊してしまい、再発する方も少なくないのが現状です。

 

まじめで、自分のことよりも、仕事や他人のことを優先しがちな傾向にある方は、病気で迷惑をかけたことに責任を感じやすいようです。

 

その結果、仕事や人間関係のストレスを抱えこみ、生活のリズムを崩し、心のバランスを壊していくケースがしばしば起こります。

 

 

心に疲労がたまりやすいことを理解する

うつ病は「心が出したサイン」と考えると、うつ病を発病する前と同じ方法で、仕事や人とのストレスに対応しても、同じように心が悲鳴を上げますし、再発した場合にはもっと治りにくくなります。

 

「自分は心に疲労がたまりやすい体質」であることを理解して、生活リズムを極力崩さず、疲労がたまったと感じたら、休息とリフレッシュを十分にとることが、再発予防につながります。

 

また、うつ病が再発しやすいことを、あなた自身が、そして家族を含めた周囲の方にも理解してもらうことが大切です。

 

うつ病になる前に戻ったように見えても、ダメージを受けた心が以前と同じような体力に戻るのは長くかかるものです。

 

これは、手術をした傷が年単位で、寒さや疲れで“古傷が痛む”のと同じことです。

 

心は見えないために気が付きにくいですが、大きな病気をした後のように、徐々に心を社会の環境に慣らしていくことが、再発予防になります。

 

 

まとめ

うつ病の再発を予防ための対策は、

 

①通院やお薬を勝手にやめない 

②必要以上に頑張りすぎない

③心の疲れがたまりやすい体質であることを知る

 

になります。

 

そして、あなた自身が心を許せる友人や医師・カウンセラーなどに気持ちを吐き出すことや、心がリラックできる方法をいくつも持つことも、うつ病を再発しないための方法です。

 

あなたが過ごしやすい場所を見つけてみましょう!

 

 

 

 

【執筆者】

村松真実 看護師・心理相談員

LINEバナー
シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
15

関連記事